多治見市議会 > 2001-11-28 >
11月28日-02号

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  1. 多治見市議会 2001-11-28
    11月28日-02号


    取得元: 多治見市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-31
    平成13年 12月 定例会(第6回)議事日程平成13年11月28日(水曜日)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 報第10号  専決処分の報告について 第3 認第3号   平成12年度多治見市一般会計歳入歳出決算の認定について 第4 認第4号   平成12年度多治見市南姫財産区事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第5 認第5号   平成12年度多治見市交通災害共済事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第6 認第6号   平成12年度多治見市土地取得事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第7 認第7号   平成12年度多治見市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第8 認第8号   平成12年度多治見市駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第9 認第9号   平成12年度多治見市営住宅敷金等特別会計歳入歳出決算の認定について 第10 認第10号  平成12年度多治見市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第11 認第11号  平成12年度多治見市老人保健事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第12 認第12号  平成12年度多治見市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第13 認第13号  平成12年度多治見市平和土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第14 認第14号  平成12年度多治見駅北土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第15 認第15号  平成12年度多治見市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第16 報第11号  平成12年度多治見市基金の運用状況に関する調書の提出について 第17 報第12号  平成12年度多治見市継続費精算報告書の提出について 第18 認第16号  平成13年度多治見市交通災害共済事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第19 議第94号  多治見市一般廃棄物埋立税条例を制定するについて 第20 議第95号  多治見市土岐川観察館の設置及び管理運営に関する条例を制定するについて 第21 議第96号  多治見市立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例を制定するについて 第22 議第97号  政治倫理の確立のための多治見市長の資産等の公開に関する条例の一部を改正するについて 第23 議第98号  多治見市印鑑登録証及び印鑑登録証明書の交付の特例に関する条例の一部を改正するについて 第24 議第99号  多治見市生活安全条例の一部を改正するについて 第25 議第100号 多治見市分担金徴収条例の一部を改正するについて 第26 議第101号 多治見市介護保険条例の一部を改正するについて 第27 議第102号 多治見市営住宅管理条例の一部を改正するについて 第28 議第103号 多治見市都市公園条例の一部を改正するについて 第29 議第104号 多治見市駐車場条例の一部を改正するについて 第30 議第105号 平成13年度多治見市一般会計補正予算(第5号) 第31 議第106号 平成13年度多治見市下水道事業特別会計補正予算(第1号) 第32 議第107号 平成13年度多治見市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) 第33 議第108号 平成13年度多治見駅北土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号) 第34 議第109号 市道路線の廃止について 第35 議第110号 市道路線の廃止について 第36 議第111号 市道路線の廃止について 第37 議第112号 市道路線の認定について 第38 議第113号 市道路線の認定について 第39 議第114号 市道路線の認定について 第40 議第115号 市道路線の認定について 第41 議第116号 市道路線の認定について 第42 議第117号 市道路線の認定について 第43 議第118号 市道路線の認定について 第44 議第119号 市道路線の認定について 第45 議第120号 市道路線の認定について 第46 議第121号 市道路線の認定について 第47 議第122号 都市基盤整備公団による都市公園施設新設工事の施行に係る同意をするについて 第48 休会期間の決定   (第2 質疑、第3から第15まで 質疑~委員会付託、第16及び第17 質疑、第18から第47まで 質疑~委員会付託)           --------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり           --------------------出席議員(27名)         1番    石田浩司君         2番    各務幸次君         3番    斉藤 潔君         4番    若尾円三郎君         5番    加藤信弘君         6番    宮嶋由郎君         8番    岡田智彦君         9番    山口満秋君        10番    伴野誠治君        11番    山本勝敏君        12番    井上あけみ君        13番    水野由之君        14番    中山勝子君        15番    中道育夫君        16番    市原博嗣君        17番    増本喜代光君        18番    松浦文雄君        19番    富田正幸君        20番    若尾靖男君        21番    東山順次君        22番    春田富生君        23番    二和田美枝子君        24番    水野忠勝君        25番    木全迪昭君        26番    松永 務君        27番    森 寿夫君        28番    三宅 昇君           --------------------説明のため出席した者の職氏名        市長          西寺雅也君        助役          江口賢治君        収入役         長江松男君        教育長         岡田幸三君        教育参与        長谷川哲君        理事兼企画部長     國友宏俊君        総務部長        酒井孝志君        環境経済部長      河村宏三郎君        健康福祉部長      伊藤正司君        都市計画部長      荒川康利君        建設部長        坂崎 敏君        水道部長        深谷幸作君        消防長         鵜飼信尊君        病院事務部長      本田欣男君        監査委員事務局長    伊藤治徳君        都市計画課長      纐纈崇治君        駅周辺開発課長     原 国夫君           --------------------職務のため出席した事務局職員        事務局長        坂崎裕生        書記          高橋明夫        書記          玉野和道        書記          鈴木貴宣           -------------------- △開議    午前10時00分開議 ○議長(若尾靖男君) これより、本日の会議を開きます。           -------------------- △第1 会議録署名議員の指名 ○議長(若尾靖男君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において、6番 宮嶋由郎君、8番 岡田智彦君の両君を指名いたします。           -------------------- △第2 報第10号から第47 議第 122号まで ○議長(若尾靖男君) この際、日程第2、報第10号から日程第47、議第 122号までを一括議題といたします。           --------------------                 〔議案掲載省略〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) これより質疑を行います。 最初に、報第10号 専決処分の報告について、質疑はありませんか。 23番 二和田美枝子君。 ◆23番(二和田美枝子君) 松枯れが急速に進み、各地でこういった撤去の必要性が生じています。今回は市の職員による損害に対する賠償と思うわけですけれども、質問の一つは、今回駐車していた車への予測ができなかったのはなぜかということと、事前に、木を切る場合には周囲に安全確保をして作業をしやすい状態にすることが必要ではなかったかという点です。また二つ目に、最近、地域の団地内では、市の方針により、町内の役員の人たちが公園周辺などは松枯れの伐採をするようにという指導を受けているそうですけれども、もしこのような事故などの発生に対しての補償、そういうものは市が持つのか、あるいは地域の町内が責任をとることになるのかという点、二つ御答弁願いたいと思います。 ○議長(若尾靖男君) 建設部長 坂崎 敏君。 ◎建設部長(坂崎敏君) まず予測はできなかったのかということと、安全確保でございますが、一応当然そういったことは考えながら作業はいたしております。しかしながら、今回特に予測できなかったといいますのは、普通、木はある程度倒す方向を定めて切ることができるわけでございます。しかしながら、今回の松の木というのが相当枯損木、要するに枯れてから期間がたっておったため、切ったときに予測した方向以外の方向へ倒れてしまったというようなことがございまして、私どもは今後、特に松枯れの木等の処分をするときには、ロープ等で引っ張りながら必ず安全確認を再々度行い実施するように注意もいたしておりますので、今後はこういうことのないように一層努めたいと思っておりますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 それからもう一つ、公園周辺に対しては町内で切るようにという指導がなされているというふうに御発言があったわけでございますが、私どもはそのような指導はいたしてはいないと思いますので、ただ、ある程度地元で協力をしていただくということはあるのかもしれないと。ただ、切っていただくというふうの指導はしておりませんので、その点は御理解を賜りたいと思います。 ○議長(若尾靖男君) 23番 二和田美枝子君。 ◆23番(二和田美枝子君) 松枯れの木を切るのも、大変予測がつかない、安全確保が大変なものだということはよくわかりました。ですけれども、今、部長さんがおっしゃったような、地域に切ってほしいというようなことを言っていないとおっしゃいましたけれども、例えば私の住んでいる地域でも、今は市からそういうことが来ているのでということで、もう既に公園周辺の松枯れは自分たちで切って、その木を干すような形で置いてあるんですけれども、例えばお正月のどんど焼きのときに使えばいいからということで、ごみに出さずにそういうふうに保管しているわけです。多分35区ばかりじゃなくて、ほかの地域でもそのような状況は生まれているんじゃないかなと思うんですね。ですから、もし木を切るようにというような考え方がないんであれば、やはり一律にしていただかないといけないし、あそこはやりそうだから頼むとか、そういうことでは困るので、そこら辺ですね。それから、もし本当に切ってもらうような方策があるのならば、やはり予測し得ない事故に対してはどうしていくのかという考え方もちゃんと持ってもらわないと、住民も安心して協力することができないということになるわけですね。ですから、その辺をもう一度再度、この指導というのはどこから行っているんですかね。地域へ、松枯れとか、そういうものの木の伐採をしてほしいという指導というのはどこから行くんですかね。建設部じゃないと思うんですけれども、ひとつその辺をお尋ねします。 ○議長(若尾靖男君) 建設部長 坂崎 敏君。 ◎建設部長(坂崎敏君) 地域の方で処分をしてくれというふうの形の依頼というのは、地元でやってもらわなきゃいかんよというような形の依頼はしてはいないと思います。特に道路につきましては、当然危険でございますから建設部で対応しておりますし、特別所有者がわかって、確実にこちらで処分できるものについてはするわけなんですが、所有者がわからない場合、さらには所有者の同意を得なければできない場合等について、地元の方の御協力を得るということはあろうかと思います。 ○議長(若尾靖男君) 23番 二和田美枝子君。 ◆23番(二和田美枝子君) 最後に確認しますが、ということは、公園の周辺の松枯れですとか、枯れているような樹木に対しては、区とか町内では特に管理をしなくてもいいというふうに判断すればよろしいということでよろしいですか。 ○議長(若尾靖男君) 都市計画部長 荒川康利君。 ◎都市計画課長(纐纈崇治君) おっしゃるとおり、公園管理の方で処理をさせていただくということで御理解をいただければよろしいかと思います。 ○議長(若尾靖男君) 28番 三宅 昇君。
    ◆28番(三宅昇君) この作業をやっていらっしゃったのは、市の職員の方か業者の方ですか、どっちですか。 ○議長(若尾靖男君) 建設部長 坂崎 敏君。 ◎建設部長(坂崎敏君) 道路河川課の直営の作業員でございます。 ○議長(若尾靖男君) 28番 三宅 昇君。 ◆28番(三宅昇君) この事案は、いずれにしてもえらいお粗末な事案だと思いますよ。ひとつ注意をしてやってもらわんといかんと、こういうことを申し上げておきます。御答弁はよろしい。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、認第3号 平成12年度多治見市一般会計歳入歳出決算の認定について、質疑はありませんか。 13番 水野由之君。 ◆13番(水野由之君) 一般会計の決算について、大きく4点ほど質問をさせていただきます。 第1点目は、決算書の作成について。この間、議会の中でも、決算について、12月議会ではなくて9月議会にしてほしいというような要望が出されていましたが、今回も12月決算ということになっているわけですけれども、この間どのような検討をされてこられたのか、まず第1点お伺いをしておきます。 二つ目は、利子割交付金の今後の見通しといいますか、本年度の問題点も含めてお聞きをしたいと思います。先々回の議会でもお聞きしましたが、利子割交付金が12年度に3倍に増えているということについて、それが補正予算で計上されてきたというようなこともありまして、その見通しについてはできなかったというようなことで御答弁をいただいているわけですけれども、今後県からの連絡といいますか、通知が事前に早目になされていくような対策がとられたかどうかということをお聞きしたいと思います。 それに関連して、利子割交付金ですので関連として質問いたしますけれども、今後、郵便貯金の関係で公社化なり民営化という話もいろいろと討論されているわけですけれども、地方行政に対してそのような論議がどのような影響を与えるのかという点について情報が入ってきているのかどうか、わかる範囲内でお答えください。 三つ目は、監査委員会の審査意見書の中で、経営意識の必要性という項目が提起されておりますけれども、その中で太平公園駐車場の問題について詳しく御報告をいただきたいと思います。太平公園の駐車場の場所は、福祉センターの北側の駐車場のことなのか、あるいはその周辺の駐車場のことなのか、だれの駐車場で、どういう経緯で賃貸契約の実情になっているかということを御報告ください。 それから緊急雇用特別対策費の関係ですけれども、12年度緊急雇用対策を大きく三つほど事業をなされたわけですけれども、それぞれ観光マップ、それから環境マップ、それから学校の要援助児童に対する支援、この三つが大きくあったと思いますけれども、それぞれ雇用対策としてどのような成果があったかお示しください。 それから最後に、バランスシートが今年提起されたわけですけれども、バランスシートの、簡単に言って見方といいますか、何がわかったのか、そのポイント的な解説についてわかりやすくお示しください。 以上4点ほどお伺いします。 ○議長(若尾靖男君) 総務部長 酒井孝志君。 ◎総務部長(酒井孝志君) まず最初に、決算の9月議会の要望ということで、これまで確かに議会からもお伺いしておるわけでございますけれども、今回も12月になったということで、どのような検討をしておるかというようなお話でございますけれども、一つは、今回、先ほど御質問がございましたバランスシートを初めてやったというようなことがございまして、なかなか時間的に難しいというのが一つございます。決算統計の事務自体が7月いっぱいかかってやるわけでございますし、その後、交付税の時期もございますし、それから新たにこういったバランスシートあるいは成果報告書といったような内容を詰めてまいっておりまして、期間的に9月に持ってくることは今のところ難しいかなというふうに思っておるところでございます。 それから利子割交付金につきまして、2点目に御質問でございますけれども、先ほど御質問の中にもございましたように、また冒頭、提案説明の中でも申し上げましたように、3倍ほど増えて、この予測ということでございますけれども、実際に地財計画をも上回る実際の交付額があったということで、この見通しというのは、実際に交付されてみないとわからない点が正直ございまして、県から何とか早く情報が得られないかというような御質問でございますけれども、これにつきましても実績額でもってその交付額が通知されてまいりますので、そこら辺を読み取りながら、以後の見通しをどう立てるかということでやらざるを得ないというのが実情でございます。 それから郵貯の関係で、我々の地方行政にどのような情報が入っているかということでございますけれども、これにつきましては、過日、国会の方で審議された内容が、まだ詳しく読んでおりませんけれども、手に入っておる程度でございます。 それから最後に、バランスシートのことでございますけれども、バランスシートにつきましては、これまでの昭和44年以降の財産につきまして、これは総務省の考え方、つくり方に基づきまして今回つくらせていただいたわけでございますけれども、財産・資産につきまして、資産あるいは負債ということに分けまして計上させていただいたものでございます。その中身ということでございますけれども、ここで上げてございます額につきましては、一般会計の普通会計ベースということで掲げておりまして、それの蓄積の部分ということでございます。それから土地の有形固定資産につきましては、取得原価の累計額であるということでございます。そして、資産の減価償却を差し引いて評価するというような形で盛っておりますし、負債といたしましては退職・給与引当金ということで、年度内に退職する分を除いて、その年度末に全員が退職したという想定のもとで計上しておるということでございます。そういったことでございまして、ここに上げましたように、資産の合計が 1,113億 8,000万ほど、負債の合計が 309億 8,000万ほどで、差し引きの 803億 9,000万ほどが正味資産の合計ということでございますが、これにつきましては補助事業等で国庫支出金あるいは県支出金のあった部分につきましてここに掲げておりまして、その差し引きの結果が一般財源の額というような形で正味資産を表しておるということでございます。個々の中身につきましては、細部にわたるわけでございまして、後で御質問があればお聞きしたいと思いますが、とりあえず見方としては、そのような見方で見たらどうかということでございます。ただ、まだバランスシートを導入しているところが少ないということで、他市との比較がなかなか難しいということ、それから本年度初めてだということで、私どもの市にとっても前年比較というのが難しい等のこともございまして、またこれから徐々に研究しながらそこの中身について調べていきたいと、あるいは御提示したいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(若尾靖男君) 都市計画部長 荒川康利君。 ◎都市計画課長(纐纈崇治君) 御指摘の駐車場でございますけれども、2ヵ所ございまして、1ヵ所がちょうど福祉センターの市道を挟んで反対側のところ、それからもう1ヵ所が踏切を渡った西側のところになってございます。この契約の相手方に対しまして、平成13年度、今年の4月でございますが、契約を結ぶ際、実勢価格との乖離が非常に大きくなっているというようなことを説明いたしまして、来年度以降の契約につきましては見直しをしたいという旨を伝えてございます。今後こういった中身につきまして、契約の相手方と協議を進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(若尾靖男君) 環境経済部長 河村宏三郎君。 ◎環境経済部長(河村宏三郎君) 観光マップと環境マップについてのお尋ねでございますが、観光マップにつきましては観光客の出入り調査をさせていただいております。それから環境マップにつきましては、この事業は11年度から開始しておりまして、環境マップの作成の案を完成しております。13年度につきましてはインターネットの公開を予定しております。 御承知のように、この緊急雇用対策の事業でございますが、民間のNPOの委託事業であることと、それから委託事業内容の範囲が教育・文化・福祉・環境・リサイクルなどの緊急に実施する必要性が高いものが想定されておる。さらには、新規の雇用を発生することと、就業を生じる効果が高いものであるということでございまして、緊急雇用対策の事業先につきましては、財団法人日本環境財団に委託しておりまして、下請といいますか、シルバー人材センターを活用させていただいているということでございます。12年度につきましては 1,590人の雇用を創出いたしました。それから11年度につきましては 1,150人でございました。それから申し遅れましたが、観光マップの方でございますが、延べ70人の雇用を創出しました。ということでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(若尾靖男君) 教育長 岡田幸三君。 ◎教育長(岡田幸三君) 教育委員会の方では指導員配置事業を実施いたしました。具体的に言いますと、市之倉小学校、それから北栄小学校の2校に指導員を1名ずつ配置をしたということございます。これは、雇用の機会をできる限り設けるという観点から半年契約としまして、延べ4人の指導員を配置しました。人数的には少ない人数でございますが、雇用機会の拡大には少なからず影響があったのかなあというふうに感じております。 ○議長(若尾靖男君) 13番 水野由之君。 ◆13番(水野由之君) まだ答弁漏れがありますので、観光マップの報告が先ほど一つありました。細かくは、また委員会で聞いていただければいいと思いますが、つまり事業委託先と直接雇用にかかわった費用、人数は今報告がありましたので、費用がどれぐらい直接雇用の人件費として要ったのか。それから事業委託というのか、民間会社あるいは民間事業、あるいはNPOであっても幾らそちらへ要ったのか、その辺のところだけひとつわかれば教えてください。 それから9月決算は、なかなか時間がなくて資料もつくりにくいという説明だったんですけれども、愛知県の中の市町村は大体おおむね9月に決算を済ませているわけですよね。歳入歳出も含めて一応処理できるという範囲内でやっているわけなんで、多治見市だけがどうしてなかなかできないのか。その辺のところはちょっと理解できませんので、これはとりあえず要望にさせていただきますが、来年度からはバランスシートも含めてでき上がる事務能力ができたわけですので、ぜひとも9月決算にしていただくように要望だけしておきます。 それから利子割交付金についても、同じようになかなか見込みをつけるのは難しいということですけれども、歳出の関係では、行革、削減、効率化というようなことでどんどん施策が進められるわけですけれども、歳入について、全体的に大きくなりつつも、しかしながら安定的な収入確保というようなことについて、どうもまだちょっと努力が足らないんではないか。単に収納向上で、税金を、言葉は悪いですけれども納めていただく努力だけは一生懸命するんですけれども、行政としての安定的な収入確保をどうするか。税源移譲も含めてどうするかというようなことについて、まだまだ努力が足らないんではないかというようなことを思いますので、利子割交付金だけにかかわらず、あるいは郵便貯金関係だけにかかわらず、歳入構造の構造改革というものをどうやって進めるのか、何かお考えがあれば一つだけお聞かせください。 それからバランスシートについては、そういうことだろうというふうに思いますが、さらにわかりやすく、先ほど他県の比較というようなことも言われましたので、多分資料をお持ちだろうと思いますが、決算委員会の中で資料を、とりあえず参考資料としてわかる範囲内で、これも要望として出しておきたいと思います。以上です。 ○議長(若尾靖男君) 総務部長 酒井孝志君。 ◎総務部長(酒井孝志君) 御質問の中で歳入構造のことについて、歳入の安定的収入確保の努力が足りないのではないか。歳入構造をどう考えるかということでございますけれども、御指摘の収納対策は別にいたしまして、その他の譲与税交付金等につきましては、私どもが予算を編成いたしますときによりどころにいたしておりますのが、これまでの実績と、それから地方財政計画で掲げております伸び率を参考にして、しんしゃくして計上しているというのが現状でございます。おおむね地財計画に合っているものもあれば、先ほど申し上げました利子割交付金のように、特別な事情があってなかなか結果としての読みが見えにくい、見通しが立ちにくいというのも中にあるのは現実でございます。現在のところ、歳入不足になるというのは我々財政担当として非常に困ることでございますので、ある面ではかためになっておるかもしれないんですけれども、地財計画を参考にしながらやっていかざるを得ないかなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(若尾靖男君) 環境経済部長 河村宏三郎君。 ◎環境経済部長(河村宏三郎君) お尋ねの観光マップの内訳でございますが、契約額は 354万 9,000円のうち、約 120万が民間会社の方に委託した部分でございます。環境マップの直接雇用の経費でございますが 1,284万 3,000円でございます。以上でございます。 ○議長(若尾靖男君) 23番 二和田美枝子君。 ◆23番(二和田美枝子君) それでは、私は第1決算ですので、細かい点については明日の第1決算で行いたいと思いますので、今日は、市長さん、この平成12年度決算についてですが、財政緊急事態宣言の中で、この決算について、政策的な経費であるとか、そういうものが十分に機能されたとか、そういった評価ですね、市長さんの御見解をまずお伺いしたいと思います。 それから今回の財政資料は、従来の決算書以外に成果報告書が詳細に報告されたこととか、決算カード、バランスシートなどが添付されたということで、今までの資料の内容から言えば、かなり評価できるところまで到達してきているというふうに思っております。ただ、私は今年度から始まった政務調査費でこのたび武蔵野市へ行政視察させていただいたわけです。この武蔵野市ではオンブズパーソン制度は導入していないそうですが、この武蔵野市へ行って大変びっくりいたしましたのは、市民に対して十二分に説明責任を果たしているような財政の報告書が配布されているわけなんですね。しかも、武蔵野市のバランスシートということで、これは11年度のものなんですけれども、次の年の議会の中に間に合うような、平成12年の11月には既に平成11年度版が配布されているわけです。多治見市の場合ですと、「のぞいてみよう 多治見の台所」という、これは非常にわかりやすく書かれていると思うんですけれども、例えば11年度が2001年の6月に配布されているわけですね。そうすると、こういうような内容の資料が議員のもとには手に届かずに議会で決算の審議をしなきゃいけないという状況になっています。今、水野議員さんが9月にできないかというようなお話もありましたが、そうすれば確かに予算の中に反映できるんじゃないかなという気もしますけれども、時期的にもし12月であったとしても、こういった市民あるいは議員にも十分に理解できるような資料配布が用意されるべきではないかということを思うわけです。 例えば武蔵野市のバランスシートというのは、先ほど言いました総務省、自治省方式のバランスシートとはちょっと異なっておりまして、自分のところで市民の皆さんがどう理解できるかという点を大変考慮した内容になっています。発生主義会計に基づく会計情報のあり方を、行政評価システムへの情報提供とか、長期計画や予測制度への情報提供、そしてバランスシートの作成という三つのステップで分けて考えているそうです。そういう意味で、今回の総務省の内容で積み上げていきますと、固定資産の額がこちらの方が大きくなるということも指摘されているわけなんです。というのは、実在しないような、決算統計の普通建設事業費には会計上の資産とならないさまざまなものも含まれてしまうという欠点が指摘されています。ですから、本当に市民にわかりやすく提供するためには、若干バランスシートの方式を改善する必要があるんじゃないかということを思いますが、どうかという点ですね。武蔵野市は、目的、それから固定資産の評価額、他団体に支出した補助金、負担金により形成された固定資産、また固定資産の表示方法や、貸し倒れ引当金とか市税等の未払い金、こういうものをバランスシートの中で自治省の方式と武蔵野市の方式は違うというようなことなんかも詳しく説明をして理解できるようなものになっています。今回のバランスシートの目的ですとか、そういうものが資料の中には全然添付されていないわけですね、例えば多治見市の場合には。ですから、今までの貸借対照表とこのバランスシートがどんなふうに意味があるのかとか、そういうことというのは全くわからないということで、これだけやったよという、事業を評価するのはそちらの勝手だよというような内容の資料になっちゃっているわけなんです。ですから、こんな分厚い資料じゃなくても、武蔵野市のバランスシートの説明書のこれだけの内容で十分に市の会計バランスというのが本当によくわかるわけなんです。そういう点で、まだまだ研究余地があると思うんですが、その点はどのように考えているかお伺いします。 それから連結貸借対照表についてなんですけれども、連結の貸借対照表をもう既につくっているわけなんですけれども、この連結の貸借対照表のいいところは、各財政援助出資団体の資産・負債・正味財産等を明らかにしながら公的サービスのチェック機能を果たしている点なんですね。ですから、オンブズパーソンはさっきいないということを言いましたけれども、既に出資しているところの資産内容ですとか財政内容を一目瞭然に連結決算が明確に表しています。ですから、本当の意味の市の体力がどれぐらいあるかということがよくわかるんです。例えば、うちも行政改革大綱でどんどん現業の部分を委託化しようという動きがありますね。そういう動きの中で、財政の方は全然そういう努力がされていないなということを思うんです。ですから、そういうことを進めていくならば、当然、多治見市が出資している団体も一つの財産ですので、そういうものをどのように市民に公開していくかということをお伺いしたいと思います。 それで最後ですが、市民税の落ち込みとともに、市税の不納欠損の件数が10年度に比べて約2倍なんですね。長引いた不況の影響が年々こうした決算報告の中にもはっきりしてきていると言えます。そういう点で、雇用対策、福祉援護対策など強化が必要ではないかと考えておりますが、市長さんに見解をお聞きすると最初に言いましたけれども、その辺も含めて、最近の多治見市の状況についての見解をお伺いして終わりたいと思います。 ○議長(若尾靖男君) 市長 西寺雅也君。 ◎市長(西寺雅也君) 財政緊急事態宣言をいたしまして、ちょうど本年度で5年ということでございますが、地区懇談会等でもお話し申し上げておりますが、平成12年度の決算に表れました各種の財政を表す指標につきましては、平成9年度が非常に悪い状況から考えますと、12年度に至ってようやく危機的な状況だけは脱したのかなということを考えておりまして、これは市民の皆さんにも、職員につきましてもいろんな努力をしていただいた結果だというふうに思っているところでございまして、また一方で政策的な事柄というのは非常に多岐にわたりますし、たくさんございまして、13年度では新しい5次総に基づきまして実行計画をつくり、着実にそれを実施していこうという体制を整えたわけでございますけれども、平成12年度につきましても、今、多治見市が取り組まなければならない課題について、十分とは言えませんけれども、予算をつけて実施してまいったというふうに今評価をしているところでございます。以上です。 ○議長(若尾靖男君) 総務部長 酒井孝志君。 ◎総務部長(酒井孝志君) 市民の方に対します決算等の説明について、例えば「のぞいてみよう 多治見の台所」のように、そういったものを早くということでございますけれども、例えば「のぞいてみよう 多治見の台所」につきましては、市民の皆様方によりわかりやすく御報告するというような形で工夫をいたしておるわけでございまして、これを同時期に御提出するのが望ましいとは思いますけれども、これもちょっと厳しいかなというふうに思っております。 それからバランスシートの改善につきまして、他市比較も含めまして武蔵野の例を挙げていただきましたけれども、今回、先ほども申し上げましたように初めての試みだということでございまして、三つ目の連結決算の明確化、そういったことについてもどう考えておるかということでございますが、ともにあわせまして、今後改善すべきところがどういったことがあるのか、あるいはどうしたらわかりやすくお示しできるかというようなことを今後一つずつ詰めていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(若尾靖男君) 環境経済部長 河村宏三郎君。 ◎環境経済部長(河村宏三郎君) お尋ねの雇用対策についてでございますが、県の方では既に雇用対策本部を設置しておられます。したがいまして、多治見市も雇用対策の設置を考えておりまして、関係課による対策本部を設置したいというふうに計画をしております。 それから各種の調査、先ほども観光マップ、環境マップのあれがございましたが、調査ものによる雇用の創出ができないかということも検討していきたいというふうに思っています。それから、さらには雇用の増大につながるような、13年、14年にかけての産業振興施策の策定を進めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(若尾靖男君) 23番 二和田美枝子君。 ◆23番(二和田美枝子君) 御答弁ありがとうございます。 「のぞいてみよう、多治見の台所」の部分については、市民向けにつくったということで、若干遅れるという総務部長さんの御答弁でしたが、一回つくればある程度形は決まってくるんじゃないかと思うんですよね、こういうものというのは。ですから、ある程度もう少し、せっかくよくできていますので、ぜひ検討していただいて、やはり議員も特に会計のプロフェッショナルという方ばかりではありませんので、はっきり言って市民の代表という形ですので、そういう意味で、こういうわかりやすい資料が十分提供されて、初めて議会での市のそういう決算に対する審議ができるんではないかということを思いますので、ぜひ来年以降、検討していただきますようにお願いをしておきたいと思います。 ○議長(若尾靖男君) 総務部長 酒井孝志君。 ◎総務部長(酒井孝志君) 先ほども申し上げましたように、今年つくったからということで、あとスムーズにいくのでないかというような御指摘でございますけれども、現実には決算数値を用いておりますものですから、数値的にきちんと固まった上でやらなければいけないというようなこともございまして、私はそう簡単にはいかないだろうというふうに思っております。ただ、例えば昨年度ですと、研修の一環として若手の職員から見た形ということで示させていただいたわけですけれども、そういった形ですれば市民の方にもわかりやすいだろうということで試験的にやり始めたところでございまして、それにつきましても、今、12年度決算についても現在緒についた段階であるというところでございまして、実際に作業を進めるとなりますと、御指摘の同時に出すというのは甚だ難しいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(若尾靖男君) 1番 石田浩司君。 ◆1番(石田浩司君) まず3号冊の方の市町村台帳についてちょっと質問をさせていただきますけれども、まず経常収支比率の方が78.3%に下がったということで、どんどんどんどん下がっていくという状況にありますけれども、これは利子割交付金の方がたくさん返ってきたということで、本当でしたら81.5%ぐらいの経常収支比率になるんじゃないかということですけれども、行革の中では70%台まで持っていかれるというような目標が立ててあるわけなんですけれども、私はもうこの80%というようなラインで、このあたりでとめてもらうと。要するに、経常経費の方にお金が、例えば職員給与が高過ぎるとか、そういった形のお金をもう少しつけていただいて、ソフトの部分で行政側は施策を行っていくというような話というのは執行部の方としては考えてみえないのかどうなのか。建物をつくっていくということだけではなくて、ソフトの部分で多治見市は充実しているんだよというような話ができていかないのかどうなのか、これをひとつお伺いいたしたいと思います。 それと、人件費の方ですけれども、今回も49億ということで、9年間ずうっと職員の給料は下がってきております。職員の給与といたしましても、ラスパイレスの指数というのがあるわけなんですけれども、それももう 100を切って98とか、そういったような状況にあるわけなんですけれども、そのあたりの執行部の見解、これ以上もっと下げていかれるのか、それがやっぱり可能なのかどうなのかということ。 もう一つお聞きしたいのは、義務的経費、その他の物件の経費というのは下がっております。今回は多治見中学と三の倉の焼却場ということで、投資的経費が30億ぐらい上がっております。このあたりの状況について、執行部の考えをお聞かせ願いたいということが三つ目。 そして、財政力指数が毎年毎年下がってきておりますけれども、行革の中でいろいろ削減をしているわけなんですけれども、そのあたりは財政力指数には反映をされていかれないのかどうなのか、そこをお聞きいたしたいということを思います。 あともう一つ、決算委員会がこれまでずうっとあったわけなんですけれども、予算を審議する場所は各委員会に付託するということですけれども、こういった大きな多治見市の予算を決めていく予算委員会というのも設置をしていただけないか、それが可能なのかどうなのかお聞かせください。 ○議長(若尾靖男君) 市長 西寺雅也君。 ◎市長(西寺雅也君) 予算委員会を設置していただくかどうかは、議会の問題でございますので、その点は私たちに何ら権限はございませんので、よろしくお願いいたします。 それから経常収支比率のお話がございましたが、これまで出しましたいろんなグラフ等を見ていただければ一目瞭然でございますが、経常収支の比率が上がっていく度合いというのは非常に簡単に上がっていってしまいます。そうしたことがいろんな施設をつくった後に、その管理費が経常収支の方に響いてくるというようなことがございまして、いわゆるバブルの時期のツケが後ほどに回ってきたということで、89.9というような、県下99市町村で最悪の数字になった。要するに、財政そのものが極めて硬直化してきているということでございまして、例えばITだとか、いろいろな新しいこと、あるいは新焼却場もそうでございますけれども、新しい、しかも必要なものを整備していくという資金がだんだん枯渇していくということでございまして、これは私たちとしては必死になってでも下げなきゃいけないということでこれまで進めてまいりましたし、そのことが動機となり宣言を発して、その中で諸経費を見直すということでやってまいったわけでございます。これから私どもが、御承知のようにいわゆる施設等を建てるといった、いわゆる箱物といったものを建てるというようなことはほとんどこれまで抑制してまいったわけでございまして、そういう意味でソフトに力を入れるということは当然でございます。また、ソフトではお金がかからないかというと、そうではございませんで、逆にソフトもお金が必要であるということは当然でございますので、その辺は我々も心してこれまで市政運営をしてきたというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(若尾靖男君) 助役 江口賢治君。 ◎助役(江口賢治君) 人件費のことでお尋ねでございました。市町村台帳に表れておりますように、本市の職員の人件費も低減をいたしております。これについてお尋ねでございますが、私どもはこの件につきましては、現在の社会情勢上、全体的にこういう状況になっておるというふうに認識しております。ここ3年ほど、人事院勧告がなされましたけれども、期末手当の低減が行われてきております。今回の人事院勧告もそういうことでございます。既に新聞等で御存じだと思いますけれども、大都市等では通常の給与ベースを守ることができなくて、何%カットということが一般職員にまで行われておる団体もございます。 それから、この13年度の人事院勧告のもとになっております民間と公務員との給与の比較調査でございますけれども、全国の幾つかのブロックにおいて逆点の現象が起こっております。これは、既にそういうところでは民間の給与ベースの方が公務員の給与ベースより下回っているということでございます。これは今日の社会の経済情勢から、そういう情勢を如実に物語っているものだというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(若尾靖男君) 総務部長 酒井孝志君。 ◎総務部長(酒井孝志君) 市町村台帳の中で投資的経費が30億ほど前年を上回っておるということで、その理由ということでございますけれども、これにつきましては、平成12年度から新焼却場が始まったということ、それから多治見中学校建設におきまして、いわゆる武道館、屋内体育館が12年度の単年度事業として加わったというようなことがございまして、大きな要素はその2点だろうというふうに考えておりまして、その結果が決算統計の中で30億の増と、投資的経費が増えたというふうに思っておるところでございます。 それから財政力指数と行革との絡みで、その影響、直接つながっておるかどうかということでございますけれども、直接的にはその結果が財政力指数につながっておるとは考えておりませんで、財政力指数といいますのは基準財政収入額が基準財政需要額に占める割合でございまして、その年の見込まれる収入額に対して標準的な支出あるいは一部計数等ございまして、いわゆる測定単位と言いますけれども、学級数であるとか、人口であるとか、そういったものを活用して需要額を出すものでございまして、これについては直接的にはつながらないというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(若尾靖男君) 12番 井上あけみ君。 ◆12番(井上あけみ君) 今回初めて成果説明書が決算ということで出されたことに関して、3年間ずうっと言い続けてきたことが形になったということで評価したいと思います。ただ、わかりにくい部分も多々ありますので、今後順次改善をしていっていただきたいし、これはせっかくできたものですので、これをちょっとわかりやすくして市民版のダイジェスト版をつくっていけばいいのではないかなと思ったわけなんですけれども、それについてちょっと感想をお聞きしたいと思います。 それから、ほかの議員からも9月議会決算の要望がありましたけれども、今、ITということでほとんどの職員がパソコンを持っておいでです。だから、もう既に事業が終わった段階で成果説明書みたいなものをぼんぼんつくっていけるようにしていけば、終わってしまってから一斉に成果説明書をつくると思うからしんどいのであって、もうどんどんどんどん途中でもできていくようなシステムをつくっていただければでき上がっていくのではないかというふうに思いますので、愛知県ではほとんどが9月議会決算を行っております。そういう努力を知恵を絞ってやっていただきたいと思いますので、これは要望なんですけれども、お願いします。 それから、質問に入りたいわけですけれども、12年度決算については、これまで経常収支比率が90%近い数字であったものが70%台になったということで、評価をしたいと思います。でも、これは総務部長の説明にもありましたが、利子割交付金とか特別な要素もあって、実質的には81.5%ぐらいだというお話を伺ったわけなんですけれども、今後この70%台でやっていけるのかどうなのか。新焼却場や新処分場の問題もありますけれども、その見通しについてお伺いをしたいと思います。 それから歳入の中の交付税ですけれども、今回5%の伸びであったということなんですけれども、国の方針では来年度から交付税はカットしていくという方針が出されております。そのことを、来年度の予算をつくっている今最中ですけれども、どういうふうに反映していかれるのかということのお考え、見通しをお伺いしたいということであります。 それから、ちょっと具体的な質問になります。私は第2決算なもんですから、ちょっと第1決算の部分についてお伺いするわけですけれども、歳入の中の使用料ですけれども、使用料をずうっと見ていくと、ちょっとこれはどうかなと、少ないのではないかなというふうに思われるところが幾つかありました。一つには、産業文化プラザの駐車場の使用料ですけれども、これは実質的には運営経費としては 2,000万ほどかかっていて 700万の収入だということですね。これはなぜかといいますと、私なりに分析したんですけれども、入れにくいということもありますけれども、駐車場料金が高いのではないかというふうに考えておりまして、むしろ薄利多売の精神で、もっと利用しやすい料金設定をすべきではないかというふうに思いましたけれども、それがどうかということ。 それから同じ使用料ですけれども、監査委員の方からも指摘されておりました星ヶ台の運動場、その使用料がその規模に比べて非常に少ないということが指摘をされていましたけれども、その原因についてどのようにお考えであるのかをお伺いしたいと思います。 それからあと2点、同じく歳入なんですけれども、ごみ袋の売上収入として1億円ほどが成果説明書に出ておりましたけれども、これは純利益ですか。それとも、この中から例えば配送委託料が出ているとか、材料費分が出ているとか、そのことを確認させてください。 それからもう1点、土地売払財産収入の件ですけれども、土地の売払収入において2億円が減であったという報告がされております。この土地の売払収入の2億円の減については、創造館の土地を地域振興整備公団に売ったということによるものだと思いますけれども、このことは多治見市にとって損失だったのではないかというふうに考えるわけですけれども、執行部の御見解をお伺いいたします。以上です。 ○議長(若尾靖男君) 総務部長 酒井孝志君。 ◎総務部長(酒井孝志君) まず最初に、成果報告書に係る市民版のダイジェスト版をというようなお話がございましたけれども、先ほども申し上げましたように、今、手がけております。それに間に合うかはちょっと別といたしまして、今後の中でわかりやすい決算の冊子をという中で生かせられればなというような感じはしておりますけれども、またこれも一度研究をさせていただきたいというふうに思っております。 それから経常収支比率につきまして、今後の見通しをどう考えておるかというようなことでございますけれども、御指摘にもございましたように、実質的には81.5%であるということでございまして、今後70%台が維持していけるかというと、非常に厳しいだろうというふうに私は思っております。それで、財政改革指針の中にもうたってあるわけでございますが、何とか83%以内には抑えたいというような考えで思っておりまして、80%台前半で推移していきたいというのが私が現在思っておるところでございます。 それから、歳入の中で交付税の伸びは5%であったわけですけれども、来年につきまして、国のいわゆる1兆円減額するというのが概算要求のときに出ておったわけでございますけれども、それに対する多治見市としての見通しということでございますけれども、これにつきましても、交付税につきましては事業費補正分と通常分と二つあるわけでございますけれども、国の概算要求時の資料の中では前年と比べて 6.7%減少するよということでございますので、例えば14年度予算編成につきましては、そういったことを勘案した上で計上していきたいというふうに考えておるところでございます。以上でございます。 ○議長(若尾靖男君) 環境経済部長 河村宏三郎君。 ◎環境経済部長(河村宏三郎君) お尋ねの件の、産業文化センターの駐車場の経費と収入のバランスが悪いという御指摘なんですが、確かに議員御指摘のように入りにくいということと、周辺等の駐車料金の対比からしますとほぼ同額ということになっていますので、必ずしも高いということではないんじゃないかなというふうに思いますが、さらに利用者が増えるような工夫を研究していきたいというふうに考えております。 それから、ごみ袋の御質問でございますが、御指摘の経費は売上額でございまして、この袋の作製経費を引いてリサイクルの基金に積み立てていくというものでございますので、よろしくお願いいたします。それで、具体的な数字でございますが、 7,664万 6,000円が積み立ての方へ回る経費でございます。 ○議長(若尾靖男君) 教育長 岡田幸三君。 ◎教育長(岡田幸三君) 星ヶ台の運動場でございますが、現在のところ、あそこの芝をよい状況の中で使いたいというような意向がございまして、月3回程度を限度として現在貸し付けております。これがいいか悪いかという話になりますと、非常に難しい問題もございますが、ある程度の大会を想定した場合には芝の状況をきちっとしておきたいというようなことがございます。したがいまして、今後、利用の向上等について検討をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(若尾靖男君) 総務部長 酒井孝志君。 ◎総務部長(酒井孝志君) 財産収入の件で、前年度比較で2億円減だということでございまして、その減った理由は、11年度に創造館に係る用地を買ったからということでございまして、それについて損失があるというふうには考えておりませんので、よろしくお願いいたします。 ○議長(若尾靖男君) 12番 井上あけみ君。 ◆12番(井上あけみ君) 経常収支比率については、今後83%以内に抑えたいということでしたけれども、抑えたいということと抑えられるというのとはまた違いますので、抑えられる見込みがあってそういうふうにおっしゃっているというふうな理解でよろしいでしょうかということと、それから駐車場の件ですけど、入りやすくして使いやすくしてあげるというのは、もちろん料金の設定で、周りと同じで高くないからという考え方ではなくて、どうやったら利用してもらえるかという視点に立って、もちろん制限もありますけれども、そういう努力をしていただきたいということですけれども、いかがでしょうか。 それからごみ袋の基金ですけれども、リサイクル基金として 7,674万が環境対策に使われているということでした。私、この金額を見て思うんですけれども、今回、議案として出されております愛岐処分場のごみの持ち込みに関する環境税についても、これは総務大臣の同意というか、そういうものが要るということなんですけれども、そういうことが可能であるならば、このリサイクル基金については、環境という枠にとらわれずに、多治見市民全体の福祉に使っていくような考えも持っていないかという、仮にの話になりますけれども、そういうことをお伺いしたいと思います。 それから財産収入で、別に損失だと思っていないというふうな答弁でしたけれども、確かに地価が下がっているから、計算していくと2億円減になっていくのかなということはありますけれども、表向きには損失ではないと言いながら、内心では損失であったというふうに考えていらっしゃるということを私はそれなりに知っておりますので、そういう情報を得ておるんですけれども、やはりこの部分についても多治見市の損失であったというふうに理解しているんですけれども、損失にならないような努力を執行部にもしていただきたいし、私もしていきたいというふうに、これは答弁は結構です。以上です。 ○議長(若尾靖男君) 総務部長 酒井孝志君。 ◎総務部長(酒井孝志君) 経常収支比率につきまして、私、先ほど83%以内に抑えたいというようなことを申し上げまして、自信があるかということでございますけれども、いずれにしましても財政改革指針の中で83%以内を目標にするようなことを掲げておりまして、目標数値であるということでございます。でき得れば、先ほども申し上げましたように、この数値をクリアしていきたいというのが私の現在思っておるところでございます。ただ、これは歳出でいろいろ削減したりいたしましても、歳入がこれからどう動いていくかということもございまして、なかなか確実に83%以下に抑えられるというような自信があるわけではございませんが、目標としてこの数値は掲げていきたいということでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(若尾靖男君) 環境経済部長 河村宏三郎君。 ◎環境経済部長(河村宏三郎君) 産文センターの駐車場についてでございますが、議員の御発言を踏まえて研究をしてみたいというふうに思います。 それから一般廃棄物埋立税、いわゆる性格としては環境税のものでございますが、せんだっての全協でも御説明申し上げましたように、基金の条例上、そういう目的ではないと、使い方をしないということにしておりますので御理解いただきたいというふうに思いますし、もともとこの基金が設立された手数料、いわゆるごみ袋代としての経理を目的としていたものでございますので、環境税は税として個別にもし必要があれば考えていきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(若尾靖男君) 12番 井上あけみ君。 ◆12番(井上あけみ君) ごみ袋の収入については、条例上、環境対策に使っていくということが決まっているから、ほかの目的に使うことはできないという答弁だったというふうに思うわけですけれども、そういう枠の中でもう少し市民の福祉的な部分に使えるのであればそういう努力をしてほしいですけれども、そういうことができないということであるならば、そういうことができるような改正というか、そういうことも考えていくことはできるのではないかというふうに思うわけですけれども、そういうことも一切考えないということでしょうか。 ○議長(若尾靖男君) 助役 江口賢治君。 ◎助役(江口賢治君) 議員御指摘のとおり、基金条例を改正すればその使途は広がります。その引き合いに出されました一般廃棄物の埋立税、今回提案してお願いしているところですが、御承知のように、これは一応5年間という時限立法でございます。ただ、現在のような状況が続くならば、この5年間が延長されるという可能性はあるわけでございますが、いずれにしましても市外から持ち込まれる一般廃棄物の埋立処分場というのは例外的といいますか、限定的に私どもは判断しておりますので、これがずうっと将来も続くというような判断ではございません。一方、本市内でのごみの処理という行政需要と、それから環境の保全・向上というのはずうっとずうっと続くことでございますので、現在のところ今の基金の条例の精神を大事にしていきたい、そのように考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(若尾靖男君) 6番 宮嶋由郎君。 ◆6番(宮嶋由郎君) 一つだけ伺います。 公有財産の土地と建物の中で市役所の前にあります駐車場の建物、非常に市民からも庁舎の駐車場についてはいろいろ苦情があると聞いておりますが、この建物を早く処分して駐車場を確保できれば市民サービスも向上するんではないかというふうに思いますが、何年ごろに建ったのか、また耐用年数はいつまであるのか、それと補助金の関係についてはどうかということでありますが、後でも結構ですが、とにかくこの建物を処分して早く駐車場に整備できないかという見解をひとつ伺います。 ○議長(若尾靖男君) 総務部長 酒井孝志君。 ◎総務部長(酒井孝志君) あの駐車場内の倉庫につきまして、何年たったかというのはちょっと承知いたしておりませんけれども、御指摘がありました取り壊し等につきまして、現在いろいろと手を尽くしておるところでございまして、一つは、あそこに入っております公文書等について、どこへ持っていくかというようなことでございますし、それからもう一つは、あそこにございます高齢者の職業の部分が入っておられるわけでございますけれども、その部分をどうするか。今一番ネックがそこかなあというふうに思っておりまして、そこら辺が解決できれば、何とか御指摘のようなことにつきまして、駐車場の中にございます建物は取り壊せれるかなあということを思っておりますが、いずれにいたしましても、そういったことで現在進めておりますので御理解いただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(若尾靖男君) 6番 宮嶋由郎君。 ◆6番(宮嶋由郎君) その程度のことなら早くできると思いますので、本当に東濃の拠点都市と胸を張るならば、やはり市長さんでも家の玄関に小屋があるようなみっともないことでは本当に恥ずかしいと思いますので、早急に対応していただきたいと要望しておきます。終わります。 ○議長(若尾靖男君) 4番 若尾円三郎君。 ◆4番(若尾円三郎君) 二、三質問させていただきます。 財政力指数は73%といって非常に低いわけでございますけど、これについて本当に恥ずかしい限りの数字だと思います。これについてどのように考えておられるか、御回答願いたいと思います。 それと減債基金、これは少しずつですけど増えてきておるということにおいて非常に評価しているわけでございますけど、今後の公債費負担比率、やっと14.9%という数字が出たわけでございますけど、本当に危険のラインぎりぎりまで落ちてきたわけでございますけど、今後どのような推移を保てるか、これの将来的な数字をどのようにつかんでおられるかということをお聞きしたいわけでございます。 それと、先ほど井上議員からもおっしゃった経常収支比率でございますけど、これも下がってはきておるんですけど、まだまだ高い位置に位置しておるわけでございます。先ほど総務部長からいろいろな数字を並べられておったわけですけど、その原因はどこかということですね。どういう大きな原因があって下げられないか。これはどこら辺を踏まえて下げられないか。歳入の部分がなかなか好転してこないということも確かでございますけど、一番やはり市民が監視しているのは、歳出をどうやって抑えていくのかということだと思うわけです。だから、どういうところが問題になって下げられないのか、その問題点を教えていただきたいと思います。以上でございます。 ○議長(若尾靖男君) 総務部長 酒井孝志君。 ◎総務部長(酒井孝志君) まず財政力指数が低いということで、どう考えておるかということでございますけれども、先ほども申し上げましたように、財政力指数につきましては基準財政収入額が基準財政需要額に占める割合だということでございまして、これは本市ばかりでなくて、最近、いわゆる地方財政の不足部分につきまして交付税措置をここ数年とられてきておるわけでございますけれども、そういったことで、本市ばかりでなく、全国的な傾向かなというふうに思っておるところでございます。それは、国のそういった補てん措置をとったことによる影響だろうというふうに思っておるわけでございます。 それから、減債基金につきまして増えてきておるわけでございますが、公債費負担率も15%、若干ですけれども切る状態になってきて、今後の見通しということでございますけれども、これにつきましても、公債費負担率につきましては幾分は下がっていくだろうと。急激には下がっていかないと思いますけれども、幾分は下降していくだろうという見通しを立てておるところでございます。 それから、経常収支比率が下がらないのはなぜかということでございますけれども、これも先ほどの質問の中でも申し上げましたように、歳出で削減すべきところ、見直しの中で行ってきて削減したところ等々ございまして、歳出でも努力いたしておるわけですけれども、いわゆる経常的に入る収入が分母になるわけでございまして、ここの部分が小さくなりますと、分子を削減いたしましても分母がそれ以上に低くなるということになりますと、どうしても率としては高くならざるを得ないというようなことを思っておりまして、先ほど申し上げましたように、なかなか70%台を今後維持していくというのは、そこら辺に原因があろうかというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(若尾靖男君) 4番 若尾円三郎君。 ◆4番(若尾円三郎君) ありがとうございました。 御答弁を聞いておりますと、いたし方ないというような御答弁でございますけど、今後、財政力指数においても、合併があるからこのままでいいということじゃなくて、やっぱり市の顔でございますから、何とか努力していただいて、見栄えのいい多治見市という一つの視点になりますから、ぜひこういう面も、他市も落ちているからいいというんじゃなくて、多治見市なりの努力をしていただきたいと思っております。 それと、これも要望でございますけど、今の経常収支比率、これもやっぱり分母の方が小さくなればいたし方ないという御答弁でございましたけど、やっぱり分子の方も小さくするように少しでも努力してやっていただきたいという要望にしておきます。よろしくお願いします。 ○議長(若尾靖男君) 議員の皆さんに申し上げますが、質疑にとどめていただきたいと思いますので、御理解をお願いします。 助役 江口賢治君。 ◎助役(江口賢治君) 財政力指数に絡みまして、どう考えるかという御質問でございます。財政力指数が下がるということは交付税をたくさんいただくということです。交付税がたくさん出るということは、費用がたくさんかかるのか、税収が減っているかということです。この税収のことですが、この12年度の決算で深刻に私も考えていることがございます。それは、11年度決算と12年度決算で市民税個人分の納税義務者が減っていることでございます。私の記憶では、本市ではかつて市民税個人分の納税義務者が減るという状況は私は覚えてございません。このことは大変深刻に思っておりまして、こういうような状況が続くならば、やはり本市の財政は交付税に依存することになってしまうということであろうというふうに思っております。そういう中で、現在進めております新産業の計画、これも難しいことでございますけれども、本市の新産業をどうしていくんだ、産業をどうしていくのかというようなことを今後とも研究をし、新しい対策を考え出していくというようなことが重要だというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(若尾靖男君) 28番 三宅 昇君。 ◆28番(三宅昇君) 今回の決算で見ますと、内容が上向いてきておる数字が出ております。一つは、決算収支におきましても単年度で黒字になっておるということと、先ほどからございましたとおり、財政構造におきましても、今の経常収支の比率、公債費の比率、ともに改善がなされておりますね。今回、最近、市長は緊急事態の宣言を解除されましたわね。これの根拠というものは、先ほどもお話がありましたように、財政の関係が少しずつ好転をしてきておるということだと思うんです。そこで私の聞きたいところは、一つには平成11年度に策定されました行政改革の大綱、これに沿われまして御努力をなさっておられるというふうに私は思うんです。多治見市議会も、昨日、御存じのとおり、改革委員会におきまして、次の選挙のときに定員を4名減らすということを昨日決定してもらいましたわね。これも財政改革に少しは寄与することにはならんかなと私は思っております。それで、財政改革の答えが少しずつ決算状況の上に出てきているというふうに市の方は思ってみえるかどうか。そして、これからもその線に沿いまして断固として改革を進めていく、こういうふうに思ってみえるかどうかをまずお聞きしておきます。 次にバランスシートの関係ですが、私は数年前に一般質問でバランスシートの作成をすべきだと、このように申し上げておきましたが、今回初めてつくってもらいました。ありがとうございました。非常に御苦労なさったと思いますが、さっきもありましたように、何かちょっと普通の企業会計の関係から見ますとわかりにくい。これは今後改善を重ねていってもらいたい、このように思います。 そこで一つだけ聞きますが、基金がありますわね、バランスシートに。私が計算すると、バランスシートの基金の総額と、この決算の書類にありますように財産に関する調書、ここにあります33基金の合計、この金額と合わなくてもよろしいかということを一つ聞きます。違っておりますので、それを聞いておきます。 それと、有形固定資産の表し方、ああいう表し方しかできないでしょうか。普通は建物が何ぼ、土地が何ぼというふうに出てきますのを款別に示してあるわね。総務費で幾らとか、ああいう科目の設定の仕方しかできないかということです。それをひとつ答えてください。それを簡単に答えてくださいよ、時間がありませんので。 次に、ちょっと細かいことを三つばかり聞きますが、この前の本会議におきまして私がちょっとお尋ねしたことがあるんですが、多治見市文化会館の駐車場の用地、これが民間事業所の用地というようなふうに使用されておりました件、どのように決着されたか、この決算書のどこに表れているか説明してもらいたい。 そしてもう一つは、社会福祉法人の桔梗会に対する補助金、これは岐阜県から桔梗会が施設をつくられたときの補助金の返還を一部求められておりましたわね。ところが、多治見市も補助金を出していらっしゃる。多治見市は関係があるかどうかということを私はこの前お聞きした覚えがあります。その結論が出ておりましたらお答えをいただきたい。よろしくお願いします。 それから、ちょっと保育園のことについて聞きますが、最近、各戸配布でチラシが入っておるんです。これは私のうちに入っておったチラシ。何が書いてあるかというと、池田っ子の育ちを守る会という方がこういうチラシをつくって各戸に配布しておる。そこで、今度計画をされております池田保育園の移転新設、これにつきましていろいろ書いてあるわけです。今度計画されておるのは公設民営化の計画だと。これは我々もお聞きしておりますわね。ここで聞いておきたいことは、こういうことはわからんでしょうかね。民間の保育園、そして私たちの多治見市立の保育園、園児1人当たりに対する費用、こういったものはこの決算で出るかどうか。民間の方はわからんでしょうかね。それがもし出ましたら、いつか早いところその資料をもらえんでしょうか。これは要求しておきますので、よろしくお願いします。 それともう一つ、住民監査請求について伺います。この前、この中にいらっしゃる議員さんが、たじみ創造館、この公団の虚偽の説明で市が不当な支出を強いられているから、市は公団に対して1億 3,440万円損害賠償を請求しなさいと、このような住民監査請求でありました。これは御存じのように、地方自治法で規定のとおり、60日以内に監査結果を報告してあげないかんことになっていますわね。今どのような状況にあるか、監査事務局長さん、ちょっと答えてください。以上、よろしく。 ○議長(若尾靖男君) 市長 西寺雅也君。 ◎市長(西寺雅也君) 今御指摘のように、財政全般につきましては、行革、あるいは予算編成そのものをいろいろな形で見直して努力をした結果、指標として上向いてきたというふうに思っておりまして、この点では市民の皆さんにもいろいろと御協力いただいたわけでございますし、職員も頑張ってきたというふうに評価をしております。ただ、もちろん行政改革大綱に基づきましてさまざま進めてきたわけでございますけれども、本年度終わります大綱の中でもまだやり残したことはあるわけでございまして、来年度以降、平成14年度から第4次の行政改革大綱をつくりながら実施していくという方針にしておりまして、中長期的な展望を考えますと財政は楽観できるような状況ではございませんし、今以上に厳しい状況、これは国の動向もそうでございますし、高齢社会化していくということで、いろんな形で事務事業を見直さなければならない時期に来ております。そういう意味で、一層引き締めて、今後の行革あるいは財政改革といったことを推し進めていかざるを得ない状況にございますので、努力をしてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(若尾靖男君) 総務部長 酒井孝志君。 ◎総務部長(酒井孝志君) バランスシートの中で基金の総額のお尋ねでございますけれども、これにつきましては、先ほどバランスシートの説明の中で普通会計ベースにしてあると。普通会計のベースで計上してあるということでございまして、ここの中に国民年金印紙の関係の基金であるとか、介護保険であるとか、そういったものは除かれておりますので、差があるということを御理解いただきたいと思います。 それから二つ目に、有形固定資産の表し方ということで御教示いただきましたけれども、これもただいまのところは総務省の方式によりまして普通建設費のものを上げると。これをとっておりますのは、将来、各市においてもこの例でやられると同じような比較ができるだろうということで、今回こういった形をとらさせていただいております。ただ、今後改善できるかどうか、ちょっと私も細部にはわかりませんけれども、改めるところがあり、あるいは何か表記できる方法があるかどうかを検討はしてみたいというふうに思っておりますので、御理解いただきたいと思います。 それからもう1点、文化会館の近くの駐車場の件でございますけれども、これは御指摘ございましたように12年度決算の中で売却いたしておりまして、土地売払収入として収入がされておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(若尾靖男君) 健康福祉部長 伊藤正司君。 ◎健康福祉部長(伊藤正司君) 桔梗会の補助金についての御質問でございますけれども、桔梗会の事業主体の方から県に対しまして精算の実績報告を最近出されております。それに基づきまして、県が国の方を通じまして回答するという段階になっております。市につきましては、確定した段階で市に出していただきまして、当初補助金を出しておりますけれども、それに影響があるかどうかということをその時点で検討したいということで話を進めさせていただいております。 それから、池田保育園の民営化に絡みまして、チラシが配布されているということは私どもも承知をいたしております。それに絡みまして、民間保育園と市立保育園の単価のお尋ねでございますけれども、市の中に幼稚園と保育園の体制の研究会というものを設けておりまして、そこの中で民間と公立との比較検討を現在行っております。市民の皆様方にもいろいろお話を進めていく中で、持ち得る資料を提示させていただいて御理解いただくようにしていきたいというふうに思っておりますので、議員の御提案につきましても、早い時期に資料を整えまして御提出したいというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(若尾靖男君) 監査委員事務局長 伊藤治徳君。 ◎監査委員事務局長(伊藤治徳君) 住民監査について御質問をいただきましたので、お答えさせていただきます。 10月9日の日に請求書の提出を受けまして、10月22日に補正をお願いしました。補正の提出が10月22日でございました。それで11月13日に関係者の陳述を受けまして、その後、市職員の事情聴取等を行って、期日が12月7日ということになっておりますので、公表に向けて最終段階に入っているという状況でございます。 ○議長(若尾靖男君) 15番 中道育夫君。 ◆15番(中道育夫君) 今回の決算に当たりまして、新たに主要な施策の成果報告書、それから決算の市町村台帳及びバランスシートをつくっていただきまして大変ありがとうございました。不十分な点がありますけれども、決算の状況が市民に随分わかりやすくなったんではないかというふうに考えております。 質問でありますけれども、委員会でも一般質問でも行いますので、ここでは3点ばかり質問させていただきます。 決算全体の評価でありますけれども、実質か名目かわかりませんけれども、一応経常収支比率が78.3%に落ちました。財政調整基金も約25億あります。そういったことから財政緊急事態宣言が解除されたというふうに考えております。市民にとっては大変喜ばしいことでありまして、この間の全庁を挙げた執行部の御努力に感謝したいというふうに思っております。しかし、先ほどもありましたけれども、いわゆる実質収支比率が類団と比較するとやはりまだ高い、あるいは平成12年度の単年度実質収支が 7,700万円の赤字だったということから考えてみて、まだ財政の運営に甘さがあったんではないだろうかというふうに考えております。特に単年度実質収支が 7,700万円の赤字といいますのは、この間、恐らく10年ぶりに実質単年度収支が黒字に、平成10、11年と2年間続いたわけで大変喜ばしいなと思っていたんですが、ここに来て赤字になってしまったということを私はそれなりに重く受けとめております。そこで1点目の質問は、この単年度実質収支が赤字になった主な原因は一体何なのかということを教えていただきたい。 それから2点目は、歳入の件なんですが、先ほど利子割交付金の問題がありましたけれども、全体的に市税あるいは地方譲与税、それから自動車取得税交付金、諸収入、そういった予算の現額と収入済額の差が大きいものがあります。今言いました市税、それから地方譲与税あるいは自動車取得税交付金、諸収入、そういったものの予算の立て方に甘さがあったんではないだろうかというふうに思っていますけれども、この辺の差が大きい理由は一体何だったのかということを教えていただきたい。 3点目は、歳出でありますけれども、不用額は全体の決算の約 2.5%に当たる 7.4億円あります。主な不用額の部署といいますのは、総務費、それから民生費、教育費などが不用額が多いわけなんですが、その不用額が出たそれらに対する主な内容を少し教えていただければありがたいというふうに思います。 以上、3点の質問をよろしくお願いします。 ○議長(若尾靖男君) 総務部長 酒井孝志君。 ◎総務部長(酒井孝志君) それでは最初に、単年度収支の赤字についてお尋ねでございます。 実質単年度収支につきましては、御指摘のように 7,740万ほどの赤字になっておるということで、10年、11年の黒字であったのが、ここで12年度決算で赤に転じたということでございます。これにつきましては、赤字要素でございます財政調整基金の取り崩しが11年度より3億 5,000万円減ったということが1点ございます。それから黒字要素の財政の積み立てが2億 2,000万円減っておるということでございまして、11年度に特別措置いたしました公庫の繰り上げの部分も含めまして差し引きいたしますと、赤字要素が 7,300万ほどとなっております。これに対しまして、12年度は黒字要素の方が多くて 3,600万ほどございますけれども、差し引き、その部分だけでいきますと 400万円ほどの黒字となっておりますけれども、結果として 7,700万の赤字になったといいますのは、いわゆる単年度収支が1億 1,390万ほど赤字になっておりまして、ここら辺のことによりましてトータル的に、先ほど黒字要素分の 4,000万と1億 1,000万の単年度収支の赤ということでこういった結果になっておるというふうに思っております。 それから2点目の、歳入の市税あるいは譲与税交付金に対しまして、予算現額と収入済額の差が大きいのはなぜかということでございますけれども、一つは、例えば市税でまいりますと、2月、3月の実際の収入額が、3月議会に提案する前までになかなかその額が、当然、支出済額が決定していないということもございまして見込みにくい。あるいは交付税剰余金につきましても、交付決定が3月の中旬から末になるというようなことがございまして、現実にはこういった差が出ておるというふうに思っております。 それからいま一つ、歳出の中の不用額の主な内容ということでございますけれども、職員人件費関係でまいりますと1億 8,000万円ほどございます。この中で、改定部分が未確定ということもございまして1億 600万円ほどございます。それから介護保険会計の介護給付費に対する一般会計の繰り出し、これは民生費関係でございますけれども、これが 5,400万円ほどございます。それから県単、市単の乳幼児医療給付費関係も 2,600万円ほどございますし、教育費で申し上げますと、北小木の古窯跡群発掘調査費関係で 2,600万ほど、学校管理費関係で 3,100万ほどというような形がございまして、主なもので申し上げますとそんなものが不用額の主たるものかなというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(若尾靖男君) 15番 中道育夫君。 ◆15番(中道育夫君) 実質単年度収支が赤になった理由というのがあまりよくわからないんですが、基本的には財政調整基金の取り崩しだろうというふうに思っておるんですけれども、一方でまた財政調整基金を25億積み上げているわけですね。やはり片方で25億というのは、一般会計予算全体の規模から比べますと約10%近くある。ある意味じゃあ、それは企業に例えれば剰余金ですよね、利益の部分ですよね。今の日本国内の企業からとってみれば、10%近くの利益が出る会社なんてまずあり得ないだろうというふうに思うんですね。ところが、単年度収支が赤だと、実質収支が赤だというのは、いかようにも不自然である。それは、やはり運営自体に甘さがあったんではないだろうかというふうに思うんですけれども、それが1点。 それからもう一つ、歳入の件で予算現額と収入済額の差が大きいということを指摘しましたのも、ほとんど変動幅のある、あるいは景気浮揚だとかいろんな状況に左右される、特に大きいのは先ほどおっしゃっられました地方交付税の問題だろうというふうに思うんですけれども、それをもう少し詰めて予測するのがやはり財政担当課ではないだろうかというふうに思っているんです。今まさに予算編成がたけなわの段階ですよね。そういったことを反映していただきたいという趣旨で質問するんですけれども。その次の歳出の問題についても、やはり不用額の額が7億 4,000万もあるということは、やはり最初の見積もりの段階に甘さがあると言われても仕方がない状況であるのかなあというふうに思うんです。その辺のところは、すべて執行部の事務方の皆さんのおつくりになる話ですけれども、少なくとも片方で財政調整基金を25億積み上げておきながら、片方で財政調整基金を崩して、結果的に単年度実質収支が赤字になるような不自然な姿は避けていただきたい、あるいは財政上うまく詰めていただきたいというふうに思うんですけれども、今後の見通しについてどのようにお考えか、お伺いしたいと思います。 ○議長(若尾靖男君) 総務部長 酒井孝志君。 ◎総務部長(酒井孝志君) まず財政調整基金の取り崩しと、あるいは積み立ての関係で、最終的に平成12年度決算の財調基金の残高が25億になったわけでございますけれども、これにつきましては、御質問の中にございました歳入の予算現額と収入済額の差、あるいは不用額等のことによりまして最終的にこういった結果が生まれたというふうに思っておるわけでございますが、一つには、これによりまして、13年度からスタートいたしました第5次総合計画部分の事業費分が今後要るだろう、あるいは今後の歳入の先行きがなかなか見込めないというようなことがあって、財調につきましてもある程度確保しておかなければいけないだろうというようなこともございまして、結果的にこういった25億の残になっておると思っております。ただ、これにつきましても、今後につきましては財源不足になったときには財調を取り崩していかなければいけないだろうというようなふうに考えておりまして、最低でも15億ぐらいは残しておきたいなというふうに思っておるところでございます。 それから予算現額と収入済額の差、あるいは不用額がこれだけ出ることについての甘さがあるだろうということでございますけれども、一つは、歳入については歳入欠陥に、最初も申し上げたと思いますが、なるというのが一つは怖いというのがございまして、ある程度かた目に見積もっておるということでございますし、それから実際に、さっき御指摘ございました交付税なんかにつきましても、特に特別交付税なんかにつきましては3月の末になって交付額が決まってくるというようなこともございまして、その額が確定してくるというのが時期的に非常に難しいということもございまして、こういった結果になっておるということでございます。それから不用額につきましても、例えば事業費でございますと、設計書をこうして使用するわけでございますけれども、それに対してのいわゆる入札差金というような形、あるいは先ほど申し上げました退職金でございますと3月末にならないとわからない部分もあるというようなことで、こういった差が出てきておるだろうというふうに分析をいたしておるわけでございます。以上でございます。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、認第4号 平成12年度多治見市南姫財産区事業特別会計歳入歳出決算の認定について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、認第5号 平成12年度多治見市交通災害共済事業特別会計歳入歳出決算の認定について、質疑はありませんか。 23番 二和田美枝子君。 ◆23番(二和田美枝子君) それでは交通災害共済ですが、一般の高額な保険料は掛けることが無理だけれども、こうした 500円以下の保険料ならと加入されていた被保険者にとってはこの共済も大変福音だったわけですけれども、昨今のような不況の続く世相にあっては、廃止よりも、今、充実が望まれていると思います。他市では福祉的な観点で継続されているわけで、こういった部分が本当に重要な最近なんですね。本市ではこの年度をもって加入者の募集が廃止となりました。しかし今度の決算を見ましても、歳入歳出で差し引き額、決して一度も赤字になることもなく順調な会計だったなと思うんですね。これがなぜ行革の対象になったのか大変不思議に思うわけですけれども、この必要性が見直される時期が来れば、再度復活されるということが考えられるかどうかをまずお伺いしたいと思います。 ○議長(若尾靖男君) 助役 江口賢治君。 ◎助役(江口賢治君) 今、議員御指摘のように、社会がそういうふうに変わりまして、市民要望が非常に強いときには当然考えなければならないというふうに考えております。ですが、現在のところは即どうこうするということはございませんけれども、改めて申し上げますけれども、市民のこうした要望が非常に強い場合には、当然そういうことについて考える必要があろうというふうに思っております。 ○議長(若尾靖男君) 23番 二和田美枝子君。 ◆23番(二和田美枝子君) 今、民間の保険をどんどんどんどん解約しているという現状が生まれているんですね。そういう中で、例えば大黒柱が亡くなったわ、保険はないということで、経済的な困窮度が大変高まったという家庭が増えているわけです、ホームレスも増えているし。そういう意味でいえば、確かにわずかな保険金であったかもしれませんけれども、こういうものはせめて生活保護世帯、あるいは小学校の1年生でしたか、そういうところは役所の方の一般会計の方からの繰出金でやってきたわけですよね。そういう弱者救済の気持ちが示されてきた制度だったわけです。そういう意味で、民間の人たちの機運が高まったならばということを言うというのは、本当に行政としては非常に冷たいお言葉だと思いますね。やはり今のそういう生活保護世帯が増えている、あるいは弱者のために多治見市にとって一体何ができるのかという部分も考えて、その機が熟していくのは当然行政がやるべき仕事だということを認識してもらわなければ、住民の方から、ないものに対してやってほしいなんて要望は出てこないんです。だから、行政がそういう生活保護世帯が増えているこの現状をどうとらえるか、ここが大切な部分じゃないかと思うんですが、いかがですか。
    ○議長(若尾靖男君) 助役 江口賢治君。 ◎助役(江口賢治君) 行政の一般論でございまして、私どもの市政は市民ニーズを大事にして施策を選択していくということでございますので、そういう一般論でお答えを申し上げておりますので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(若尾靖男君) 14番 中山勝子君。 ◆14番(中山勝子君) 11年度をもちまして、今の話のとおり加入者の募集は廃止になったわけですけれども、11年度中に生じた交通災害に対しましての見舞金というものは12年度において支払われているということでございますが、非常に件数ががくんと少なくなってきております。これを思いましたときに、加入者が突然10年度から11年度に半分以下になったわけではありませんのに、このように見舞金を12年度に出したものが少ないということはどのようにお考えになっていらっしゃるか、お伺いいたします。 ○議長(若尾靖男君) 教育長 岡田幸三君。 ◎教育長(岡田幸三君) この共済制度については、検討委員会を通して廃止すべきであるという答申をいただき、議会にも上程をさせていただきまして可決をしていただきました。その中で新たな募集をしておりませんので、12年度については非常に少なくなった。11年度の期間において12年度で支払うということで、新たな募集をしておりませんので件数が少なくなったということでございます。 ○議長(若尾靖男君) 14番 中山勝子君。 ◆14番(中山勝子君) 事業収入が少なくなったということはわかるわけです、募集をやめたわけですから。そうでなくて、見舞金の請求というんでしょうか、見舞金を出した件数が、12年度は11年度に入っていた方が受けたわけですよね、事故が発生して。それが半分なんていうもんじゃないですね、がくんと少なくなってきていると。これをどのようにお考えになっていらっしゃるかということです。 ○議長(若尾靖男君) 教育長 岡田幸三君。 ◎教育長(岡田幸三君) 当然、年度の途中で事故に遭われると、大体その年度内で支払いが行われるというのが通常でございますが、12年度からは新たな募集をしておりませんので、11年度に事故に遭われた方が12年度に支給するということはあり得ますが、12年度で起こった事故はもう想定をしておりませんので件数はがくんと減ってくるということでございます。 ○議長(若尾靖男君) 14番 中山勝子君。 ◆14番(中山勝子君) 私が危惧しますのは、11年度中にたまたま災害に遭われた方でも、いよいよ廃止だということで、何か錯覚というんでしょうか、もう廃止されてしまったということで申請をしなかったというんでしょうか、そのような方がいなかったのかどうかということがちょっと気になって質問したわけでございますが、その点はどのように考えていらっしゃいますか。 ○議長(若尾靖男君) 教育長 岡田幸三君。 ◎教育長(岡田幸三君) 広報等によってPRはしておりますので、もう恐らくそういった方はないだろうというふうには思っておりますが、もしそんなような方があるとすれば、それは大変なことでございますので、事前のPRは2回も3回もPRをさせていただいたということで、ないというふうに理解しておりますが。 ○議長(若尾靖男君) この際、暫時休憩をいたします。   午後0時01分休憩           --------------------   午後0時59分再開 ○議長(若尾靖男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、認第6号 平成12年度多治見市土地取得事業特別会計歳入歳出決算の認定について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、認第7号 平成12年度多治見市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、認第8号 平成12年度多治見市駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、認第9号 平成12年度多治見市営住宅敷金等特別会計歳入歳出決算の認定について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕            -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、認第10号 平成12年度多治見市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、質疑はありませんか。 23番 二和田美枝子君。 ◆23番(二和田美枝子君) 国民健康保険の不納欠損事由別内訳が会計監査の方から出されておるわけですが、行方不明、資格喪失等が 138人ということに一応書かれております。この行方不明は別といたしまして、資格喪失が何件だったのかということをお伺いしたいと思います。 それから、今回、医療費に比べて保険料の値上がった分の率が、約倍までは行きませんけれども、逆に保険料の方が率が高いわけですね、引き上げの率が。医療費にかかった分の約倍近くになったわけなんです。それまでして、例えば国保の調整基金を積み立てしているという状況が生まれています。今、全国的に国民健康保険料が高過ぎて払うことができないという世帯が増えているそうです。そういうことを考えますと、この12年度の決算内容を見ますと、保険料の負担がやはりこういう資格喪失の部分のところに反映されたんじゃないかなというふうに見ておりますけれども、この辺どのような御見解を持っているかということと、それから札幌市では資格証明書交付に関する要綱をつくって、生活保護基準の 1.1倍までの世帯には交付しないということを約束しているそうなんです。多治見市では、そういうような基準とか、そういうお考えをお持ちかどうかということを確認したいと思います。 ○議長(若尾靖男君) 健康福祉部長 伊藤正司君。 ◎健康福祉部長(伊藤正司君) 第1点目の、不納欠損の中の資格喪失の件数のお尋ねでございます。 138件が行方不明、資格喪失ということで不納欠損の処理をさせていただいておりますが、その内訳で、不明が14件、出国が1件、それから資格喪失が2件というふうになっておりまして、資格喪失では社会保険へ加入ということでの対象者でございますが、なかなか徴収に至らなかったという理由でございます。 それから保険料の値上げについての考えはということでございますけれども、私どもが保険料を算定いたします場合に、決算剰余金の中で幾らを保険料の算定の方へ回すか。これは剰余金の中で2分の1以内で基金に積み立てできるということにはなっておりますけれども、12年度算定の中では、基金の積み立てをいかに少なくして値上げの抑制の方に充当するかということで行っております。決算剰余金が2億 1,100万ということになっておりますけれども、その中で 8,500万、これは2分の1ということになりますと1億 500万ぐらいになるわけでございますけれども、 8,500万の基金の積立額に抑えまして、値上げを幾分でも緩和したいということで措置をいたしております。基金につきましては、想定されないような事態にも対処できるように積み立てをしておきたいということで、現在3億ほどございますけれども、その基金の額はおおむね堅持いたしまして保険料の算定の方に充当をしていきたいというふうには思っております。 それから資格証明の件のお尋ねでございますけれども、12年度につきましては、滞納の該当者に負担の公平ということで、少しでも負担していただく手法といたしまして資格証明書をしっかりやってきたわけでございますけれども、当初では 408件の対象の資格証明書を交付しておりましたけれども、年度末では 247件ということで、その差異につきましては、分納誓約ですとか、それから保険料を納めていただいた方だとか、そういう納付相談をする中で対応してまいっております。 それから低所得者の減額の措置でございますけれども、多治見市につきましてもその対象の要綱を設けておりまして、そこの中で該当する方には対応していきたいというふうには思っておりますけれども、これまでの事例の中では、資格証明をお話する中で納めていっていただいておる事例がございまして、軽減をするという事例はなかったというふうに伺っております。以上でございます。 ○議長(若尾靖男君) 23番 二和田美枝子君。 ◆23番(二和田美枝子君) 健康福祉部長さんのお話によりますと、基金よりも保険料を安くするために御努力をされたという御説明だったわけなんですが、依然として健康保険の保険料の負担ができないということで、資格証明書どころか、保険料が払えずに未加入という世帯も随分増えてきています。そしてまた、今、50代ぐらいの方々でリストラなどで定職につかないという方が本当に増えているんですね。そういう人たちの数というものはつかみ切れるのかどうかという点もちょっと疑問に感じられるんですね。どこの保険にも加入されずに、病気あるいはけがのときに医者にかかることのできないような方々が大分増えているということを思うわけですが、そういうあたりというのはつかみ切ることができるのかどうかということと、またそういう人に対して健康保険でどのような救済を考えられるかということなんかも非常に疑問に思っているところなんです。その辺をちょっとお答え願えるとありがたいです。 ○議長(若尾靖男君) 健康福祉部長 伊藤正司君。 ◎健康福祉部長(伊藤正司君) 未加入世帯の把握につきましては、現在、把握した数字を持っておりませんので、把握できるかどうか検討はしてみたいと思っております。 それから保険料を納付できない方につきましては、先ほど申し上げました市の要綱等の該当の中で現在は対応していきたいというふうに思っております。まだそういう取り扱いの規定を設けてない市も多々あるというふうに伺っておりますけれども、当市ではそういう規定に基づきまして該当する方には対応をしていきたいというふうに思っておりますけれども、できるだけ私どもは納付相談をする中で進めていきたいというふうには思っております。 ○議長(若尾靖男君) 23番 二和田美枝子君。 ◆23番(二和田美枝子君) 最後になりますけど、一般と退職の療養給付費が決算書で見ますと約31億強なんですね。財政調整基金が3億 1,550万円程度ということで、かなり高い貯金になっているのかなと私は思うんですけれども、そのあたりというのは歯どめが最近なくなったというように理解しておりますが、このあたりはどのぐらいの数字が適切だというふうにお考えなんですか。 ○議長(若尾靖男君) 健康福祉部長 伊藤正司君。 ◎健康福祉部長(伊藤正司君) 財政調整基金の額につきましては、議員がさきの議会でもお尋ねがございました。その折に、厚生省試案と国保中央会が出しております案との乖離がございますけれども、厚生省試案では多治見市は1億強という数字でございまして、市としましては大変少ない額であるというふうに思っておりまして、国保中央会が出しております額は8億ということでございますので、それにはまだ相当開きがございます。現行の3億強の金額に少しでも上乗せできればということで思っておりますけれども、両輪としまして、やはり保険料の値上げの率をいかに抑えるかということがかかっておりますので、それとのにらみ合いの中で毎年基金の額と保険料の値上げとの検討の中で調整をいたしておるということでございます。            -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、認第11号 平成12年度多治見市老人保健事業特別会計歳入歳出決算の認定について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、認第12号 平成12年度多治見市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、認第13号 平成12年度多治見市平和土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、認第14号 平成12年度多治見駅北土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、認第15号 平成12年度多治見市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、報第11号 平成12年度多治見市基金の運用状況に関する調書の提出について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、報第12号 平成12年度多治見市継続費精算報告書の提出について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、認第16号 平成13年度多治見市交通災害共済事業特別会計歳入歳出決算の認定について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第94号 多治見市一般廃棄物埋立税条例を制定するについて、質疑はありませんか。 1番 石田浩司君。 ◆1番(石田浩司君) この埋立税条例ですけれども、まず埋立税の使途ということで、資料をいただきますところによりますと年間 5,000万円の税金がいただけるということですけれども、第5条で五つの項目がありますけれども、それはどのように 5,000万、予想されているお金がどういうふうに使われていくお考えがあるのか、今わかればそれを教えていただきたいと思います。 続きまして、6条の2項に1トン未満の端数を切り捨てるとありますけれども、この端数、 990キロでも端数ということで、1トンに近づいても切り捨てられるという考えだと思うんですけれども、この切り捨てるという考えができたのはどういったところからか、教えてください。 あと、この税金の関係ですけれども、名古屋市が税金を多治見市に支払うと納税者としての権利というものが発生してこないかと、僕はそういうふうに思うわけですけれども、愛岐処分場がもし何か安全的な面で落ち度があった場合、名古屋市が必ずその安全面に対しては責任を負うということが確認されているのかどうなのか。税金を払っているから、多治見市にも直すときにお金を払ってくださいというような話にならないのかどうなのか、そのあたりの確認をしたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(若尾靖男君) 総務部長 酒井孝志君。 ◎総務部長(酒井孝志君) まず1点目の使途についてということでございますけれども、一つ目の循環型社会システム構想の実現施策につきましては、生ごみの減量対策に対しまして 200万ほど、それから環境負荷低減のためのライフスタイルの支援ということで、回収資源を利用した再生品、「里帰り商品」の開発あるいは市民への販売促進、そういったような経費として 300万。あるいはリサイクル技術の研究ということで、事業所が技術開発を行う場合の助成ということで 600万円。それからISOの認証取得の促進ということで 900万円。最後のその他環境基本計画に基づく事業ということで、緑化の推進ということで 3,000万円。そういうことで、合わせて 5,000万円というような見込みを立てておるところでございます。 それから1トン未満の端数の切り捨てについてということでございますけれども、税の性格上、端数部分について、先ほど指摘がございました0.99という部分ということでございますけれども、それは切り捨てるという考え方で行うということでございまして、四捨五入とか、そういった措置をとらないということでございます。 それから名古屋市が納税義務者になるということで、それに対しての主張があった場合にということでございますけれども、今回の埋立税につきましては、いわゆる本市に環境の負荷がかかるということ、あるいは名古屋市にとりまして、こちらに一般廃棄物を持ってくることによって、名古屋市としてはその分、新焼却場なんかを建設する経費が要らないというようなこともございまして、実際的には納税義務者であります名古屋市の立場から、この税をこうしてくれ、ああしてくれということについては関係ないというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(若尾靖男君) 1番 石田浩司君。 ◆1番(石田浩司君) 切り捨てのことですけれども、四捨五入は考えていないということでしたが、なぜ考えられなかったのでしょうか。 990キロでも1トンに近いので、 500キロ以上は1トンとしてみなすということがなぜ考えられなかったのか、それを一つもう一回聞きたいところと、最後の質問の納税義務者ということで、僕はお金をもらうことも必要だと思いますけれども、安全面というのは将来にわたって名古屋市が確実に押さえていかなければいけないと。何かあったときに、多治見市のお金を使って直すようなことにならないことがやっぱり前提でなければいけないと思うんですけれども、そこの確認がしたいわけですけれども、どうでしょうか。 ○議長(若尾靖男君) 総務部長 酒井孝志君。 ◎総務部長(酒井孝志君) 最初の端数の件につきましては、先ほども申し上げましたように、四捨五入とか、そういう考え方には立たないということでございます。 それから名古屋市の納税者としての義務云々につきましても、この税の趣旨から申し上げましても、いわゆる受益と負担ということから考えましても、名古屋市からそういう要望があったから市がそれに税を使ってこたえなきゃならないということにはならないと、そういうふうに考えておるということでございます。 ○議長(若尾靖男君) 助役 江口賢治君。 ◎助役(江口賢治君) この税条例は地方税の世界でございまして、今、議員御指摘の廃棄物処分場の安全管理ということにつきましては廃掃法の世界でございまして、当然、設置者の義務で安全に運転管理をしていただく、それは当然の話だというふうに考えております。 ○議長(若尾靖男君) 23番 二和田美枝子君。 ◆23番(二和田美枝子君) 私も今の第5条に関連した質問なんですけれども、いわゆるこういった税金を必要なものに充てていくという考え方で新しい予算を組み立てていくという意味では、これは大変危険というか、心配な気がするわけですね。必要な施策であれば、どこから財源を持ってこなくても政策としてやるべきであるわけですね。ですから、そういう一般廃棄物の埋立税条例の中で新しいものを組み立てていくのではなくて、現在ある、例えば先ほども議論にちょっとなりましたが、ごみ袋の部分で住民負担を軽減する施策を行うとか、今ある部分、そういうものに充てていくというような考え方であるならばいいと思うんですけれども、新しく例えば施策を組み立てていけば、この愛岐処分場の税金がなくなったらやらなくていいのかという議論になっていくんじゃないかと思うんですが、そのあたりはどんなふうに御議論をされたんですか。 ○議長(若尾靖男君) 総務部長 酒井孝志君。 ◎総務部長(酒井孝志君) 今回の税の充当につきましては、新たな事業、あるいは拡充してすべき事業につきまして財源を充当していきたいということで、ただいま御説明いたしましたような用途に使っていきたいということでございます。したがいまして、これにつきましてはいわゆる受益と負担というような関係の中から、こういった形で、今回、先ほど申し上げましたような使途に基づきまして使っていきたいということでございまして、現在、環境関係の事業に充てております事業費について充てるというものではございませんので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(若尾靖男君) 15番 中道育夫君。 ◆15番(中道育夫君) 若干危惧するところがありますので、3点ばかり質問したいというふうに思います。 まず第1条の課税の根拠は、つまり目的は2点ありまして、環境施策の財源にしたい、それから2番目は環境負荷の低減を図るためというふうになっておるわけなんですが、となれば、同じ施設を利用する多治見市にも課税すべきだという考えが出てきますけれども、条例に書いてないほかの何か目的が兼ね備えてあるのか、それが1点です。つまり、条例に書いてない目的があるのかというのが第1点目の質問です。 2点目は、もう一つの目的が条例に明記していない、名古屋市の一般廃棄物に対する域内処理ができないことに対する仮にペナルティーだとしますと、自治体間の実質的なペナルティーに対して国の総務省がお墨つきを与えることに結果的になってしまう。そういったことはなかなか国が認めることは難しいだろうというふうに考えるわけなんですが、総務省の同意の見通しについて、どのようにお考えなのかをお聞かせください。 3点目なんですが、この条例によります環境税の収入は、先ほどの答弁にもありましたように、いずれにいたしましても多治見市のために使われることになっているわけですね。であるならば、多治見市からも税を徴収しても結果的には同じことなので、名古屋市だけではなく、多治見市からも税を徴収すると何か支障があるのでしょうかというふうに思うわけですね。これは多治見市からも税を徴収すれば、総務省は合意をしやすくなるというふうに思うからこういう質問をするわけなんですが、多治見市から同じように税を徴収するとどういう支障があるのかをお聞かせください。以上です。 ○議長(若尾靖男君) 総務部長 酒井孝志君。 ◎総務部長(酒井孝志君) まず1点目につきましてですけれども、財源と負荷の関係ということで、この条例に書いてないものがあるのか、あるいは多治見市の課税がないのかということでございますが、ここでは多治見市に対して課税するという規定はいたしておりません。そういうことでございまして、先ほどの3番目の質問とも関連いたしますけれども、多治見市から税を徴収するということにつきまして、自分自身に税をかけるということについてはあり得ないという考え方に立っておりまして、条例の規定の中でも、処理施設の設置者の中で多治見市を除くと明記してあるわけでございますけれども、そういう観点に立っておるということでございます。 それから、域内のペナルティーとすると国のお墨つきが出ることになるけれども、総務省の同意の見通しというようなことでございますけれども、これまで総務省と数回、事務的な意見交換というような形で打ち合わせてきておるわけでございますけれども、その中ではっきりした同意をするというような内示と申しましょうか、意向というのは明確に示されておりません。結論を逆に言うと、議会の議決を得た後に同意に対する協議書を出すわけでございますけれども、その後に決まるということで、それ前に結論をという回答は得ていないということでございます。 ○議長(若尾靖男君) 15番 中道育夫君。 ◆15番(中道育夫君) 自分自身に税をかけることは不自然だということは承知しておりますけれども、聞いておりますのは、支障があるのかという質問でありますね。それにお答えくださいということなんです。やはり総務省に合意してほしいんですよね。国が自治体間のペナルティーに対して公に認めるということはかなり難しい話だろうというふうに思っているんです。それに合意していただくためには、不自然な状態であっても、多治見市に税をかけた方が合意が得られやすいんではないだろうかという主張なんですよ。その2点について、再度質問いたします。 ○議長(若尾靖男君) 助役 江口賢治君。 ◎助役(江口賢治君) 二つとも同じところに論拠がございますけれども、つまり環境負荷の低減というふうに言っておりますし、一方でペナルティーだというふうに言っておりますが、本来、廃棄物の処理というのは、私どもは域内処理が原則だと。このことは、当然、多治見市民もそうですが、名古屋の方々にも十分おわかりいただきたいということがございます。その背景として、かつて愛岐処分場の埋め立ての期間を延長しております。このたび再度延長するという形になります。多治見市民の思いとしましては、本来域内で処分されるべき廃棄物が多治見市内で再度処分されることになる。このことによる多治見市内の環境の負荷というのを何らかの形で調整したいといいますか、その負荷を調整して、さらに環境保全を図りたいというのが市民の思いであろうと。そういうことでございますから、およそ年間の税収入を 5,000万というふうに見込んで、その額を多治見市の環境保全、環境改善に充てたい、これは多治見市民の思いでございます。そういう意味から申し上げまして、当然、多治見市民のところから出てまいります廃棄物について税をかけるというのはいかがなものかと。本来考えられないというか、本来、市外から入ってこないはずのものが入ってくることについて、これを税という形で名古屋市民の方に御負担いただく。そういうところでもって、一方、名古屋市の市民の方にもごみの排出の抑制という努力をいただく。そういうような願いがございまして、そういうところから多治見市のものには課税しないということでございますので、よろしくお願いします。 ○議長(若尾靖男君) 15番 中道育夫君。 ◆15番(中道育夫君) 今、助役から御説明ありましたように、域内処理ができない名古屋市に対するペナルティーの意味合いがあるというお話ですけれども、であるならば、従来どおり、あるいは全国どこでも行われている協力金という解決方法が世間で一般に認められていますし、国でも認められている。それで割り切ればいいんではないだろうかというふうに思っております。そこで問題は、そのペナルティーを国に認めさせることになった環境税を持ち出したことに難しい問題があるだろうというふうに思っているわけです。だから、条例の中にはそういうペナルティーの文言が一切入っていませんのでよろしいかと思いますけれども、総務省がやはり認める場合はそういうことになるだろう。自治体間のペナルティーを国が認めることになるだろうというふうに思うんですね。それは大変難しい話だから、いずれにしたって全部多治見市に使うわけですから、多治見市にかけた方が総務省が認めやすい、合意が得られやすいというふうに考えたわけです。その辺のことに対する御見解をお伺いします。 ○議長(若尾靖男君) 助役 江口賢治君。 ◎助役(江口賢治君) 一般論で申し上げますけれども、通常でないところの負担、通常でないものについて起因する負担ですね。例えば、さきに決定しております入漁税というようなものもございますが、これにつきましても、釣りをされる方々によっていろんな環境問題が出てくる。それを回復するための税を考えるということでございます。今回も、市外から持ち込まれる一般廃棄物によって環境負担が生ずる。その負担を軽減するために税をいただこうということでございますので、そのことが言い方によってペナルティーということになるんだろうというふうに思っておりますけれども、もう一度申し上げますと、市外から本来は持ち込まれないはずの廃棄物が持ち込まれるという異常な事態によって起こされるところの環境負荷を今回の税という財源でもって回復をしていきたい、こういうことでございます。よろしくお願いします。 ○議長(若尾靖男君) 13番 水野由之君。 ◆13番(水野由之君) 二、三お聞きしたいと思います。 一つは、国が協議に応じないとか不調になるということは多分考えらないとは思いますが、万が一といいますか、そうなったときにどうするかということです。国との紛争というような形になったときに、今の方針でどこまで頑張っていかれるのかという点が一つ。 それから、内容が変更になるということはあり得るかもしれませんので、これは再度議会の方に上程というようなことになるのかどうかということが二つ目。 この二つは国との関係なんですが、三つ目は名古屋市との関係の中で、今後、条例なり契約関係の変更なり、あるいは税率の引き上げも含めて、あるいは契約解除というようなことを含めて、名古屋市との関係は、これはその都度その都度、国との協議を経なければできないものなのかどうか、その点についてお答えください。 ○議長(若尾靖男君) 市長 西寺雅也君。 ◎市長(西寺雅也君) 議会の議決をいただいて、総務省との協議で不同意というようなことが起こった場合ということでございますけれども、我々としては総務省に同意いただきたいということでこれまでも進めてまいりましたし、そうしていただきたいというふうに思っておるわけですけれども、実際に不同意というようなことになった場合には、当然、総務省側の見解があるわけでございますので、それを検討した上で、最終的には国・地方係争処理委員会という制度がございますので、内容によってはそこへ持ち込みたいというふうに思っております。 ○議長(若尾靖男君) 助役 江口賢治君。 ◎助役(江口賢治君) この条例案、現在は案でございますが、この案の内容が変わるというような御指摘がございましたが、至って単純な税条例だというふうに考えておりまして、現在のところ、この内容を変更する、あるいは変更しなければならないときが来るというような考え方は持っておりません。 それから、この税条例によって名古屋市と多治見市との関係に何か変わったところが出てくるのかということでございますが、これについても、この条例を施行いたしましても変わらないというふうに考えております。 ○議長(若尾靖男君) 13番 水野由之君。 ◆13番(水野由之君) 国との紛争も頑張るということですので、それはそれで了としますが、そういうふうになったときには、結局、名古屋市との関係といいますか、要するに施行そのものがずうっと延びていくというふうに理解しておけばいいんでしょうか。あるいは、また別な形の協力金というような言葉が出ましたけれども、そんなような形にまた変わって、名古屋市との関係ではですよ。国とではなくて---というようなことが多少えられるのかということですよね。 それと、条例の中には契約解除といいますか、そういう条項は全然ないわけですけれども、それはもう全然考えなくてもいい状況といいますか、安全問題を含めていい状況なのかどうか、その辺の確信を御説明していただきたいと思いますが。 ○議長(若尾靖男君) 助役 江口賢治君。 ◎助役(江口賢治君) 現在のところ14年の4月1日から施行したいというふうに考えております。それ以前に、当然、総務省から同意がいただけるというふうに考えております。ただ、同意の時期、それ以前に同意がいただけると思っておりますし、いただきたいと私ども思っておりますけれども、4月以降になって同意が出る。あるいは万が一不同意というようなこともあるかと思いますけれども、現在のところ、私どもはこの条例について同意がいただける、しかも4月1日から施行していきたいというふうに考えております。この条例がだめになったとき、表現はおかしいですけれども、そういうようなことは考えておりませんし、これにかわって協力金をいただくというような話し合いをするというようなことも考えておりません。 それからもう一つ、名古屋市と多治見市の関係で契約が変わるとかというふうに御指摘がございましたけれども、この条例に関する限り、契約というような事項が出てくるというようなふうには考えておりません。ただ、私どもの廃棄物を名古屋市さんにお世話になっています。この点は一種の契約でございますけれども、このことは名古屋市の処分場があります限り協力をしていただけるというふうに考えております。 ○議長(若尾靖男君) 11番 山本勝敏君。 ◆11番(山本勝敏君) 今おっしゃられましたように、来年の4月1日から施行したいというお話でした。少し確認をしたいんですが、先日、全員協議会でいただいた資料によりますと、今年の3月末現在で当初の残容量が58万トンあると。そして、新たな容量として59万トン増量したいということになるわけですが、当初の残容量の58万トンを埋め終えるだろう時期はいつごろになると見込んでいらっしゃるのかというのがまず1点です。 それから参考までに、平成12年度の愛岐処分場への埋立量をお教えください。 それから三つ目として、この5年間に限ったという意味合いですね。そのあたり、どうして5年間に限定したのか、埋め立てを終了するまでとしなかった理由をお聞かせください。 それから4点目としまして、この税によって税収が出てくるわけですけど、その税収は新たな特別会計をつくるのか、あるいは一般会計でそのまま一般財源として使っていくのか、そのあたりの使い方をお教えください。 それから最後ですが、この自治体に対する自治体からの課税ですが、非常におもしろいアイデアで全国的にも話題になってくるかと思いますが、ぜひ教えていただけるならば、どなたのアイデアでこういうような税をつくろうと、どなたが発想されたのかお教えいただければと思います。 ○議長(若尾靖男君) 助役 江口賢治君。 ◎助役(江口賢治君) 当初の残容量の終了の見込みでございますね。名古屋市からの申し出を受けていろいろ事務方で協議をしておる段階で、多治見市が条件つきでイエスというお答えをする前の段階でございますが、その段階でおよそ2年から2年半だというふうに私どもは計算しておりましたし、名古屋市からもそういう説明を受けていました。ですが、現在、名古屋市さんの方のごみの減量化も進んでおりますので、そのことからいって2年半から3年は残容量があるというふうに思っております。 それから、どういうところで、だれがこの税を発想したかという御質問でございますけれども、名古屋市さんに条件をつけてイエスという回答をさせていただいた中で、環境負荷に対する金銭負担はお願いしますというふうに文書で明確に回答いたしております。その段階から、この金銭負担を名古屋からどうやっていただくかということにつきまして関係事務方で検討もいたしまして、そういう検討の途中で自治省の内示といいますか、示唆なんかもいただきまして、法定外目的税について検討していこうと、途中からそういう形に変わってきております。以上でございます。 ○議長(若尾靖男君) 総務部長 酒井孝志君。 ◎総務部長(酒井孝志君) まず5年間に限定したのはということでございまして、提案説明のときにも申し上げましたけれども、時限条例だというようなことを申し上げたわけでございますけれども、これは従前の法定外普通税の許可基準の運用といたしまして、旧自治省では5年間としておったところでございます。これに倣いまして、現在もそういった運用がされておりまして、三重県の産業廃棄物の税等につきましても同様の措置がとられております。これにつきましては、税源が必ずしも永久に存在するものではないということ、あるいはそれ相応の税収が期待できるのかどうかという判断をする必要があるということ、あるいはこの税についても目的がごみ抑制と環境施策の財源に充てるということもございまして、5年間で名古屋市のごみ減量策を評価しつつ、社会経済情勢の変動等を考慮して、5年後間近になりましたら必要があれば見直しをしていきたいということでございまして、5年間に限定したというのは、旧自治省の考え方が踏襲されておるということで御理解いただきたいと思います。 それから、この税収につきまして特会を設けるのか、あるいは一般会計かという御指摘でございますけれども、これは一般会計で処理をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(若尾靖男君) 環境経済部長 河村宏三郎君。 ◎環境経済部長(河村宏三郎君) 愛岐処分場の名古屋市の処分量でございますが、12年度で7万 7,801トンでございます。 ○議長(若尾靖男君) 11番 山本勝敏君。 ◆11番(山本勝敏君) ありがとうございました。 ちょっと一つ懸念というか、疑問なんですが、基本的には今回の埋立税を創設するというのは、新たに増量をするから、それを許可するかわりに埋立税を創設しようということだと思うんですね。懸念するというのは、スタートは来年の4月1日を目標にされていると。ただし、もともとの残容量があと2年半から3年ぐらいあるよということなんですよね。2年半から3年後に新たに許可した分が埋め立てが始まると。つまり、この税のスタート時期と増量分の埋め立てが始まる時期が約2年ほどずれていると。ですから、2年前倒しで課税をしていくというようなことになるわけですが、その考え方として、新たに埋め立てる分に課税するという意味じゃなくて、将来的に許すから、それを2年前倒しで今からお金をもらうよというのも確かに理屈は通るんですが、その施行日の問題で一番すっきりするのは、新たな埋め立てが始まった段階から課税をしていくというふうの方が非常に今回の税の目的というのがぴったし来るような気がするんですが、そのあたり、どのような理由で来年4月1日スタートというふうに設定されたのか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(若尾靖男君) 助役 江口賢治君。 ◎助役(江口賢治君) 議員御指摘のように、新たに増量について協議して、増量について名古屋市は先ごろ岐阜県知事の許可を取ったわけでございます。それは事実でございますけれども、この増量の申し入れから今日まで、足かけ3年という時間を費やして双方で協議してまいったわけでございます。現場におきましては、どこの線あるいはどこの高さ、どこのブロックの部分が従来の部分で、新たに増量になる部分を何月何日からそこへ処分しますよというふうには現場ではなかなか技術的に区分しづらいところもございますし、何よりも一番の原因としましては、先ほど申し上げましたように、大方の多治見市民というのは、今までの容量が埋め立てられれば愛岐の処分場は閉鎖されて、あと維持管理だけがなされるというふうに期待をしておったということです。そのことに対して、さらにこれが10年あるいは10年以上延長されるという環境の負担というようなことを考えたときに、これで増量がゴーサインになる。それを契機に金銭負担をいただこう。名古屋市民にもごみの減量化の努力ということをわかっていただこうという意味から、この4月1日というふうにしたいというふうに考えておるわけでございます。 ○議長(若尾靖男君) 27番 森 寿夫君。 ◆27番(森寿夫君) 地元のことやで聞きますけれども、 500円の環境税、市民の皆さんはばかに安くやりゃあたのうというような話がたくさん出ておりますけれども、難しいことはさておいて、簡単なことですので、環境部長さんかだれが答えるか知らんが、これは地元の27区の諏訪町、ここの区長とか諏訪町の方にはきちんと話がしてありますかどうですか、それを一つお聞きします。 ○議長(若尾靖男君) 環境経済部長 河村宏三郎君。 ◎環境経済部長(河村宏三郎君) この話が進むと同時点で地元の方々にも十分な説明をし、地元の方々の御要望をいただいておりますので、12月中には地元に対しての御返答も含めて検討していきたいというふうに思っておりますので、いずれにしましても地元の方々の御理解を最優先に考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(若尾靖男君) 助役 江口賢治君。 ◎助役(江口賢治君) 地元からは了承をいただいております。以上でございます。 ○議長(若尾靖男君) 27番 森 寿夫君。 ◆27番(森寿夫君) 先ほどから、今の年間 5,000万もらった税金で税の使い道がいろいろ出ておりますけれども、目的税だというような話もありますけれども、地元というか、あそこの搬入道路で、多治見の焼却場にも搬入道路ですけれども、古虎渓の駅前に一山あるわけです。山は小さいでしれておるけれども、ちょうど古虎渓の駅前になって、結構ダンプも通ったり、ごみの焼却場へ行く車が通ったりいろいろと難所ですので、この山は取りたいということで、近所の砕石屋も来ておって、大分砕石も掘り尽くして、あとその山だけ残っておるわけですけれども、これは保安林ですので、この前も諏訪の人とか砕石屋とも会って、あれを取るとあそこが見渡しがよくなるし、交通の便もよくなるし、搬入道路でもあるから、これを取れというような話をしたら、保安林の解除は民間では絶対だめだと。民間で申し入れてもだめだと。市か公の機関で道路整備か何ぞで保安林解除をしてもらわんとできんで、取るようなことは金を出して取れるけれども、手続上だけは市の方でやってもらわんと、金が幾らかかるか知らんけれども、これは搬入道路の目的税で使ってもらえばいいで、これをひとつどうでもやってほしいと地元からも頼まれておりますので、これは市の収集車もしょっちゅう通るので、答弁もらえんかね。 ○議長(若尾靖男君) 助役 江口賢治君。 ◎助役(江口賢治君) 今回の名古屋市の一般廃棄物処分場と直接どの程度かかわりがあるのかなという感じはいたしますけれども、地元の方のそういう要望があるということでありますれば、いかような対策がとれるのか検討はさせていただきたいと思います。お願いします。 ○議長(若尾靖男君) 14番 中山勝子君。 ◆14番(中山勝子君) 自治体が自治体にペナルティーをかけるという、なかなか妙案といいますか、難しいというようなことでございますが、議会で可決をしていただいたら総務省の方に御同意をいただき、14年度からは施行したいというような、何かとても自信にあふれているといいますか、そのような道筋になって必ず行きますよというような自信にあふれたようなお話ぶりに聞こえました。そのような自信といいますか、そうなって総務省は必ず同意をくださるというようなお考えになるという根拠といいますか、それを1点お伺いしたいと思います。 もう1点は、この税収の使途でございますけれども、先ほど金額をおっしゃいまして、例えばリサイクル技術の研究に 300万ですとか、ISOが 900万ですか、その他のところで 3,000万とおっしゃいましたか、大変断トツに大きな金額ですが、これは具体的に緑化の推進というようなこともちょっと言われたと思いますけれども、具体的にはそのほかにどのようなことを考えていらっしゃるのか、お伺いいたします。
    ○議長(若尾靖男君) 助役 江口賢治君。 ◎助役(江口賢治君) 大変自信があるというふうにお褒めをいただいたような気がしておりますけれども、さきの全員協議会でもお話をさせていただきましたけれども、地方税法の 733条に総務大臣の同意という項目がございまして、これでは国税だとか他の地方税の課税標準を同じくして税の重複課税を避けるという点、それからこの税を施行することによって国内の物流に重大な障害があるという点、あるいは国の経済施策に照らして適当でない点、この三つに該当することがなければ総務大臣は同意しなければならないと法律に書いてございます。この点に照らして、私どもはこの税がこの三つの条件に抵触することはないというふうに考えておりまして、ただ大変前例のないというようなことは言われておりますし、私どもも承知しておりますけれども、この三つに照らしてセーフになるだろうというふうに考えておるところでございます。 ○議長(若尾靖男君) 総務部長 酒井孝志君。 ◎総務部長(酒井孝志君) 先ほど使途につきまして、その他環境基本計画に基づく事業について 3,000万円と御答弁申し上げたわけですが、具体的に申し上げますと、市民委員会から提言がございました緑化計画の中で「風の道構想」というのがあるわけでございますけれども、その中でまだ遅れております街中の緑の推進を行って緑化をしていこう。屋上緑化であるとか、公共施設を含んだ緑化について、ただいま申し上げましたような 3,000万を財源として拡充していこうという意図でございます。 ○議長(若尾靖男君) 28番 三宅 昇君。 ◆28番(三宅昇君) 今回の埋立税条例、これは多治見市がくださった資料にあるように、非常に画期的な税の条例だと思うんです。ここにあるように、環境負荷の低減のため課税すること自体を目的とする環境税に近い税金であるとなっています。これは非常に多治見発のすばらしい考え方であると思うんです。もう一つは、課税の根拠が明確になり、またその使途も明確になってまいりまして、市民に対して説明がつくと。これは私は評価します。しっかり頑張ってやってもらいたいと思うんです。 それで、一つ聞いておきたいことは、今度陳情が来ておりますわね、PTAの方から。この書類にあるように、PTAから資源回収につきまして、今は非常に資源の単価が下がってしまって大変な状況になっておると。それこそ市の奨励金だけが収入みたいだと、今は。だから非常に今状況が大変だと。だから市の奨励金をもう少し面倒を見てもらいたいというような陳情が来ておりますわね。それで、今回のこの埋立税の収入の使い道がここに書いてあるわけです。この地域の団体が行っている集団回収に対する奨励制度の充実、こういう面にも大いにこの税の収入によって対応するという考えに立ってもらえますか、どうですか。一つここだけ答えてちょうだい。 ○議長(若尾靖男君) 環境経済部長 河村宏三郎君。 ◎環境経済部長(河村宏三郎君) 議員の御提案につきまして、検討してまいりますので、よろしくお願いいたします。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第95号 多治見市土岐川観察館の設置及び管理運営に関する条例を制定するについて、質疑はありませんか。 23番 二和田美枝子君。 ◆23番(二和田美枝子君) この観察館ですけれども、これは多治見市の独自の施策なのかと思っていたわけですけれども、ちょっと調べましたら、水辺の楽校プロジェクトの関係というお話を聞いたわけなんですけれども、建設部長、この観察館を設置してから、この水辺の楽校プロジェクトの推進のために何かが始まるというふうに考えていいのかどうかということですね。この観察館をつくった後に、この水辺の楽校プロジェクト構想が多治見市の中で行われていくというような理解でよろしいわけですか、まずお聞きします。 ○議長(若尾靖男君) 建設部長 坂崎 敏君。 ◎建設部長(坂崎敏君) 提案説明のときに市長と総務部長から御説明があったと思いますが、これは旧建設省の水辺の楽校プロジェクトに平成9年の1月に登録されたと。それを受けまして、土岐川水辺の楽校推進協議会の中でいろんな事業の検討がされたと。その中の一つとして、ハードな事業として土岐川観察館というのが提案をされております。その提案に基づきまして、今回設置をするというものでございます。 ○議長(若尾靖男君) 23番 二和田美枝子君。 ◆23番(二和田美枝子君) そうすると、この水辺の楽校プロジェクトは、国土交通省としては、子供たちが自然離れしているところから、水辺と子供たちが近づくということの趣旨があるようでありますけれども、土岐川ですとかなり危険な感じがするわけですね。子供たちが近づくことがいいのかどうかというか、水位の面だとか、そういうことについて。私は、ここに観察館をつくって、ただ観察するということの水辺の楽校プロジェクト構想のあれなのか、それとも本当に水辺に子供たちが近づいていけるようなプロジェクトになるのかというところが、どうも土岐川は何か危険なような気がして、これは大丈夫なんだろうかという気がしたわけなんですね。例えば11年度の「のぞいてみよう 多治見の台所」から見ると、大原川の河川緑地整備事業がありましたけれども、この辺ぐらいの水辺に子供たちが近づくことについてはさほど危険性は感じないけれども、土岐川というとかなり水位が高くなったり低くなったりという、こういう高低差があるところで水辺の楽校プロジェクトが推進されていくことが、本当にこの趣旨が全うできるのかどうかという危険性を感じるわけですが、その辺はどうなんですか。 ○議長(若尾靖男君) 市長 西寺雅也君。 ◎市長(西寺雅也君) これに先行いたしまして、当時の建設省が昭和小学校と組んで川を教材にしようということで、いろいろの取り組みをしていただいておりまして、例えば昭和小学校の水族館というようなものもつくって、子供たちと川とのかかわりをつくっていくというようなことももう既にされております。この土岐川の観察館を皆さん方が非常に熱心に検討していただきまして、その方々がそのまま今後の運営についても協力していこうというようなことになっておりまして、観察館はもちろんその施設自体がいろんな展示等も行うわけですけれども、それとプラスして川とのかかわり、あるいは川遊びといったようなことについてボランティアとして動いていただくとか、あるいはいろんな講座をやっていただくとかいうようなことを含めて、子供たちだけではございませんけれども、子供たちを中心に、川とどういうふうにつき合っていくのか、かかわっていくのかというようなことの拠点にしたいということでございますので、一概に土岐川だから危険だというふうに考えるのではなく、逆に今そういう危険を察知できない子供たちの今の状況の方が問題だというふうに思っておりますので、それを学ばせる、学んでもらうというのが非常に大切なことではないかなというふうに思っております。 ○議長(若尾靖男君) 23番 二和田美枝子君。 ◆23番(二和田美枝子君) この国土交通省のメニュー事業の一つに参画していく条例になるのかなというふうに思うんですけれども、国土交通省として多治見市に対してどのような支援を求めることができるのかという点が一つ疑問に思うわけですね。この条例ができて、どのように国が多治見市とかかわってくれるのかという、ここの部分について御答弁をお願いします。 ○議長(若尾靖男君) 建設部長 坂崎 敏君。 ◎建設部長(坂崎敏君) 国土交通省としましては、当然、河川に対する理解を深めていただきたいという思いがございます。したがいまして、今回の土岐川観察館の中では、自然展示関係と、それから河川の資料関係と両方あるわけでございまして、その中の河川の資料関係につきましては、ほとんど国土交通省で備品等は持っていただけるということでございます。 ○議長(若尾靖男君) 12番 井上あけみ君。 ◆12番(井上あけみ君) 旧建設省の水辺の楽校プロジェクト指定ということで、今、国土交通省になりましたけれども、そちら側の支援としては、河川の資料館の展示等について協力していただくということでしたけれども、予算的な支援というのはないというふうでしょうか。この事業を行っていくに当たって、今年度の補正でも出ていますけれども、来年度、本格的に内装をかえたりとかいろいろあると思うんですけれども、それから職員の配置があると思うんですけれども、どういう予算の予定でいるのかということと、それから観察館運営委員会というところの方たちの活動が非常に大事になると思うんですけれども、この方たちは年何回ぐらいそういう会合をされていく予定なのか、教えていただきたいと思います。 ○議長(若尾靖男君) 建設部長 坂崎 敏君。 ◎建設部長(坂崎敏君) まず1点目の予算的な支援ということでございますが、今後、ここの施設というのは、ここの施設だけで活動する場というふうに思っておりません。市内で自然とふれあう団体というのが幾つかございまして、そういった団体が土岐川を一つのキーにして、そこで活動していただくということを思っております。そういった中で活動に際して、国土交通省としてはある程度支援がいただけるというふうになっております。 それから来年度予算のことの質問があったわけでございますが、まずこの観察館につきましては、昨年度、準備委員会をつくりまして、その中での提言をいただいております。それをもとにいたしまして、本年度、観察館の中の改装の設計委託等を発注し、ただいま設計等は終わっておる段階。そして、近々に中の改修工事を発注するという予定でございます。設計の委託と改修費につきましては、今年度の当初予算におきまして総額 4,400万ほどお認めいただいておりますので、それで行います。また、来年度につきましては、今のところ文化振興事業団の方へ委託をしたいというふうに思っておりまして、それらの予算といたしましてはおおよそ 1,000万程度かかるというふうに考えております。 それから運営委員会の活動でございますが、年何回義務づけるというような考え方はございませんので、適宜ということになりますが、今のところ大体4回程度は開かれるんじゃないかというふうに思っております。 ○議長(若尾靖男君) 12番 井上あけみ君。 ◆12番(井上あけみ君) 文化振興事業団に管理をお願いするということですけれども、職員の配置は何名になるんですか。 ○議長(若尾靖男君) 建設部長 坂崎 敏君。 ◎建設部長(坂崎敏君) ただいまのところ文化振興事業団の方と協議をいたしておりますが、週1日の休館という考え方を持っておりますので、おおよそ3名を配置していきたいというふうに思っております。 ○議長(若尾靖男君) 12番 井上あけみ君。 ◆12番(井上あけみ君) 文化振興事業団の職員そのものが3名なのか、嘱託とか、そういったアルバイト的というか、そういう方も含めての3名なのか確認したいと思います。 ○議長(若尾靖男君) 建設部長 坂崎 敏君。 ◎建設部長(坂崎敏君) 基本的には嘱託の方を想定しております。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第96号 多治見市立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例を制定するについて、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第97号 政治倫理の確立のための多治見市長の資産等の公開に関する条例の一部を改正するについて、質疑はありませんか。 28番 三宅 昇君。 ◆28番(三宅昇君) この条例が制定されてより今日まで、この条例にのっとりまして閲覧の請求が何件あったかということをちょっとお聞きしておきたいと思います。よろしく。 ○議長(若尾靖男君) 理事 國友宏俊君。 ◎理事兼企画部長(國友宏俊君) 大変申しわけございません。ただいま手元に資料等ございませんので、後ほど回答させていただきます。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第98号 多治見市印鑑登録証及び印鑑登録証明書の交付の特例に関する条例の一部を改正するについて、質疑はありませんか。 1番 石田浩司君。 ◆1番(石田浩司君) この改正は、旧郵政省の事業のICカードのことで延びているということですけれども、15年の8月1日から住民基本台帳法の改正でICカードというか、そういう形で入ってくるために延ばしてみえるというお話を聞きましたけれども、今持っておるICカードというのは、9月議会で議決をされたICカードとは並行して使われるものなのか、それとも一緒になってしまうのか、そのあたりの方向というのを教えていただきたいんですけれども。 ○議長(若尾靖男君) 理事 國友宏俊君。 ◎理事兼企画部長(國友宏俊君) 現在、市民に約 1,000枚弱配られておるわけでございますけれども、このカードは、あくまで旧郵政省通信機構、TAOと申しますが、そこが発行しているカードでございまして、今後とも現在使われている機能は維持されているわけでございます。9月の議会でとおっしゃられましたけれども、そのカードは、今後、経済産業省の方、これはニューメディア開発協会の方が発行するICカードでございますけれども、それは既存のTAOのカードの機能もあわせ持った形で、それに付加した形での図書館の受け付けカードでありますとか、国民健康保険の本人の認証機能でありますとか、さらに9月議会で御予算をお認めいただいた保健福祉ネットワークの関係の機能も備えたものでございまして、ある意味で2本立てといいますか、ある意味で今後配られておる方がアプリケーションの付加価値が高いものが配られるという形でございます。 ○議長(若尾靖男君) 1番 石田浩司君。 ◆1番(石田浩司君) ということは、8月の31日までは両方のカードが使われるということですか。それとも、来年の1月から導入するICカードに今使っているICカードが全部吸収されてしまうのか、そのあたりの計画はどうでしょうか。 ○議長(若尾靖男君) 理事 國友宏俊君。 ◎理事兼企画部長(國友宏俊君) これはあくまで利用されている市民の方々の御希望等も勘案しなければならないわけですけれども、先ほど申しましたとおり、今後配られるICカードの方が機能としては非常に多機能でございます。ですから、そちらの方に交換を御希望される方につきましては交換をされるような形の段取りをとっていかなきゃいけませんし、既存のカードをこれまでどおりお使いになりたいという方につきましても使えるような形をとって、どちらの方々にも希望どおり沿うような形にしてあげなきゃならないというふうに考えております。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第99号 多治見市生活安全条例の一部を改正するについて、質疑はありませんか。 17番 増本喜代光君。 ◆17番(増本喜代光君) まず、短期間でこの改正案が出ておりますが、この改正しようとする理由を聞かせてください。この条例をもって何を行おうと思ってみえるのか。この3条あたりを読みますと、なかなかこれだけでは理解がしづらいですね。今ございます生活安全推進協議会、この条例案はそこで協議されたのでしょうか。もしかされておりますということでしたら、その内容を、簡単でよろしいですがお聞かせください。 それと、一番心配いたしますのは、非常に市民を危険な部分に巻き込む要素がたくさんあります。暴力行為、薬物乱用、こういう条例を市民の方が勘違いをするとかかわっていきますよね。市が条例で制定したんですから、自治組織の役員さんとかかわってきますと、これは非常に危険です。 もう一つ、3条の(2)のところの暴走行為、これが一番わかりませんね。暴走の定義、どこからが暴走か。あいまいなもので、一番私が危惧するのは、以前、交通モニター制度というのがありました。1年で廃止になりました。これは何が原因だったかといいますと、要するに、言葉は悪いですが通報ですね。自分が気に入らない人がそれらしき行為をしたときにすぐ通報をしたみたいですわ。やたらに通報が多くて、地域ではいがみ合いですね。何で警察が来た。警察は通報があったから来ました。あんたはどこどこで違反したでしょうと。これで本当に1年で廃止になりました経緯もあります。この暴走行為の暴走がどこからどこまでか。暴走行為といっても、個人的に判断が非常に難しいですよ。むしろ、こういうのはやっぱり権力を持っている警察がやる仕事であって、市民が条例を勘違いしたときに大変嫌なことが発生するんじゃないかと思いながら、以上のところをちょっと質問します。 ○議長(若尾靖男君) 理事 國友宏俊君。 ◎理事兼企画部長(國友宏俊君) まず第1点目の御質問の今回の改正の趣旨でございますけれども、これは過去においてこの生活安全条例を定めさせていただいたその内容として、非常に内容が抽象的でわかりにくいという御批判もいただいていたわけでございます。さらに最近になりまして、区長会の皆様方、さらには警察等の方々から、暴走族に関する規定を明確にすべきではないかというような御要望もいただいたわけでございます。そのような観点に立ちまして、この生活安全条例の、例えば多治見市としまして、多治見市民の生活を脅かすような事案としてどのようなものがあるかということを、これまで協議会の中でいろんな御意見をいただいてきたわけでございまして、そのような協議会の御意見をいただいて、その第3条のように(1)から(6)のような形で具体的に列挙をし、このような事案について市としてもやるべきことはやり、例えばその事案について、できるだけそのような事案がなくなるような形で、市民については、第4条の中で、安心して生活できるまちづくりについての活動をしてくださいでありますとか、市民の連帯意識を醸成するような措置をとっていただければというような形に、安全を脅かす事案を具体化させていただいたということでございます。 さらに二つ目の御質問で、協議会で議論されているかという御質問でございますけれども、協議会におきましても、暴走族の話でありますとか、例えば旧条例の中身についての具体的な御議論はあったわけでございますけれども、今回のこの一部改正案の具体的な内容については御協議をしていただいておりません。それはなぜかと申しますと、生活安全推進協議会自体、多治見市が考えておる生活安全推進条例に基づいて、市民、さらには行政との協力関係、さらにはそこには警察も関係あるわけでございまして、その協力関係を具体的に推進するための機関が協議会でございますもんですから、具体的なこのような改正案文について御協議するのはいかがなものかという判断がありまして、そのような形にさせていただいております。ただし、また近々、来週でございますけれども、協議会が開催される予定でございますので、その開催に当たりましては、このような条例案文を現在議会の方で御議論いただいているということについては御説明をさせていただく予定でございますし、このような生活安全条例の改正を行うというような市としての計画につきましては、これまでも御報告をさせていただいているというところでございます。 3番目の御質問の、市民が勘違いするのではないかというような御質問でございますけれども、あくまで第3条には市の施策といたしまして、市としてどのような事案が市民の生活の安全を脅かすような事案であるかという、ある意味で市民の皆様が関心の高いような事案を列挙させていただいておりまして、それに向けて市としてもやるべきことはやっていく。具体的にやるべきことというのは、例えばこのような及ぼすことがないように意識の高揚や啓発を進めていきますとか、市民の自主的な活動を行っていくとか、関係団体の連携、情報交換などの施策の実施に努めるというのがこの条文上書いてあるとおりでございます。 このような事案がないような形で、第4条では市民の活動として、安心して生活できるまちづくりの活動をしていただければいいのではないかということでありますとか、地域における市民の連帯意識の醸成などの自ら生活安全上必要な措置をとるよう努めなければならないというような形で、市民として行っていただけることを書かせていただいておりますので、そのような御疑念はないのかなというふうに考えてございます。もちろん、そのようなことは、議員御指摘のような警察に任せておけばいいのではないかという話もございます。もちろんそれは前回の議会でも御説明をさせていただきましたとおり、ある意味での交通安全の規制や警察権の行使というのは警察の仕事でございますし、あくまでそれに向けて協力をしながら、市民に対する交通安全の普及・啓蒙等が市の仕事だと考えておりますので、そこはあくまで役割分担をお互いに意識しながら、市民生活の安全が守られるよう努めていくという精神をこの条例上うたわせていただいておるというものだと考えております。以上です。 ○議長(若尾靖男君) 17番 増本喜代光君。 ◆17番(増本喜代光君) どうも理事のお答えはちょっといけませんよ。この第4条で、「地域における市民の連帯意識の醸成などの自ら生活安全上必要な措置をとるよう努めなければなりません」とうたってある。これは、暴走とその人が判断したら通報しなければなりませんとか、ちょっと怪しい人がうろうろしておるから、怪しい人というより、怪しいと思った人が通報しなければならないような解釈ができるんです。これを読みますと、「市民は措置をとるように努めなければなりません」というのは、これはちょっといただけませんよ。これは完全に、ここで市民は警察の、言葉は悪いですが、警察に通報するような義務があるような、「措置」なんていう言葉は義務があるように受けとめられます。このことが、要するに区長会から出ておりますところの暴走族撲滅、いかめしい要望書が出ておりますよね。そういう区長会からの要望を受けてこれを具体的に変えたと御説明になりましたが、なるほどそうだなあと思えるところがあります。暴走行為、ここに入っておるのかなあと。 それから、生活安全推進協議会では具体的にこの6項目については協議はまだお願いしていないということですが、生活安全云々という協議会があれば、生活安全条例をよくそこで審議していただいて出してくるべきじゃないですか。私はちょっとここのところ不勉強で、協議会にも傍聴に行っておりませんが、理事、どうもこれはよくありませんよ。交通モニター制度の二の舞になりますよ。非常にこれは心配します。 何かが起こったときは、公務災害補償等何か考えてみえますか。もし、この1番の薬物乱用の防止といっても、一般市民なんかが防止なんかできるわけないでしょう。ある駐車場でシンナーとか、そういうものをやりとりしておるのが現状です。そこに、あそこでシンナーを売っておるんやなあと。子供たちはここで買っておるんやなあと。最近、携帯がはやっておりますから、携帯で呼びます。何かのはずみで、あの人が通報したから僕がつかまったと。これはもう後々まで通報した人は恨まれますよ。結局、悪いことを正すことは非常によいことです。よいことですが、危ないですよ。その危ない目に遭ったときの補償は、どこでだれがやってくれるか。薬物乱用なんていうのは通常の神経じゃないんですから、この暴走行為もそうです。暴走行為といっても、さっきから言っておりますように、時速何キロ以上が暴走とか、そんなものはないでしょう。団地内に限らんのですが、道路をちょっとマフラーを改良したような車で、さほどスピードも出ておらんけど、音が騒ましい。これも暴走に入るんですか。警察のお仕事に市民が巻き込まれていくのはいかがなものかと、そういうところはどうですか。 ○議長(若尾靖男君) 理事 國友宏俊君。 ◎理事兼企画部長(國友宏俊君) そのような御議論、例えば警察の方々も生活安全推進協議会のメンバーでございます。生活の皆様方からも、具体的な暴走行為について報告というわけではございませんけれども、地域でいろんな生活の安全を脅かすようなことを発見ないしは目におつきになられた方は、ぜひとも警察の方に御報告をしてくださいと。できれば警察としても最善の努力をさせていただくというような御発言も協議会の会議の場で出させていただいているところでございます。 さらに、今回、条例上このような形で、具体的に生活安全を脅かす事案を並べさせていただいておりますけれども、それぞれの事案について市民の関与の仕方というのはおのおの異なるというふうに考えてございます。例えば、13年度実施をしてございます24時間安全モニター制度というのがございますけれども、これは例えば夜間において青少年のいろんな行為や行動等について目についた場合、コンビニエンスストアの方々の御協力を得まして、警察の方に御報告をいただいて警察の方が対処するというような形で、市内のコンビニエンスストアの皆様方と警察の方々と協力、その間を多治見市の行政がつなぎ、生活安全協議会などの皆様方の御意見もいただいて、逐次そのような取り組みを徐々にさせていただいておるところでございまして、この条例をそのまま市民に危険を及ぼすというものには絶対すべきではないわけですし、それはしないような形の具体的な施策を行政としても考え、さらにその実施に当たりましては生活安全推進協議会の皆さんの御意見を伺いながら実施していくということでございますので、決してこの条例が目的に反して、市民の安全を脅かすようなことには決してならないというふうに考えてございます。以上でございます。 ○議長(若尾靖男君) 13番 水野由之君。 ◆13番(水野由之君) 生活安全条例の一部改正についてですけれども、先ほど答弁がありましたように、協議会でこの案そのものも議論されていないと。一般的な課題としていろいろ出て議論されているということなんですけれども、議会へ提出する条例として、あるいは改正として出す場合に、もう少し現実的な手続をとってほしいなというふうに思います。そこで、この条例案の中で具体的な取り組みというようなことが新しく出てきたわけですけれども、この具体的な取り組み、「意識の高揚や啓発」、これはどんな課題でも当然こういう項目は入ると思いますけれども、あと具体的に「市民の自主的な活動」あるいは「関係機関や関係団体との連携や情報交換など」ということで、などというのは何があるのかわかりませんが、こういう具体的な今後の取り組み方、どういうことを考えておられるか、まず一つお伺いします。 ○議長(若尾靖男君) 理事 國友宏俊君。 ◎理事兼企画部長(國友宏俊君) 現在、これまで生活安全推進協議会におきましては、例えば交通安全でありますとか青少年の非行等、緊急度が高い案件について具体的な御議論をいただいているわけでございます。今回このような形で、条例上、市として市民の皆様方の生活を脅かすような事案としてこのようなものを具体的に書かせていただいておりますので、現在、これは市のいろんな関係課にまたがるような話もございますので、具体的に行政として対策を講じなければいけない具体的な施策を現在取りまとめているところでございます。この取りまとめ内容につきましては、その具体的な実施に当たり、再度また生活安全推進協議会の皆様方の御意見もいただきながら実施に移していくということでございます。 特に生活安全推進協議会の皆様方、これまで1年半近く御意見をいただいておるわけでございますけれども、具体的な御意見の中で、今後取り上げていくべきではないかというような御意見をいただいたものがこの(1)から(6)まで上げさせていただいておりますので、具体的な生活推進協議会の委員の皆様の御意見を最大限生かさせていただいたものというふうに御理解をいただければというふうに思います。以上でございます。 ○議長(若尾靖男君) 13番 水野由之君。 ◆13番(水野由之君) 協議会そのものの性格づけは、先回の本会議の一般質問のときから少し見解が違うかなとは思っておりますが、少なくとも行政サイドとして責任を持ってこれからこの具体的な取り組みを進めていくんだという御意見があったので、そういうことだと思うんですが、現実その条例の中で具体的な項目が出てきていますので、今の多治見市内における現実の事例といいますか、実情といいますか、実態、もう既にこれは行政サイドあるいは協議会で十分に実地検証といいますか、現場検証といいますか、そういう検証はもう済んでいるというふうに、実態をもう把握しているというふうに考えていいわけですか。 ○議長(若尾靖男君) 理事 國友宏俊君。 ◎理事兼企画部長(國友宏俊君) 先ほど御説明させていただきましたとおり、実際の現状につきましては、把握されているもの、把握されていないもの、それぞれの各関係課で把握しているもの、いろいろございますものですから、それを早急に取りまとめまして、最大限、年度内にはさらに一、二回、また生活安全推進協議会も開催される予定がございますので、そこでお諮りをして実施に向けての検討を進めてまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(若尾靖男君) 13番 水野由之君。 ◆13番(水野由之君) 協議会とか、行政と警察とのいろいろな話し合いとか、いろんな学校関係者とのお話し合いとかいろいろあるでしょうけれども、市役所の担当課であれ、企画部であれ、これらの課題を一つ一つ、例えば暴力行為の犯罪防止、暴走行為、飲酒運転、交通安全というような実情を、現場へ行かれて目で確かめられて、どういう今現状になっているかということを把握されているかどうか。報告はいろいろ聞いてみえると思いますし、協議もいろいろされていると思いますが、現場を見ておられるかということだけお聞かせください。 ○議長(若尾靖男君) 理事 國友宏俊君。 ◎理事兼企画部長(國友宏俊君) 先ほどちょっと御説明しましたけれども、それぞれ担当課にまたがってやっている部分もございますし、情報も私ども市よりも警察の方が持っている情報もございますので、それを体系的に現在まとめながら必要な対策を検討しているというところでございます。以上でございます。 ○議長(若尾靖男君) 12番 井上あけみ君。 ◆12番(井上あけみ君) この生活安全条例、2年たって改正ということなんですけれども、要望書などでそういう条例をつくってほしいということがあって、ほかの自治体ではもうつくっているというお話だったんですけど、具体的にほかの自治体がこういう条例に基づいて何をやってきているのかということがわかっていましたら教えていただきたいということと、それから虐待の防止とか、公害・騒音の防止など環境保全に関することまで含まれているんですけれども、それぞれほかの条例などでフォローしている部分があると思うんですけれども、これを見ていると、やはり先ほど増本議員がおっしゃったように、非常の場合は当然警察の方に通報するということは必要なことだと思うんですけれども、それが過度になるような不安をぬぐい切れない、私もそう思うんです。どんどんどんどんこの中に含めて、隣は何をする人ぞというふうになっていくような心配があるんですね。そのことについてどう考え、そうならないようにしていくつもりがあるのかということを、まずお伺いしたいと思います。 ○議長(若尾靖男君) 理事 國友宏俊君。 ◎理事兼企画部長(國友宏俊君) 他市の状況ということで、これは専ら暴走族の関連のお話かと存じますので、そのことについて御説明をいたしますと、例えば岐阜県内でございますが、例えば瑞浪市、中津川市ほか県内の笠原町を含め8町は、暴走族根絶条例を制定しておるところがございます。さらに、土岐市、関市、美濃市等は、当市と同様、生活安全条例の一部改正で対応しておるというのが現状でございます。 次の御質問で、市民がどんどん巻き込まれていくというような御心配、先ほどの御質問と同様の御趣旨かと存じますけれども、これは先ほども御説明いたしましたとおり、それぞれここに書いてございます(1)から(6)の市民の生活安全を脅かしかねない事案について、市民がいかような形で具体的に絡んでいくかというのはそれぞれの事案で異なるというふうに考えておりまして、例えば他の公害や騒音に関する環境関係についても、意見交換をしていきたいという御意見もございました。ですから、そういうものは、例えば環境施策の方の部局にそういう意見をお伝えするような形で考えていくわけでございますし、それぞれの事案についての市民の絡ませ方、具体的な施策については、それぞれ行政サイドで、私どもで例えば具体的な案を考えて協議会の方で御議論をいただく場面もございますでしょうし、協議会の皆様方から御意見をいただいて、それを行政上生かしていくというパターンもございますから、先ほど申しましたとおり、決してこの条例が市民の安全を脅かすような形になっては決してならないと思っておりますので、そこら辺は協議会の皆様方と逐次協議をさせていただきながら具体的な施策は考えていきたいと思っておるところでございます。 ○議長(若尾靖男君) 12番 井上あけみ君。 ◆12番(井上あけみ君) ちょっと私の質問している趣旨がきちっと伝わっていないみたいなんですけど、よそが暴走族根絶条例と生活安全条例の改正で対応しているということだったんですけど、私がお聞きしたのは、そういう条例があるというだけじゃなくて、現実にそういう条例に基づいて何をやっているというのが見えてこないもんですから、よそがそういう条例をつくられてどういうことをやっているのかというのをお伺いしたわけです。 それと、私が二つ目の質問でしたのは、市民の安全を脅かすのではないかということじゃなくて、私が言っているのは、そういうこともある場合もあるかもしれないですけれども、通報を奨励しているという感じがするんですよ。やはりお隣近所の関係が悪くなるような部分があるんじゃないかという心配を、通報しなきゃいけないときはもちろん大切ですよ。だけど、そうじゃなくて、過度に、先ほど交通モニターの件がありましたように、そういうものを奨励して御近所つき合いががさがさしてくるというか、そういう心配があるということと。何でもこの条例に入れればいいんじゃなくて、ほかのところで対応できる環境問題とかがあれば、そちらできちんとやっていくということの方が大事だから、そういうのはここに入れなくてもいいのではないかという、そういう視点でお伺いをしたんです。 ○議長(若尾靖男君) 理事 國友宏俊君。 ◎理事兼企画部長(國友宏俊君) 失礼いたしました。先ほどの1番目の御趣旨の方につきましては、多治見市におきましては、この条例を改正する以前から市の交通安全対策協議会におきまして暴走族追放推進部会を設置しまして、市や市民、事業者、関係機関等による暴走族の根絶運動を推進していくこととしてございまして、既に市でチラシとかステッカーの配布などの広報活動でありますとか、学校や家庭への啓蒙活動などを実施しているわけでございます。既に多治見市としては実施をしておるわけでございますけれども、他市の状況、先ほど申し上げたすべての市について把握しておるわけではございませんが、近隣につきましては、多治見市はかなり進んだ対策を進めておるというふうに理解をしてございます。 それと、先ほどの2番目の方の御質問でございますけれども、この生活安全協議会、あくまで行政と、ここで言う行政というのは多治見市だけではなくて警察の方も入っておるわけでございます。消防の方も入っておるわけでございます。いろんな行政関係者が入っているわけでございますけれども、それと、さらに市民のそのような生活安全に御協力いただけるような活動団体の幹部の方々にお入りいただいていまして、逐次意見交換をさせていただいているわけでございます。先ほども少し御紹介をさせていただきましたが、その会議の場で警察の御担当の方からは、できるだけ通報してもらいたいんだというようなお話はございました。ただ、それを協議会の場でどのような形でオーソライズをして具体的なルールにするのか、しないようにしていけないのかというのはまだまだ議論が途中なわけでございます。ですから、あくまでその中で具体的なそういう通報に御協力いただける方として、13年度はコンビニエンスストアという24時間事業をされている事業者の方に御協力をいただいて、市としてのそのような体制を一つずつ整えていこうということでございまして、この条例ができたからといって、市民は必ず通報義務があるんだというようなことを想定しているわけではございませんで、具体的なルールのつくり方というのは生活推進協議会の中で今後議論をしていく。さらには関係行政機関の御意見なんかも踏まえながら、いかに実現していくかということについて議論していくものだというふうに御理解を賜ればと思います。 ○議長(若尾靖男君) 12番 井上あけみ君。 ◆12番(井上あけみ君) もう既に交通安全対策とか、そういう担当の皆さんの御協力のもとに、多治見市も一生懸命努力をしてくださっているということですし、ほかの条例、ここに青少年とか、虐待の防止とか、公害・騒音の防止についても、そこの条例でこそやらなきゃいけないものだというふうに私は考えているんですよ。だから、ここになぜそういうものを入れなきゃいけないのかということと、それが例えば通報ということに絡んでくるもんですから、それを心配しているんですね。だから、今あるそういう体制の中で最大限市民の安全を守るような努力をしていっているわけですし、なぜあえてここに、今、改正という形で出てくるのか理解しにくいんです。具体的に例えば市民の自主的な活動の推進ということなんですけれども、もう少し、市民の自主的な活動というのはどういうものなのかお答えをいただきたいと思います。 ○議長(若尾靖男君) 理事 國友宏俊君。 ◎理事兼企画部長(國友宏俊君) 第3条のところで市民の自主的な活動の推進というのは、具体的な形で申し上げますと、例えば生活安全推進協議会のメンバーの中にはさまざまな市民の活動団体に入っているわけでございます。その活動団体はそれぞれの団体の趣旨に基づきまして、ここに書いてございますような生活安全を守るような形の取り組みをなされているわけでございまして、そのような団体の取り組みを市としてサポートをし、応援をし、必要に応じては助成をしていくというような形での市の役割が、この市民の自主的な活動の推進を市として実施をしていくという趣旨だと御理解をいただければと思います。 ○議長(若尾靖男君) 1番 石田浩司君。 ◆1番(石田浩司君) いろいろ聞いておりましたけれども、市民の安全を脅かさないということで、理事はそういうような答弁をされたわけなんですけれども、話を聞いていますと、議論が途中だというようなことが見え隠れするわけなんですけれども、協議会の中で。そのあたりをもう少しはっきりしてから条例化をした方が私はいいと考えておりますし、先ほど増本議員の中で、市民の活動にちょっと危険を及ぼすんじゃないかというようなことについて、市はちゃんと補償できるのかということが質問にありましたけれども、例えば私の知り合いの人も、つい最近、電車に乗っておりまして、ちょっと態度が悪いがなあというようなことで言ったら、向こうから殴られて傷害を受けたというような状況があるわけなんですけれども、そういうような形で市民の皆さんが活動されることについて、もし何かあったときに、市としてこういうことについて補償ができるかということをひとつ確認させていただきたいと思います。 ○議長(若尾靖男君) 理事 國友宏俊君。 ◎理事兼企画部長(國友宏俊君) 具体的に、例えば市の関連のボランティア活動につきましては、そのような補償をして実施をしている場合もあるわけでございますけれども、専らこの生活安全条例にかかわる市民の取り組みにつきましては、まだそこまで議論をしておらないわけでございます。ですから、例えば市民の安全を脅かすようなことを生活推進協議会の中で実施をしていかなければいけないというような、仮にそういう意思決定がなされた場合においては、そのようなことも当然考えていかなければならないわけでございまして、今後、具体的なそれぞれの事案について、例えば行政は何をやるのか、推進協議会は何をやるのか、さらには推進協議会に参加をしているメンバーの方、さらには広く市民の方々に何をお願いしていくのかということについて、今後さらに推進協議会の中で具体的な議論をして、その中で必要な措置が市としてとるべきものがあるのであれば、さらにそれもその中で検討しながら市としても対応を考えていくということになるわけでございます。 ○議長(若尾靖男君) 15番 中道育夫君。 ◆15番(中道育夫君) 私も、今この条例をなぜ改正しなければならないのかというのが、いま一つよくわからないというふうに思います。条例はないよりあった方がいいのかなというふうに思うんですけれども、ただやはりこの条例については、先ほど増本議員がおっしゃられましたように、通報というコミュニティーの形成にとって障害の可能性のある問題が一つあります。もう一つは、後で申し上げますけれども、市民の身を危険にさらす可能性もあるだろうというふうに思います。そういう二つの問題を抱えながら、なぜここの場で今回これを改正しなければならないのかという理由がいまいちよくわからないと。 議員に配付されました諸般の報告の中の区長会の要望の中では、暴走族根絶推進条例というふうになっておったわけなんですが、今回の条例改正案は、その区長会の暴走族根絶推進条例にこたえるものなのかどうなのかというのが1点ですね。そうであれば、暴走族根絶という趣旨に今回の改正案は整合しているのかいないのか。つまり、条例案の中には「暴走族」という言葉が一つもありませんよね。だから、その辺のところの整合性がいかようになっているのかをお知らせ願いたいというふうに思います。 それから3条のところで、今回の改正の中身なんですけれども、市の方はいろんな施策を実施するように努めますという努力規定があります。それに対して、4条で市民の活動というのは、生活安全上必要な措置をとるように努めなければならないというふうに義務規定を設けていますね。私どもが条例を議決するわけなんですが、市がいわゆる努力目標であるにもかかわらず、市民に対して義務規定を課すということは、先ほど24時間の中でコンビニエンスストアで通報だとかいろんな話がありますね。もしそれを見逃したという形になりますと、ある意味じゃあ市民にペナルティーがかかってくるのかなというような想定もあるわけですけれども、その辺のところはどのように現在お考えなのかというふうに思います。 最後の質問は、やはりいろいろ書いてありますけれども、一体これで市は何をやろうとしているのかがよく見えない。これから生安の協議会の中で議論することだとおっしゃいますけれども、やはり逆ではないだろうかというふうに思うんですよね。もう少し対象を絞って、何をやるのか、予算措置もある程度想定しながら絞って、こういう枠組みでやりたいというふうに条例は提案すべきではないだろうか。今のままだと交通標語みたいなんですよね。交通標語みたいで、要するに危惧されることが前面に出てきちゃうんです。危惧されるということは、先ほどの通報の問題と身体の危険の問題ですけれども、もう少し具体的に何をねらってやるのかということを最後に明確にしていただきたい。以上です。 ○議長(若尾靖男君) 理事 國友宏俊君。 ◎理事兼企画部長(國友宏俊君) まず各種区長会等に対する要望にこたえているのかということでございますけれども、区長会の皆様方からペーパーにおいて要望された内容はあくまで暴走族に限るわけでございます。ただ、これは区長会、総務会等の議論の中でもあったわけでございますけれども、暴走族のみが根絶をしてもらいたい、市民の生活安全を脅かす事案ではないという意見がやはりございました。要するに、一つの根絶条例をつくることになると、またさらに一つのまた根絶条例をつくらなければいけないというような議論も具体的にあったわけでございまして、例えばここに書いてございます薬物の乱用等につきましては、ある地区の生活につきましては非常に大きな問題であるというような御意見をいただく区長様もございました。 ですから、そういう中で、それらは生活安全協議会の中でもさまざまな市民の生活の安全を脅かすものはあるわけだから、それを体系的に整理をしてやっていくべきではないかというような御議論もあったわけでございまして、そこを具体的に、我々市としていろんな方々の御意見を踏まえて認識をしているものとして今回六つを並べさせていただいて、並べさせていただいた以上は、これに向けて市としても努めますというようにあるわけでございますから、市としてこの六つの案件につきまして現在やろうとしていること、現在まで状況を認識していることをおまとめして、生活安全推進協議会にもお出しをしながら具体的な施策を検討していきたいというふうに考えているわけでございます。ですから 100%こたえているかということになれば、 100%ではないのかもしれませんけれども、市としてはその趣旨を踏まえて、できる限りの市として実施すべきこと、さらには要望書にも書いてございますが、市や市民や事業者が実施すべきことも書くべきではないかというのが要望書の中にあったわけでございますけれども、それにつきましても、できる限りの書きぶりを4条のところで書かさせていただいていると。4条は基本的には前回とあまり変わっておらないわけでございますけれども、書かせていただいているというところでございます。 それと、二つ目の質問で、第3条は「市は努めます」という形になってございますが、これは昔の条例と全く言い方は同じでございますが、要するに市としての責務を定めたものであるという形で理解をしてございます。4条は、市民の責務という形で、市と市民、両方の責務を書かせていただいているという言いぶりになっているのかなというふうに考えているわけでございます。 それと、市としてのということでございますけれども、このような六つの項目を列挙させていただいているわけですから、先ほど申しましたとおり、市として、これまで非常に推進協議会の皆様方がお時間がない中で、できるだけプライオリティーの高い交通安全の問題でありますとか少年非行の問題を議論していただいていたわけでございます。事務局としても体系的な情報提供をできなかったところも反省しておりますものですから、今回このような条例改正を機に、このような六つの事案について、体系的な市としての現状認識と今後の対応等をまとめさせていただきながら、生活安全推進協議会の方々の御意見を伺って、できる限りの対応を、どういうところが市としてできるのか、例えば市民にどういうことを求めるかということにつきましても、皆様の意見を聞いて、ここに書いてございますように、市民は通報するとか、そういう義務規定を条例上置いているわけでは決してございませんので、先ほど申しましたとおり、それぞれの事案について市民の絡め方というのは違うと思いますし、そのような価値観の中で推進協議会もこれまで議論してきておりますので、今後ともこの推進協議会の皆様の意見を聞いて、市民に御協力をいただかなければいけないことの具体的な内容は詰めていきたいというふうに考えてございます。以上でございます。 ○議長(若尾靖男君) 14番 中山勝子君。 ◆14番(中山勝子君) 市民の皆様と対話をする中で、さまざまこれに関することを私もお話しいただいたことがございます。ある市民の方は、暴走行為によりまして安眠を妨げられ非常につらい思いをしている。また、ある市民の方は、マーケット、それから自動販売機、たばこですとかドリンクですとかが並んでいますが、そういうところに若者たちといいましょうか、単車などに乗ってきたような若者たちが、ちょっと言葉は悪いですが、たむろするといいますか、長時間そこにいると。暖かい時期などはそこで夜明けまで寝てしまうと。怖くて、会社の帰りや散歩の途中でドリンクを買いたくても自販機すら使えないと。そういうことで、何とかならないかというようなお話もいただいています。また、業者の方からは、自販機の売り上げが落ちて困ると。それから、たむろする人たちが自販機に花火を入れてパーンとやってみたり、壊してみたり、また蛍光灯も壊されたとか、何とかならないかというお声もいただいています。 ここにも市民が努めなければならないというようなことも書いてございますが、ある業者の方との話し合いの中で出てきた言葉の中に、この暴走行為といいますか、迷惑行為を行う若者たちの親たち、父とか母とか御家族は知っているけれども、見て見ぬふりをしていると。何とかその方たちとともにパトロールなどができないかというふうなお話もいただいております。警察に連絡しても、来てはくださるけど、そのときだけで、またもとのもくあみだということも聞いていますので、具体的なこれこそ努力目標といいますか、初めてこういうことを明記していただいて、あとは具体的に何をするのかと。それをこれから詰めていくということが大事だと思いますが、パトロールというんでしょうか、市民と行政と地域の市民が一人とかじゃなくて何人かでともにパトロールすると、そのようなことを定期的に行うとか、そのようなことは考えられるかどうか、いかがでしょうか。 ○議長(若尾靖男君) 理事 國友宏俊君。 ◎理事兼企画部長(國友宏俊君) 一つのアイデアとして、今後、推進協議会等で議論をしていきたいというふうに考えてございます。 ○議長(若尾靖男君) 28番 三宅 昇君。 ◆28番(三宅昇君) 今までの質疑をお聞きしておりますと、大変心配し過ぎて、必要以上に重く受けとめ過ぎてみえへんかしらんと思うわけ。私はもっとずうっと軽く受けとめさせてもらいたいと思う。中国の昔の言葉に「義を見てせざるは勇なきなり」、こういう言葉があるんです。悪事に対して見て見ぬふりをしていてはいけない、こういうことを言っておるんです。この条例も人間の最低の規範を示してみえて、こういう環境づくりに、みんなで力を合わせて市民の連帯でやっていこうではないかというふうの条例だと思うんです。これをあんまり細かく決めたりすると、逆に市民生活を束縛するようなことになるんです、あまりやると。だから、私はこの程度でいいと思うんですが、これはつくられた人はだれだったか知らんが、國友さん、ちょっと答えてちょうだい。私はそういうふうに受けとめておって、そのぐらいで受けとめておかんといかんと思うんです、この条例は。条例もいろいろあるんです、性格が。こういう種の条例はこの程度が一番よろしい。私はそう思うんですが、どうですか。 それからもう一つは、はっきり聞いておきたいことが一つある。これは陳情が出ておるわね、さっきからおっしゃってみえるように、10月5日に区長会から。暴走族の根絶に取り組める条例を一刻も早く制定されるようという要望、この条例はこれに対応してみえますか。この陳情の趣旨はこの条例で対応していくと、これをはっきりしてください、どっちですか。以上。 ○議長(若尾靖男君) 理事 國友宏俊君。 ◎理事兼企画部長(國友宏俊君) 陳情の方の内容につきましては、先ほどからお答えをさせていただいていますとおり、区長会や警察等からの要望を踏まえて、できるだけ市として条例上明記させていただける部分を書き込ませていただいて対応させていただいているということでございます。 ○議長(若尾靖男君) この際、暫時休憩をいたします。   午後3時05分休憩           --------------------   午後3時19分再開 ○議長(若尾靖男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほどの議第97号に対する三宅議員の質問に対する答弁を求めます。 理事 國友宏俊君。 ◎理事兼企画部長(國友宏俊君) 市長の資産公開に対する閲覧要求の件数についてお答え申し上げます。 平成7年度からでございまして、平成7年度が1件、8年度が11件、9年度が1件、10年度が1件、11年度はゼロ件、12年度は2件、13年度は現在までのところゼロ件でございまして、トータルでこれまで16件の請求がございました。以上でございます。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第 100号 多治見市分担金徴収条例の一部を改正するについて、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第 101号 多治見市介護保険条例の一部を改正するについて、質疑はありませんか。 23番 二和田美枝子君。 ◆23番(二和田美枝子君) この介護保険条例の一部改正は、ショートステイの上乗せ部分が組み込まれたということで料金が少なくなったわけですけれども、これは介護保険がスタートしたときに決まったということで、もし国の方でそれが担保された場合にはこの上乗せした分をどうするのかという質問をした際に、ほかのサービスで考えていくという御答弁を前の健康福祉部長がされているんですね。ショートステイ以外のほかのものに上乗せせずに、料金の方でその分を加味したということは、どのような御見解でこのように変えたのかということをまずお伺いしたいと思います。 ○議長(若尾靖男君) 健康福祉部長 伊藤正司君。
    ◎健康福祉部長(伊藤正司君) 今回の条例改正の中で、他のサービスに置きかえという御意見もございました。介護保険の運営審議会がございまして、そこの中でいろいろ御意見もいただきました。それに基づきまして、私どもは実際に対象者、それから高齢者一般、施設に入っておられる方、それから要介護認定者の方につきましてアンケート調査を実施いたしました。そこの中で今回の制度につきましての御意向を伺ったわけでございます。上乗せの制度、ショートステイでございますけれども、それをなくした場合についての取り扱いにつきましては、アンケートの対象の中では約25%の方が料金を下げるという御意見が一番多うございました。他の給付を求めるという方につきましては12%という数字がございました。そこの中で、それでは他の給付をどのようなものを求めるかということもお聞きいたしておりますけれども、非常にばらつきがございまして、おむつという意見が件数的には多かったということでございますけれども、総体的な御意見の中では、他に求めるよりも料金を下げていただきたいという御意見が多うございました。そういうお話も報告させていただく中で、運営審議会の中で、基本的には上乗せ部分がなくなれば料金を下げるのが適当ではないかという御意見の中で、私どもも料金を下げるというふうなことで決定をさせていただいております。 それから、この制度改正によりまして、ショートステイにつきましては、従来、多治見市が上乗せをしております回数、これは6ヵ月で何回御利用いただけるかという回数でございますけれども、今回の改正の中では、6ヵ月間で見ますとそれ以上の利用ができるということにもなってまいりますので、今現在使っておみえになります方の中で、短期的に使ってみえる方には支障が出るかと思いますけれども、長期的に見ればそれ以上の利用ができるというふうなことでございますので、それに沿った御利用をいただければというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(若尾靖男君) 23番 二和田美枝子君。 ◆23番(二和田美枝子君) 料金を下げてほしいという要望が強かったということで、本当にそういう声を私の方も多く聞いております。ですから、当然そういう要望が強かったのかなというふうに理解できますが、今回の改正によってこの県下の中での介護保険料としてはどの程度になるのか。もしそれがわからなければ、3市1町あるいはこの周辺だけでいいですけれども、どのぐらいの料金の順番というか、保険料の料金としては何番目ぐらいになるんですか。この岐阜県下の中で何番目ぐらいというのは、わかりますか。 ○議長(若尾靖男君) 健康福祉部長 伊藤正司君。 ◎健康福祉部長(伊藤正司君) 今回の保険料を下げることによりまして、県下の比較というのはちょっと現在手元にございませんので、わかり次第また御説明をさせていただきたいと思いますが、本市のように上乗せをやっております市については、非常に少ない団体でございます。その団体の中で、料金を下げるところもあれば、ほかのサービスに求めるところもございまして一概に比較はできませんけれども、本市を含めまして全国的に21団体、市におきましては6市が、従来、多治見市のような上乗せを今回見直しをしようということにしております。そこが今度改正されることに伴いましてどのような形態になってくるかということは、まだ十分把握をし切ってございませんので、今の段階ではちょっとお答えしかねますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(若尾靖男君) 2番 各務幸次君。 ◆2番(各務幸次君) まず最初に、保険料を下げて、そしてそれに見合う今までのサービスも減らすということで理解をしてよろしいでしょうか。 ○議長(若尾靖男君) 健康福祉部長 伊藤正司君。 ◎健康福祉部長(伊藤正司君) 先ほどお話をさせていただきましたように、事例によりましては、例えば6ヵ月にショートステイが要支援の方は28日使えるということになっておりますけれども、これが今度の改正によりまして36日6ヵ月で使えるということになるわけですけれども、6ヵ月に使える28日を最初の1ヵ月で使って、あとの5ヵ月はショートステイを使わないという方につきましては影響が出てくるということでございまして、6ヵ月スパンで見れば、毎月同じような利用の仕方をされれば、今以上のサービスは受給できるんではないかというふうに思っております。現在の利用してみえる状況によりましては、今申し上げましたような、まとめて当初にとるという方も中にはございます。そういうすべての方を今度の一本化によって救済するということは、保険料も下げるどころか上げさせていただかなければならないということになりますので、その方が他の利用者の御理解を得るのは難しいんではないかというふうに思って、今回のような措置にさせていただいております。以上です。 ○議長(若尾靖男君) 2番 各務幸次君。 ◆2番(各務幸次君) そうすると、今、多治見市は上乗せ制度によって、例えば社会協議会でその仕事をやっていただいておったり、あるいは民間の事業者がやっていただいているということで、この1年間の間にそれなりの人をそろえられてやっておみえになるわけですが、この上乗せ分がなくなることによって、その経営に対する影響が出てくるのか出ないのか、その辺はどうなんでしょうか。 ○議長(若尾靖男君) 健康福祉部長 伊藤正司君。 ◎健康福祉部長(伊藤正司君) 多治見市が行っております上乗せが、今度の制度改正によって全くなくなるという意味合いではございません。一本化によりまして、居宅サービスの枠内でショートステイも、それから居宅支援も行うということになりますので、今、ショートステイでお話し申し上げました日数がすべてなくなってしまうという内容ではないということでございますので、それに当たっておられます施設等につきまして、需要がなくなるということではなくて、今以上の需要が発生するというふうに思っております。 ○議長(若尾靖男君) 28番 三宅 昇君。 ◆28番(三宅昇君) 今の御答弁で、このショートステイの上乗せ部分がなくなってもさほど影響がないというようなことですが、そういうふうに受けとめておってよろしいかね。 それと、この保険料率が約10%下がりましたね。私はもしショートステイの関係が影響がさほどなければ、このように保険料率を下げることが市民に受けると思いますよ。私はいいことを考えやあたと思っておるわけです。この影響をもう一遍聞くが、ショートステイの今までの上乗せ部分に本当に大して影響がないかどうか、もう一遍答えてもらえんかな。 それともう一つは、ちょっと関連でお尋ねしますが、この前、新聞で見ましたが、苦情処理機関の介護保険調整委員会が初めての苦情処理をしまして、この11月10日でしたか、市長にある施設に対する是正を求める勧告をされましたね。これなんかは中身を見ると、ある施設がショートステイの時間帯を大幅に短縮をしてしまったという苦情に対する調整委員会の結論だね、是正せよという。これはどういう内容であったか、詳しいことをちょっと発表できんかね。そういう施設に是正を市として求められましたかね、それをちょっとお聞きします。よろしく。 ○議長(若尾靖男君) 健康福祉部長 伊藤正司君。 ◎健康福祉部長(伊藤正司君) 1点目の、多治見市が上乗せをしておりますショートステイの日数に影響がないかどうかというお尋ねでございます。これにつきましては、功罪両面が今度の制度にあるわけでございまして、私、先ほど御説明申し上げましたのは、6ヵ月のスパンで見れば上乗せ部分は吸収できるというお話をさせていただきました。しかしながら、毎月同じように利用がされるというふうには限定できませんので、その人によっては短期的に使う必要があるという方もございます。今、全般的に見ますれば影響が出てくるという方はございますけれども、非常に少数であるというふうな認識に基づきまして改正を行っております。 それから料金の下げでございますけれども、これにつきましてはいろいろ議論もございまして、そこの中でやっぱり市民の御意向が非常に強いところは、今度の制度の中でなくなる部分があれば、その部分は下げていただくというふうな御意見に沿うのが一番であろうということで料金改定をさせていただいております。 それから3点目の苦情の中身でございますけれども、多治見市の介護保険調整委員会に12年度は6件苦情申し立てがございました。今御指摘の案件につきましては、13年度の案件でございますけれども、中身としまして、ショートステイの入所時間が従来午前10時からということで、退所時間が午後4時ということになっておりました。その時間が、入所時間が午後4時、退所時間が午前11時ということにされたことによります苦情でございます。その苦情に基づきまして、市といたしましてもその事業所と話し合いをさせていただきまして、従前のように変更していただいたということでございますので、よろしくお願いします。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第 102号 多治見市営住宅管理条例の一部を改正するについて、質疑はありませんか。 1番 石田浩司君。 ◆1番(石田浩司君) 今回の改正で12戸の市営住宅が削減をされるわけなんですけれども、これからの削減計画がどのような形で、削減されるのかされないのかということと、もし削減されるようでしたら、年間どのぐらいの値で削減を計画してみえるのかがお聞きしたいのと、この12戸を削減することによって経費も削減になると思うんですけれども、そのあたりの費用はどれぐらい削減をされるのか。あと、削減をされた市営住宅の跡地は、どのような形で利用を考えてみえるのかお聞かせください。 ○議長(若尾靖男君) 建設部長 坂崎 敏君。 ◎建設部長(坂崎敏君) 今回12戸取り壊しをするわけでございますが、この12戸につきましては相当傷みが激しいということで、従来から入居はさせていないものでございます。今後こういった形でどんどん削減していくかということでございますが、一昨年と昨年にかけまして策定いたしました住宅マスタープラン、その中では将来ともに市営住宅の役割といたしまして 1,075戸というのは供給しますよというのが計画で上がっております。それでは、現在どれだけ戸数があるかということでございますが、現在は 1,066戸ということでございますので、現状維持という考え方でございます。今後それをどういうふうに整備していくかということにつきましては、現在、ストック活用計画ということで計画を策定中でございますので、まだ計画自体はできていないという状況でございます。 それから12戸の減によります経費の削減ということでございますが、実際に、先ほど申し上げましたように、現在もう既に使われておりませんので、これに伴う経費というのは特別削減されるということはないというふうに考えております。 それから跡地でございますが、この跡地につきましても、先ほど言いましたストック活用計画、それは現在ある市営住宅の各団地を将来どういうふうに整備をしていくかということを各団地ごとに計画をつくっておる段階でございます。したがいまして、そのストック活用計画ができた中で跡地利用が決まってくるということになります。以上です。 ○議長(若尾靖男君) 1番 石田浩司君。 ◆1番(石田浩司君) 今ちょっと僕、答弁を聞いておって、全体が 1,075戸で、今あるのが 1,066戸、計画としては 1,075戸へ持っていきたいということですか。 ○議長(若尾靖男君) 建設部長 坂崎 敏君。 ◎建設部長(坂崎敏君) この 1,075戸と申し上げましたのは、実はマスタープランを策定する段階での戸数でございまして、その段階で民間の役割、それから公的な役割、そういったものを検証いたしまして、その中で市営住宅の役割としては 1,075戸を将来とも維持していきますよという考え方で言っておりますので、現在の 1,066戸はマスタープランをつくる当初と比べて若干壊したのもございますので、現在の状況としては 1,066戸だと。しかしながら、将来は 1,075戸を市営住宅として供給していくということでございます。 ○議長(若尾靖男君) 1番 石田浩司君。 ◆1番(石田浩司君) ということは、今後、市営住宅として増えると、何戸かはという形の話でよろしいですか。市営住宅を見ますと、たくさんこれ以上に傷みの激しいところがあるわけなんですけれども、そこも多分使われてなくなっていくと削減されるのかなということを考えていますけれども、それ以上にまた 1,075戸を目指してつくられる計画があるのでしょうか。 ○議長(若尾靖男君) 建設部長 坂崎 敏君。 ◎建設部長(坂崎敏君) 一応将来的に 1,075戸といいますのは、平成22年の目標でございまして、それに向けて順次改築等を行う、さらには建て替え等を行うということで、 1,075戸を目標としております。ただ、この 1,075戸といいますのは、市が単独でつくる方法、さらには民間の住宅を公営住宅として借り上げる方法、そういったものも考えながら 1,075戸ということにしておりますので、いずれにいたしましても市営住宅の戸数だけで言えば現在よりも増えるということになります。 ○議長(若尾靖男君) 1番 石田浩司君の本件に関する発言は既に3回に及びましたが、会議規則第55条ただし書きの規定により、特に発言を許可いたします。 1番 石田浩司君。 ◆1番(石田浩司君) すみません。ちょっとここのところで聞くのはおかしいかと思いますけれども、僕は削減されるときにお金はかからなくなってくるというようなことだと思ったんですけれども、あまり削減については費用的には変わらないということですけれども、これ一つ、私も市営住宅に住んでおりましたし、市営住宅の人から聞いたお話で、ちょっと要望というか、見解をお聞かせ願えればありがたいですけれども、今年の夏は大変暑かったです。入った方については、エアコンとかそういう設備も、確かに市営住宅だから設備はできないよという話なんですけれども、生活していく上では非常に暑かったもんですから、そういうものは完備できませんかというような話がありましたけれども、この場で話す話じゃないかもしれないですけれども、そのあたりの住宅の環境についての考え方をお聞かせ願えればありがたいですけれども。 ○議長(若尾靖男君) 建設部長 坂崎 敏君。 ◎建設部長(坂崎敏君) 確かにおっしゃることはよくわかります。しかしながら、公営住宅の役割というのがございますので、民間のように何もかも設備を整えて、なおかつ高料金で入れるということができればいいわけでございますが、そういうものではございませんので、やはりその辺は御理解をいただきたいと思っております。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第 103号 多治見市都市公園条例の一部を改正するについて、質疑はありませんか。 18番 松浦文雄君。 ◆18番(松浦文雄君) 1号冊の37ページによってちょっと御質問をいたします。 ここに安土桃山陶磁の里の作陶施設の使用料の件でございますが、ここに区分がついておりまして、そこに鉢、皿というふうに載っておりまして、大きさは20センチ以内ということになっておりますが、それはよくわかりますが、皿の場合、やはり小皿から中皿いろいろございますが、また鉢も同様なんですが、その辺の料金はどのようになっているかお伺いいたします。 ○議長(若尾靖男君) 環境経済部長 河村宏三郎君。 ◎環境経済部長(河村宏三郎君) そこにも表示してありますように、おおむね20センチ立方以内ということで表現させていただいております。今御指摘のように、それじゃあ21センチのときはどうだという話ですと、若干その辺もありますけれども、おおむね20センチということで今回お願いする料金の 1,500円でお願いしたいと。逆に、立ち物で花瓶なんかも当然20センチを超えるものがあって、25センチのものがあって横幅は10センチぐらいのものが出てくるかと思うんですが、その辺も臨機応変におおむね20センチ立方以内のものであればという判断があれば、それ以上の極端に大きなものにつきましては別途ということになると思うんですが、一般に陶芸施設で体験される範囲内を想定しましてそういうことにさせていただいているということでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(若尾靖男君) 18番 松浦文雄君。 ◆18番(松浦文雄君) 私の聞きたいのは、それ以下のものを言っているんですよ。小皿は大体、豆皿と言いまして今はやりですが、5センチぐらいからある。中皿は8センチ、9センチ、あるいはめいめい皿は12センチ、皆さんはこういうものを大いにつくりたがられると思いますが、その辺のところはどこに入れられるのか。別にそういう条項があるのか、その辺をはっきり明記していただかんと、今後進めていくについて非常に戸惑いがあるんじゃないかなあと思いますが、その辺ですよ。 ○議長(若尾靖男君) 環境経済部長 河村宏三郎君。 ◎環境経済部長(河村宏三郎君) 確かにそういうめいめい皿だとか、何か小さいものも皿の部類に入りますが、そこにございますように、ぐい飲みだとか湯飲みなんかという表示がありまして、湯飲みにつきましては1個 1,000円、それからぐい飲みにつきましては2個までという規定がございますので、その辺に準じたサイズというふうに判断しました時点では 1,000円になるかというふうに思いますけど。5枚つくられれば、当然のことながら 2.5倍という感じになるんですが、そういう形になってくると思いますけど。 ○議長(若尾靖男君) 18番 松浦文雄君。 ◆18番(松浦文雄君) そういった何か説明というか、言いわけというか、そういう項目をここに入れる気持ちはありますかどうか。 ○議長(若尾靖男君) 環境経済部長 河村宏三郎君。 ◎環境経済部長(河村宏三郎君) 他の施設につきまして調べましたところ、細かく規定されているところもございますが、原則としまして皿であれば、さっき方言いました基準の範囲内で判断をしていくというふうに思っておりまして、細かく規定するということを想定しておりませんので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(若尾靖男君) 12番 井上あけみ君。 ◆12番(井上あけみ君) こういった作陶施設ですけれども、この料金の改正の理由で、他のそういった同様の施設との均衡を図るということの理由でしたけれども、他と比べて具体的にどうであるのか。ごめんなさい、質問を変えます。公的なこういう作陶施設が市内には幾つあって、私立のそういうのが幾つあって、公立の中においては安土桃山陶磁の里がどういう程度のものであるのかということと、私立と比べてどういうふうであったのかというのをちょっと教えてほしいんですけど。 ○議長(若尾靖男君) 環境経済部長 河村宏三郎君。 ◎環境経済部長(河村宏三郎君) 周辺のものを若干申し上げますと、土岐市の美濃焼伝統産業会館におきましては、湯飲みが 800円、それから飯茶わんが 1,200円、それから抹茶茶わんが 1,500円、それから菓子鉢が 2,000円、それから花瓶が 2,000円というふうになっておりまして、ここでも若干の大きさといいますか、そういうものについては指導員が現実にでき上がったものを見て判断をして集計をするということになっております。それと、土岐市さんのどんぶり会館でございますが、大人が 2,500円、子供が 2,000円ということになっておりまして、使用の粘土量は 1.5キロまでで、作陶については2個までという規定になっております。それから瑞浪市の産業振興センターの料金でございますが、湯飲みが 1,000円、それから湯飲み台が 1,200円、それからぐい飲みが 800円、それから皿が 900円。それから、これはすごく細かく規定されておりまして、今申しました皿につきましては、4寸が 900円、6寸が 1,500円、8寸が 3,000円、尺が 5,000円。小鉢につきましても、それぞれ4寸が 1,200円、6寸が 2,000円、8寸が 4,000円、尺が 7,000円ということになっておりまして、今回の料金改正をお願いする中で、物によっては若干高くはなるというふうには思いますが、つくるものによっては値打ちに楽しんでいただけるということですし、さらに加えれば、3キロ 1,300円の現行の制度ですと、作陶施設で体験された方は御存じだと思いますが、3キロというとちょうどドッジボールの球よりちょっと大きい大きさになりますが、これを例えば抹茶茶わんをひきますと、ろくろで回しますとなかなかこの量ではひきにくいということでございますので、大きなものでひいていただくというようなことになります。 民間につきましては、ちょっと手元に資料がございませんが、私の若干知った範囲内で申し上げますと、もう少し、2倍、3倍という金額になっておると思います。 ○議長(若尾靖男君) 12番 井上あけみ君。 ◆12番(井上あけみ君) この安土桃山陶磁の里というのは、今後、東町のセラミックパークMINOができるところにも近いですし、県の陶磁資料館のすぐそばということで、これまで割と値段的にもつくりやすいということで、結構県外からもたくさんのお客さんがリピーターとして来てみえるというふうに聞いています。私が心配するのは、そういったお客さんが使用料が上がることによって足が遠のくんじゃないかという心配をするわけですけれども、そうであっても魅力的でまた来ていただけるような工夫をしていかないと、せっかく根づいてかなりたくさん来ていただいているお客さんが離れるんじゃないかという心配についてはどういうふうにお考えなのか、教えていただきたいと思います。 ○議長(若尾靖男君) 環境経済部長 河村宏三郎君。 ◎環境経済部長(河村宏三郎君) 御指摘のように、市内以外のお客様が多いことは事実でございます。それはセラミックパークの作陶施設との役割分担といいますか、そういうことは今後検討していきたいと思っておりますし、さらに安土桃山陶磁の里の作陶施設の中身について、例としましては陶芸教室といいますか、1週間単位みたいな受入体制を整えるとか、そういうようなことも検討していきたいなというふうに思っております。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第 104号 多治見市駐車場条例の一部を改正するについて、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第 105号 平成13年度多治見市一般会計補正予算(第5 号)について、質疑はありませんか。 8番 岡田智彦君。 ◆8番(岡田智彦君) 端的にお尋ねいたします。6号冊の22ページと53ページの総務費と教育費についてお伺いします。 IT講習事業費なんですが、これがコースの増設をするということですが、増設コース数を教えてください。それと、現在把握してみえるこれまでの申込者の倍率、いわゆる応募総数と申込者の倍率がどの程度になっているのかということ、その2点をとりあえずお願いします。 それから教育費については、緊急雇用特別対策事業費というようないい助成制度をうまく活用されまして、懸案の総合射撃場の鉛散弾除去事業を行うということですが、これは雇用について何人ぐらいを想定してみえて、それからその除去活動をされる期間、何日間ぐらい、そしてその雇用対象をどこに求めるのかということと、1日当たりの日当はどの程度になるのかと、その点を教えてください。 ○議長(若尾靖男君) 理事 國友宏俊君。 ◎理事兼企画部長(國友宏俊君) まずIT講習の事業費の約 267万 8,000円でございますけれども、今回の予算で25コース 250人分を増加させていただきたいと考えてございます。 それと、これまでの受講実績でございますけれども、今年度4月から開始しておるわけでございますが、10月期末までの実績でございまして、募集定員が 2,806名のところ応募者数が 2,778名でございまして、ほぼ 100%近く充足しておるというところで、応募者数、応募された方ほとんど皆さんが受講されております。 ○議長(若尾靖男君) 教育長 岡田幸三君。 ◎教育長(岡田幸三君) 射撃場の件でございますが、毎日20名、延べ60日ということで計画をしております。賃金の額でございますが、1万円程度ということで考えております。それから対象でございますが、これは職安の方へもお願いをしまして、現在職のない方で、高齢までは行きませんが、大体中年から50歳ぐらいまでの人を対象に募集をしたいというふうに考えております。 ○議長(若尾靖男君) 8番 岡田智彦君。 ◆8番(岡田智彦君) 申し込み倍率はほぼ1対1というようなお話ですが、しかし現実に、あなたは今回残念ですが選に漏れましたという通知を受けている方がかなりあるようにお聞きしておりますし、現実にうちの女房もそういうはがきをいただいていますが、実際に今の数字ですと、むしろ定員割れというような形になっておるんですが、その辺はどのようになっていますか。 それと、今までが 2,806人ということですね。今年度中、来年の3月まで予定しておる総人数、それが何人なのかお尋ねいたします。 それと、託児コースがあるんですが、現在、託児コースは、現状計画されているもので応募者の要望にこたえることが十分できるのかどうか、その辺も参考までにお聞きします。 ○議長(若尾靖男君) 理事 國友宏俊君。 ◎理事兼企画部長(國友宏俊君) 募集定員、応募者数につきましては、先ほどのとおりでございますけれども、議員御指摘のとおり、希望の日時、時間等に必ずしも定員がぴったり合うわけではございませんから、そのような方で希望どおりならなかった場合については時間を変更等していただいているということは事実でございますし、そういうふうに認識はしてございます。ただ、全体として見れば、先ほど御説明したとおりだということでございます。 それと、今年度でございますけれども、当初計画が 4,931名の定員のところ、今回 250名プラスになりましたものですから 5,181名の募集定員がございます。 それと、託児につきましては、ちょっと手元に資料等ございませんので、後ほど回答させていただければと存じます。大変申しわけございません。 ○議長(若尾靖男君) 8番 岡田智彦君。 ◆8番(岡田智彦君) IT講習については、いろいろな人にお伺いしますとかなり関心がありまして、ぜひ受けたいと、私もやってみたいということで言ってみえる方があるんです。ただ、託児コースの状況をお聞きしたのは、ちょっと子供が小さいんで、やりたいんだけれどもというような方があって、幸いにして託児コースがあるんですが、そういったものを今後要望をお聞きしながら増設しなきゃいけないような状況が出るんではないだろうか。いわゆる託児をするコースを組み入れていくと。 それから、応募された方が、おたくが希望された期間はだめでしたよと返事が来る。そうすると、それであきらめてしまうんじゃなくて、また出したときに、ちょっと難しいかもしれませんが、今のコンピューター時代ですから、2回申し込んだ方は優先的に希望コースへ入れてあげるというような配慮をして、できるだけ多くの市民の方に講習を受けていただくという配慮をぜひしてほしいんですが、その点はできるかできないか。 ○議長(若尾靖男君) 理事 國友宏俊君。 ◎理事兼企画部長(國友宏俊君) 現状をよく十分研究させていただいて、できる限りのことはさせていただこうと思っております。よろしくお願いします。 ○議長(若尾靖男君) 1番 石田浩司君。 ◆1番(石田浩司君) 53ページの生涯学習課の緊急雇用対策の事業で、射撃場の鉛の除去のことでちょっとお話を聞きたいんですけれども、これの 3,900万で雇用の創出は何名ぐらいされるのかということと、期間的にどのぐらいこれをかけてやられるのかということと、工事の業者の方が間に入られると思うんですけれども、どれぐらいのお金、 3,900万ということですけれども、要するに人に渡るお金がたくさんでないと緊急雇用対策にはならないと私は考えるわけですけれども、そのあたりの考えをお聞かせください。 ○議長(若尾靖男君) 先ほどの岡田議員の質問とダブりますけれども、答弁をもう一遍お願いします。 教育長 岡田幸三君。 ◎教育長(岡田幸三君) 1日に20人で60日を計画しております。今回の緊急雇用の趣旨からいいまして、景気の刺激対策ということもございますので、直営はだめだというふうに県の方から聞いておりますので、当然、業者が入ってまいります。したがいまして、その業者にどれだけ入るかというところが明確にならないと私どもも大変困りますので、総額の80%は賃金として渡るようにというような指導もございますので、そういった点で賃金の明確化を図る、そういったことはしていく必要があるというふうに考えております。 ○議長(若尾靖男君) 2番 各務幸次君。 ◆2番(各務幸次君) 衛生費の不燃性廃棄物の処理費について御質問いたしますけれども、私この数字にびっくりしまして、補正額が 1,305万 7,000円ということで、当初予算を調べましたら 3,304万 3,000円ということで、パーセンテージからいうと39.5%補正が組まれているわけですね。私これを確認しましたら、お客さんからいただく費用が前は 200円だったんだけど 600円に値上げいたしまして、その 600円で計算すべきところを前の 200円で計算を誤ってしたと。したがって、その差額が 1,300万ほど出ました。その補正を上げさせていただきましたというお話を承りましたけど、事実関係はそれでよろしいんですか。まず第1番、その件についてお答えください。 ○議長(若尾靖男君) 環境経済部長 河村宏三郎君。 ◎環境経済部長(河村宏三郎君) 大変申しわけないことですが、そのとおりでございます。要するに 200円で計算をして、 600円になったにもかかわらず 200円で計算をした不足分をお願いするものでございます。 ○議長(若尾靖男君) 2番 各務幸次君。 ◆2番(各務幸次君) 大きな間違いですので、今後十分注意していただきたいというふうに思いますけど、そこで、前は 200円で 400円値上げして 600円にしたわけですね、不燃性廃棄物の料金を。 600円をそのまま名古屋市さんにお支払いをするということなんですけど、普通、私が考えますと、大畑センターへ運び込まれてトラックに積みかえて、当然その費用がかかるわけですけれども、普通だとそこから例えば 100円引いて、単純な話なんですけど、 500円は名古屋市さんにお支払いするというふうに私なら考えるんですけど、平成4年の確認書で、いわゆるユーザーからいただいた料金をそのまま名古屋市さんにお支払いしますよということの確認書を取り交わしたわけですね。この確認書をそのように変更されるおつもりはないのかということと、それからもう1点、それに関連しまして、 400円で料金の差額をお支払いするわけですよね。そうすると、その量ですけど、32.642トンに私の計算ではなるんですけど、その量と、それから今の確認書が変更できないかということについて、次のお答えをいただきたいと思います。 ○議長(若尾靖男君) 環境経済部長 河村宏三郎君。 ◎環境経済部長(河村宏三郎君) この確認書は、スタートとしましては平成5年から始まっております。その確認書の変更をする気持ちがあるかどうかということですが、結論から申し上げますと変更を考えていないという。その理由としましては、大畑センターの、ある意味では安定型処分場から管理型の処分場に移しかえることによってきれいなごみの処理をしたいということと、さらには大畑センターのスペースの確保といいますか、ある意味では延命を図りたいということでそういう形になったというふうに理解しております。 その中で、要するに手数料を若干引いてやるのが本来ではないかという考え方もあるかと思うんですが、現実には現在有料で搬入されたごみについては、先ほど申し上げましたように、手数料をそのままそっくり名古屋市の方にお渡しするということなんですが、それ以外のものにつきまして、多治見市が処理をお願いしているものにつきましては、要するに家庭ごみから出るごみも、それから焼却灰も含めて無料ということで引き取っていただいているということがございまして、今その問題を持ち出せば、仮の話ですけれども、そうだったらあれを有料化しましょうかという話も出てくるかなあと。名古屋市さんの愛岐処分場の処理料金は 100キログラム単位で 1,000円ということになっておりますので、そういうことになっておりますので相当大きな負担が増えてくるという、逆にこの約束は多治見市にとって大変有利な約束だというふうに理解しております。 ○議長(若尾靖男君) 2番 各務幸次君。 ◆2番(各務幸次君) 今の事業系ごみの量のお答えがなかったんですけど、32.642トンでよろしいですかということです。 それで、私これで3回目ですので続いてお話しいたしますけれども、ちょっと話がそれるかもしれませんが、今度の新しい新焼却場の方でプラスチック系のごみですよね、今の埋め立てごみの分は。大畑センターから愛岐処分場へ搬入しているのは、陶器のかけらだとか、そういったものは今までどおり大畑に埋め立てしているわけですよ。そのほかのごみ、いわゆるプラスチックだとかほかのものもあるでしょうけど、今度その事業系ごみを一緒にプラスチック系のごみだとか、例えばほかのものもあるんですけど、新しい焼却場ができますと焼却場で溶融して処理できるようになるわけですね。そうなってくると、今 600円ですよね、物すごく負担が増えてしまうんですけど、将来、焼却場が稼働するまでに事業系の不燃性廃棄物の料金を改正しないととても大変なことになってしまうんですが、差し引きしますと、事業系の今のごみで、この数字が正しいとしたら年間 3,250万ほど多治見市が負担せないかんことになっちゃうんですけど、処理するのに。それで陶器の、今、大畑センターで埋め立てているごみは大畑センターでそのまま埋められるわけですね。 ○議長(若尾靖男君) 各務議員に申し上げます。本案とかけ離れた質問はできるだけ自粛されるようにお願いをいたします。 ◆2番(各務幸次君) 今お話ししたことをちょっと端的にお答え願えますか。将来この新焼却場ができたときに、今の 600円の料金ではとてもやれないと思うんですけど、料金の改定も一緒に考えておられるのかということもあわせてお願いいたします。 ○議長(若尾靖男君) 各務議員に申し上げますが、ただいまの質問の答弁は今の時点では無理かと思いますので、また後日改めて何らかの方法で質問されるようにお願いいたします。 23番 二和田美枝子君。 ◆23番(二和田美枝子君) 民生費の放課後児童健全育成事業費で、北栄小学校の学童の数が増えたということで拡張工事をしていただくということで大変ありがたいことだと思うんですが、子供たちの数が増えるということは、やはり指導員の数も当然増えていくと思うんですが、ずうっとここ数年見ていきますと、公設民営化ということで親さんたちが主体的に運営していくんですが、これだけ子供たちが増えてくる、ニーズが高いということは、指導員に対する管理の部分というのを役所の方である程度目をかけていくというか、きちんとした制度を設けていく必要性があると感じるわけなんですが、その辺についての考え方をお伺いしたいと思います。 それから、今るるお話がされておりますが、教育費の雇用対策の件ですね。緊急雇用特別対策事業費の総合射撃場環境対策費ですが、私がずうっと説明を受けてきたときには、雇用対策のお金が先にあって、多治見市はたまたまこの総合射撃場のところにそのお金を使うというように受けとめて理解していたわけですが、どうも何か話を聞いていますと、まだ検討委員会を一回も開かれていないと私は理解しているんですが、検討委員会の意見が全然出ないうちに緊急雇用対策費だけがひとり歩きをして、しかも今聞きますと、業者が入らなければいけないようなお金がこうして来ていると、こう受けとめるわけですね。これでは何だか本末転倒甚だしいような気がするわけです。緊急雇用対策というからには、市内の業者の方あるいは市内のリストラなどに遭っている方々が、少しの間でも雇用保険に入っていない方、もう切れてしまったり、あるいは収入のめどが立たない方々がある程度潤うために仕事をつくるという意味のお金かと思っておりましたが、何か意味が違う気がしますが、どうなんでしょうか。 ○議長(若尾靖男君) 健康福祉部長 伊藤正司君。 ◎健康福祉部長(伊藤正司君) 放課後学童クラブにつきましては、定期的に市の方とクラブ側との意見交換の場を設けております。今御指摘の指導員についての管理体制というお話でございますので、それとともに指導員との連絡の場も設けていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(若尾靖男君) 教育長 岡田幸三君。 ◎教育長(岡田幸三君) 射撃場の検討委員会でございますが、議員、一回もということでございましたが、それは議員の勘違いで、検討委員会は2回開いております。その2回の中で、緊急に手当てをするものと、それから長期にわたって考えるというような二つの意見がありまして、緊急に手当てをするものとして、当面、鉛の除去、それから側溝等に地下浸透がしておるわけでございますが、そういったところに吸着マットのようなものを入れて、当面付近の住民の皆さんが安心できるような対策をとりなさいというのが検討委員会の意見でございました。それを受けまして、12月の補正に上げるというような予定にしておりましたところ、緊急雇用対策というのがあるということでございましたので、それに手を挙げて今回の提出ということになったという経緯でございますので、よろしくお願いします。 ○議長(若尾靖男君) 23番 二和田美枝子君。 ◆23番(二和田美枝子君) 議案の事前の説明のときにも、検討委員会の意見でという言葉は一回もなかったんですよ。何かそういうものの以前に緊急避難的にこのお金を使うという御説明があったわけなんですね。だから、今初めて緊急的なものと長期的なものがあるという検討委員会での御意見を今拝聴したわけなんですけれども、そういう意味で、検討委員会をやるということを議会に諮ったわけですから、こういう提案を受けてこのお金を使うということを説明しなかったら、何か予算と案というものが逆立ちしているような感じを受けます。 一つ、これは市内の人たちのための施策になるのか。それとも今言ったように、業者を入れなければできない予算だとおっしゃっておりましたが、その業者というのは市内と関係ないものでも入ってくるのかというところが全然見えてこないんですが、これは入札か何かにされるのか、どのような経緯でこの雇用対策が生かされていくのかお伺いしたいと思います。 ○議長(若尾靖男君) 教育長 岡田幸三君。 ◎教育長(岡田幸三君) 具体的にどの業者ということでは考えてはおりませんが、できるだけ明確に透明性に賃金の支払いがわかるようなシステムにしたいということでございまして、例えば建設業組合だとか、そういったところに受けていただければ一番いいなあというふうに感じておるんですが、これは事前の話で、もし議案が可決をされた場合に建設業組合等で受けてもらえるかというような打診をしましたところ、建設業組合では受けられないというような返事もいただいておりますので、そういったところがほかにあればというようなことで、今現在考えておるところでございますが、通産省の外郭団体で建設技術協会というところがあるそうです。それは名古屋なんですが、そういったところも一つの選択肢の中に入れるということでございますし、性格上、競争入札をするというようなものにはそぐわないというふうに考えておりますので、できれば随契にしたいということも案としては考えております。 ○議長(若尾靖男君) 23番 二和田美枝子君。 ◆23番(二和田美枝子君) 私どもといたしましても、この鉛の毒というものに対しては早く除去してほしいという気持ちは持っております。しかし、緊急雇用の創出ということで考えるならば、このお金を使うということであれば、やはり市民の皆さんが本当に潤うような施策になってもらいたいという気持ちがあるわけですね。そうすると、今の御説明ですと、例えば医療関係のごみなんかでも特定の業者しかできないのと一緒で、こういう鉛の毒を外に持ち出す場合にはかなり制約があると見受けるわけですね。ですから、当然この雇用対策費にはふさわしくないものになってしまうんじゃないかという疑問を持つわけです。今も名古屋の方の業者という言葉が出ましたけれども、これで本当に多治見市の雇用の創出になるのかというのはやはり疑問ですので、もう少し知恵を絞ってもらわないといけないかなというふうに思うんですが、いかがでしょう。 ○議長(若尾靖男君) 教育長 岡田幸三君。 ◎教育長(岡田幸三君) 先ほどの選択肢の中の一つということで建設技術協会ということを挙げましたが、募集はあくまでも多治見市の職安を通してやるということでございますし、多治見市の中で現在失業をされている方を対象に選んでいただくということでございまして、競争入札にそぐわないというところは、中間に入ったところが吸い上げるというようなことのないように、きちんとした透明性を保ちたいというような意味で職安の方へも声をかけておりまして、そういったリストをいただいて多治見の中で雇用していただくというようなことを考えておりますし、賃金についても相当の分野で、80%という枠があるわけでございますので、総経費の80%は賃金で支払うということが明確にわかるというようなところで、組合のようなところを現在模索をしているということでございます。 ○議長(若尾靖男君) 12番 井上あけみ君。 ◆12番(井上あけみ君) 31ページの私立保育所児童運営費の増なんですけれども、保育園児が私立で増えたということですけれども、何人増えられたということと、それから公立については定員いっぱいだったから私立の方に行かれたのかなという理解でいいのかどうか教えてください。 それからもう1点、複写機の債務負担行為が幾つかの部署で出ていたんですけれども、これまで1枚当たり 8.5円以内というなんですけど、今までですと1枚当たり幾らであったのかということ。それは単色とカラーと両方ですけど、教えてください。
    ○議長(若尾靖男君) 健康福祉部長 伊藤正司君。 ◎健康福祉部長(伊藤正司君) 私立保育所の児童運営費の補正でございますけれども、これにつきましては、私立で未満児をやっております園の対象児童の増でございます。具体的には、これは当初予算から比べますと、今の見込みで 216名ほど増えてくるという予測でございますので、それに見合う支出でございます。それから、これは私立の方で未満児対応をやっております部分の増ということでの補正でございますので、よろしくお願いします。 ○議長(若尾靖男君) 総務部長 酒井孝志君。 ◎総務部長(酒井孝志君) 債務負担行為の関連で諸費のことでございますけれども、ここでは上限としての額を掲げさせていただいておるということでございます。今の実績につきましては、ちょっと今手元にございませんので、後ほど答えさせていただきたいと思います。 ○議長(若尾靖男君) 12番 井上あけみ君。 ◆12番(井上あけみ君) 私立の児童の増なんですけれども、 216名ほど増えるということだったんですけど、私立の定員枠って守られているんでしょうか。ちょっと不安な感じがしましたので、教えてください。 それから、1枚当たり今まで幾らだったか資料がないということだったんですけど、それでは何台をこれからリースして契約しようとしているのかをまずお聞きします。 ○議長(若尾靖男君) 健康福祉部長 伊藤正司君。 ◎健康福祉部長(伊藤正司君) 私立につきましても、当然に公費助成の対象になってまいりますので、国の基準に基づいて定員枠の中で採用していくということになっておりますので、特別たくさん受け入れているということではないというふうに認識しております。 ○議長(若尾靖男君) 総務部長 酒井孝志君。 ◎総務部長(酒井孝志君) 今回の債務負担行為分につきましては、18台を予定いたしております。 ○議長(若尾靖男君) 12番 井上あけみ君。 ◆12番(井上あけみ君) ごめんなさい、私がちょっと勘違いしているのかもしれませんけど、その 216名というのは、 216名も本当に今から増えるんですか、そうじゃないということですか。 ○議長(若尾靖男君) 健康福祉部長 伊藤正司君。 ◎健康福祉部長(伊藤正司君) 当初予算でつくりました人数が 1,459名ということで、これは昨年実績に基づきまして予算計上をやっております。実際にそれが現状では 1,675人ということでの人数の差異というふうに思っております。 ○議長(若尾靖男君) 3番 斉藤 潔君。 ◆3番(斉藤潔君) 衛生費でお尋ねしたいんですが、予防接種ですけれども、法改正に伴う65歳以上の高齢者に対するインフルエンザの予防接種ということですけれども、どの法律がどのように変わったのか、簡単に説明ができるようでしたらお願いしたいと思います。 それから、現在、多治見市の65歳以上の方の数と、それから 1,380万円の予算ですけれども、多治見市の負担が 3,000円ということで計算しますと、大体 4,600人の方が予防接種を受けられるという計算になりますけれども、どのような形で募集をされて、どういった対応をどこでされるのかお尋ねしたいと思います。 それからもう1点、教育費の小学校のCATVのインターネット整備事業費ですけれども、1億 2,600万ということで大変な金額になっておりますけれども、対象になる学校はどこなのか教えてください。以上です。 ○議長(若尾靖男君) 健康福祉部長 伊藤正司君。 ◎健康福祉部長(伊藤正司君) 高齢者の予防接種につきましては、本年の11月7日に予防接種法の改正が公布・施行となっております。予防接種の中で、従来、ジフテリア、百日咳を初めまして7種類の規定がございました。今回につきましては、高齢者のインフルエンザの部分につきましても定期接種の中につけ加えられたということでございます。ただ、つけ加えられました高齢者のインフルエンザにつきましては、これは本人の希望によりまして接種を行うということでございます。この予防接種法の中の定期接種に規定されましたことによりまして、公共団体が実施主体になるということで、事故等があれば公共団体がその責を負うということになったわけでございます。 それから、この実施につきましては、本来は公布・施行がありまして直ちに行うのが理想ではございますけれども、準備期間等ございますので、それぞれの自治体において実施時期を定めております。本市におきましては、11月12日から来年の1月にまたがりまして行っていくということにいたしております。この方法といたしましては、市から医師会にお願いをいたしまして、医師会傘下の医療機関で接種をしていただくということで医師会とも現在取り決めが済んでおるところでございますし、現在接種を行っていただいておるところでございます。 それから人数につきましては、高齢者が本年の4月現在で1万 5,689名ございまして、その中で見込みといたしまして28%を予定いたしております。国の方はおおむね30%程度ということで数字を出しておりましたけれども、本市の場合は見込みとしまして28%、その数が 4,600人ということでございます。本人負担は 1,000円ということで、実際に医療機関では 4,000円かかるということで、多治見医師会と了解をさせていただいております。この金額につきましては、近郊から比べますと低い方の金額であるということでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(若尾靖男君) 教育参与 長谷川 哲君。 ◎教育参与(長谷川哲君) 小学校のCATVのインターネット整備事業でございますが、予定としては来年度を予定しておったわけでございますが、補助金が本年度つくということで、前倒しで、滝呂小学校を除く小学校11校に設置するものでございます。以上です。 ○議長(若尾靖男君) 19番 富田正幸君。 ◆19番(富田正幸君) これから質問することは教育費なんですけれども、今、CATVの話が出ましたが、これは自分の委員会でもありますし、一般質問でも通告をいたしますので、簡単に質問だけさせていただきますが、なぜ滝呂小学校の児童だけが見捨てられたのか、これをお答えいただきたいと思います。 ○議長(若尾靖男君) 教育参与 長谷川 哲君。 ◎教育参与(長谷川哲君) 滝呂小学校を見捨てたというわけではございませんが、現在、滝呂小学校につきましては、御承知のとおり建設検討委員会等で検討しておるところでございます。それから建て替え等についてのこともございまして、一応滝呂小は見合わさせていただきました。 ○議長(若尾靖男君) 19番 富田正幸君。 ◆19番(富田正幸君) 建て替えは、当然承知しておりますけれども、来年ですか、建て替えは。何年待てば、子供たちは市内の児童と同じ環境が得られるんですか。 ○議長(若尾靖男君) 教育長 岡田幸三君。 ◎教育長(岡田幸三君) 国の補助事業の前倒しということでございますので、あらかじめ改築が予定をされている学校を補助対象として補助を受けるわけにはいきませんので、今回は見合わせたということでございます。それならば単独でどうだというような話もありますが、平成17年には完成をするということでございます。それは見捨てたということではなくて、いましばらく御辛抱をお願いしたいということでございます。 ○議長(若尾靖男君) 19番 富田正幸君。 ◆19番(富田正幸君) 教育長は17年まで待ってくれと。今、数えますと数年ですよね。教育長として、いわゆるハードやらシステム等々のITのサイクルは何年だという認識ですか。 ○議長(若尾靖男君) 教育長 岡田幸三君。 ◎教育長(岡田幸三君) 今の技術水準でいけば、3年、4年ということでございますが、ケーブルでございますので機械のようなわけにもいかないだろうということで、一たんケーブルを張れば当分使っていただくというようなことで考えております。 ○議長(若尾靖男君) 19番 富田正幸君の本件に対する質問は既に3回に及びましたが、会議規則第55条ただし書きの規定により、特に発言を許可いたします。 富田正幸君。 ◆19番(富田正幸君) 今度委員会で粘り強く闘おうと思っていますが、最後にこれに関して、教育長になられたばかりですが、私は義務教育期間の児童というのはやはり平等だと、平等にせないかんと思っておりますが、教育長としてはどういうお考えですか。 ○議長(若尾靖男君) 教育長 岡田幸三君。 ◎教育長(岡田幸三君) 当然、児童は全員が平等であるべきであるというのは理念でございますし、私もそう思っておりますが、どうしてもそういったところでのでじごじというのはある。それはいたし方のないところだというふうに感じております。 ○議長(若尾靖男君) 先ほどの議第 105号について、井上議員からの質問に対する答弁を求めます。 総務部長 酒井孝志君。 ◎総務部長(酒井孝志君) 先ほど実績の点につきまして、後ほど答えると申し上げましたですが、現在の白黒でございますと、機種によって違っておりますが、3円50銭から5円の範囲内でございます。それからカラーにつきましては29円ということでございます。よろしくお願いいたします。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第 106号 平成13年度多治見市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第 107号 平成13年度多治見市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第 108号 平成13年度多治見駅北土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第 109号 市道路線の廃止について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第 110号 市道路線の廃止について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第 111号 市道路線の廃止について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第 112号 市道路線の認定について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第 113号 市道路線の認定について、質疑はありませんか。 17番 増本喜代光君。 ◆17番(増本喜代光君) この 113号の路線ですが、私も非常に勉強不足で申しわけないので、教えてもらいながら聞きますが、現状道路がないのに、先に認定をかけるというのは、どんな法律でやれるんでしょうか。 ○議長(若尾靖男君) 建設部長 坂崎 敏君。 ◎建設部長(坂崎敏君) 市道認定でございますが、現実に道路ができてから市道認定する方法と、それから事前に市道認定して道路をつくっていくという方法と二通りございます。特に現在道路がないところを市道認定してやっていくといいますのは、実は土地所有者からその道路用地を買うときに、税法の恩典を受けるためそういう市道認定が必要であるということでございます。大きな都市計画決定をされているような道路でございますと、都市計画決定とか事業の採択をされれば、それで税法の恩典を受けられるわけでございますが、普通の市道でございますと、そういった恩典を受けるための根拠がないもんですから、市道認定を先にして用地を買収していくという方法をとるわけでございます。以上です。 ○議長(若尾靖男君) 13番 水野由之君。 ◆13番(水野由之君) 月見町の市道認定ですが、ちょっと確認の意味で教えてください。 橋を架けるということなわけですけれども、地元なりあるいは土地所有者の意向があったと。地元なり土地所有者の意向が当然あるわけですよね。陳情なり要望があったんですけど、これはいつ要望があったのか、ひとつ教えてください。それから、この架けられる橋は、自動車も通れる橋なのか、人専用の橋なのか、どちらですかということです。それから工事費は幾らぐらい予定してみえますかということをとりあえず教えてください。 ○議長(若尾靖男君) 建設部長 坂崎 敏君。 ◎建設部長(坂崎敏君) これは土地所有者からの要望ではございません。地元からの要望でございます。市道路線の廃止・認定図を見ていただくと若干わかるかなと思いますが、現在、池田7号線、山側に新しい道路ができております。その川を挟んで反対側といいますのは、地区全体の道路が非常に狭いというような状況がございまして、やはり緊急車両等、一たん火災とか病人が出たときの緊急車両が入るにつきましても非常に入りづらい状況でございます。したがいまして、こちらの道路ができた段階から、地元の方からはそちらへアクセスできる道路はつくってほしいという要望がございまして、当然これはそういった車両が入れるようにしたいということでございます。したがって、歩道だけではございません。それから工事費でございますが、一応 1,500万程度かかるんではないかというふうに思っております。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第 114号 市道路線の認定について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第 115号 市道路線の認定について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第 116号 市道路線の認定について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第 117号 市道路線の認定について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第 118号 市道路線の認定について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第 119号 市道路線の認定について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第 120号 市道路線の認定について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第 121号 市道路線の認定について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第 122号 都市基盤整備公団による都市公園施設新設工事の施行に係る同意をするについて、質疑はありませんか。 12番 井上あけみ君。 ◆12番(井上あけみ君) 参考資料をいただいているわけですけれども、それに基づいて質問をしたいんですけれども、まず都市基盤整備公団は一応小泉内閣によって5年で廃止というふうに決められております。そういう5年で廃止という公団にこの事業をお任せしていいのかというふうな不安があるんですけれども、そのことについてちょっと見解を伺いたいということと、国庫補助金というのがついておりますけれども、この事業は国の国庫補助事業としてもう既に採択されているという理解でよろしいのかということです。 それから、この問題については、県も一緒にかかわって今の計画になったと聞いているんですけれども、この都市公園の計画に対する県の役割というのは、県の支援というものはあるのかないのかということを伺います。 それともう1点、単独分というふうにこの参考資料では書いてあって、単独分は全額、全額、全額というふうに書いてありますけれども、単独分って何なのかというのがわからないんですけど、教えてください。 ○議長(若尾靖男君) 都市計画部長 荒川康利君。 ◎都市計画課長(纐纈崇治君) 4点ほど御質問をいただきましたので、お答えさせていただきます。 まず都市基盤整備公団が5年で廃止になるということで、この事業を任せてよいかということでございますが、事業につきましては、平成13年度、今年度議会の同意をいただければ公団の方に同意というようなことで、その後、公団が国の方に事業認可の申請を出すというような格好になりまして、今年度認可がいただければ、今年度から平成17年を一応今計画期間といたしておりまして、この5年間の中で公団の方でお願いができるというふうに考えているところでございます。 それから国庫補助につきましては、先ほど申し上げましたように、事業認可の申請をするということでございます。ただ、制度といたしまして、自然に親しむということでございますが、新自然型都市整備事業という事業が採択をされておりまして、それに非常にこの喜多緑地の事業がぴったりしているというようなこともございまして、事前にはそういった事業にのっかっていくかいけないかというようなことについては、都市基盤整備公団が国の方といろいろと調整をしていただいているというところでございます。 それから県の役割、支援でございますけれども、この緑地につきましては、都市計画の決定権者は県でございます。そういった都市計画の決定につきましては、県の方に多大な御尽力をいただいて決定までしていただいておるということでございますし、今後の事業を進めるに当たっても、そういった観点からの支援等をいただいていくというふうに考えております。 それから単独分が何かということでございますけれども、実際の事業を行うに当たりまして、事業の中身によりましては補助採択されないものが出てこようかというふうに考えております。現在考えておりますのが、例えば今、前の計画で全体を区画整理を行うという計画の中で井戸水の調査というのを行っておるわけでございますが、地元からの御要望もございまして、こういったものも今後続けていかなければならないというようなことで、こういったもの、あるいは埋蔵文化財がございます。そういったものの調査につきましても補助の対象にはならないというようなことでございますので、そういった補助にのっからない部分については市の単独分という格好で支出をしていくということになろうかというふうに考えてございます。以上でございます。 ○議長(若尾靖男君) 12番 井上あけみ君。 ◆12番(井上あけみ君) それでは、後の工事部分については補助があって、国と公団とと多治見市がそれぞれの負担をしていくということなんですけれども、一つわからないことは、用地ですけれども、多治見市と都市基盤整備公団との協定によれば、その用地についてはできるだけ公団の側が努力して譲渡すると。できるだけ値段を下げて譲渡していくというふうな協定になっていたと思うんですけれども、これを見ると土地代については多治見市の予算というものは全然一切計上されていないんですけど、その理由というか根拠、なぜそういうことができるのかちょっとわからないんですけれども、その部分を教えていただきたいということと、この事業は、説明の中で、池田小学校のグラウンド整備事業も公団の方にお願いしていくという説明があったわけですね。多治見市が単独でやるのと公団に委託してやるのとは、事務費等とかいろいろな部分においてかなり経費の節約になるということだったんですけど、具体的にどのくらいの予算の効率性というのが生まれてくるのかについても重ねてお伺いしたいと思います。 ○議長(若尾靖男君) 都市計画部長 荒川康利君。 ◎都市計画課長(纐纈崇治君) まず用地費の関係でございますけれども、事業の見直し以降、公団と費用分担につきましていろいろと協議を重ねてまいりまして、その中で、用地については公団の方で今用地を持っておるわけでございますので、そういったものを提供したいという、基本的にはそういう申し出がございまして、用地については最小限努力をするという、その努力がそういった形で表明をされたものというふうに考えております。 それから、グラウンドでどの程度節約になるかということでございますが、そもそもグラウンドにつきましては現状の土を切らなければならないということがございますので、その切った土を外に運び出すという費用が生じてくるわけでございますけれども、公団の事業と一緒に行うということで、グラウンドの土量については公団の事業等の中で使っていただくというようなことで、そういった外へ持ち出す費用が要らなくなる。あるいは実際に外へ持ち出そうとするところで、現状、今持ち出す場所もございませんので、そういった部分が持ち出しが可能であるというようなことでございます。具体的にどの程度になるというのは、ちょっと現状ではあれなんですが、今お願いをしておりますグラウンドの費用が3億ほどの継続でお願いをしておるわけですけれども、これが外へ持ち出すということになれば、その外へ持ち出す土の費用、それから捨てるための手数料、そういったものが余分にかかってくるということでございます。 ○議長(若尾靖男君) 12番 井上あけみ君。 ◆12番(井上あけみ君) 説明によれば、国庫補助金については、多治見市経由じゃなくて公団に直接補助金が出されるということなんですけれども、この補助金というものですけれども、国土交通省の一般会計の方から出てくるのか、財投関係の方から出てくるのか、そこを確認したいんですけど。 ○議長(若尾靖男君) 都市計画部長 荒川康利君。 ◎都市計画課長(纐纈崇治君) 公団からは、補助がどういった国の資金から受けられるというような話は聞いておりませんので、そういったところについてはまだ承知をしておりませんので、御容赦いただきたいと思います。 ○議長(若尾靖男君) 13番 水野由之君。 ◆13番(水野由之君) 細かい点をいろいろ聞きたいんですけれども、時間もありませんので、一つだけ、最後に市長の決意のほどをお伺いしたいと思います。どうして決意かというのはこれから述べますけれども、一つは、12月議会が同意のタイムリミットなのかどうかということを踏まえて、今までの説明を聞きますと、公団廃止も含めて駆け込み受理というような感じをちょっと受けるんですけれども、今後、政府が実施をしていく、公団が実施をしていく保証というのが、やはりちょっと個人的には疑問だと思うんです。そのときに、将来どうなるかわかりませんけれども、国との関係の中で、簡単に言ってしまえば、自治体、本市がその事業を任せてもらえるように努力をしてほしいというふうに思うんです。要するに、それは国のやることですからやるだろうと思いますけれども、途中でもう終わっちゃったとか、途中で山だけ削って終わっちゃったというようなことが起こり得るのではないか。5年間というようなことはありますけれども、そういうことは考えられなければないで、お聞かせください。 ○議長(若尾靖男君) 本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。 市長 西寺雅也君。 ◎市長(西寺雅也君) 今回の緑地のことにつきましては、御承知のように、地域の皆さん方のようやく合意が得られて県の都市計画審議会も通ったわけでございまして、本年度中に公団に対して同意をするということになっておりますので、まずそれをこの議会で同意をいただきたいということでございますし、国庫補助の事業でございますので、都市基盤整備公団が途中で投げ出すというようなことはあり得ないというふうに思っております。我々も実際の公園づくりの方については、地域の皆さん方にも参加していただき、いろんな方に参加していただいて計画づくりをし、それを実現する。その実現の手法として、こういう公団に施行してもらうということでございますので、私どもが主体性を放棄したということでもございませんので、この形で行っていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) これをもって質疑を終結いたします。           -------------------- △委員会付託 ○議長(若尾靖男君) ただいま議題となっております認第16号から議第 105号までと、議第 107号から議第 122号までは、お手元に配付いたしました議案付託表のとおり、所管の常任委員会へ付託いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議第 106号については、お手元に配付いたしました議案付託表(案)のとおり、下水道建設特別委員会に付託したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、議案付託表(案)のとおり、下水道建設特別委員会に付託することに決しました。 お諮りいたします。ただいま議題となっております認第3号については、12名の委員をもって構成する第1決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、認第3号については、12名の委員をもって構成する第1決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。 お諮りいたします。ただいま設置されました第1決算特別委員会委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、石田浩司君、各務幸次君、加藤信弘君、宮嶋由郎君、山口満秋君、山本勝敏君、水野由之君、中山勝子君、中道育夫君、市原博嗣君、東山順次君、二和田美枝子君、以上12名を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました12名の諸君を第1決算特別委員会委員に選任することに決しました。 お諮りいたします。ただいま議題となっております認第4号から認第15号までについては、12名の委員をもって構成する第2決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、認第4号から認第15号までについては、12名の委員をもって構成する第2決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。 お諮りいたします。ただいま設置されました第2決算特別委員会委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、斉藤 潔君、若尾円三郎君、岡田智彦君、伴野誠治君、井上あけみ君、増本喜代光君、松浦文雄君、富田正幸君、水野忠勝君、木全迪昭君、森 寿夫君、三宅 昇君、以上12名を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました12名の諸君を第2決算特別委員会委員に選任することに決しました。           -------------------- △第48 休会期間の決定 ○議長(若尾靖男君) 日程第48、休会期間の決定を議題といたします。 お諮りいたします。議事の都合により、明日から12月10日までの12日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、明日から12月10日までの12日間は休会することに決しました。           -------------------- △散会 ○議長(若尾靖男君) 以上をもって、本日の日程はすべて終了いたしました。 本日は、これをもって散会いたします。   午後5時01分散会           -------------------- 上記会議の顛末を記録し、相違なきことを証するためここに署名する。  平成13年11月28日               多治見市議会議長   若尾靖男               多治見市議会議員   宮嶋由郎               多治見市議会議員   岡田智彦...